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中世哲学の伝統を背景としたデカルトの「真理」概念の研究

基于中世纪哲学传统的笛卡尔“真理”概念研究

基本信息

批准号：
20J10937
负责人：
有賀雄大
金额：
$ 1.34万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2020
资助国家：
日本
起止时间：
2020-04-24 至 2022-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-20J10937/
关键词：
デカルト真理アンセルムス存在ハイデガー

项目摘要

令和三年度の研究成果は主に次の三点からなる。１）昨年度までの研究から、デカルトの真理論を中世との比較において捉えるさい、真理・意志・存在のという三つの概念間の関係が焦点となるという見通しを得た。それに照らして、本年度はその三者が『省察』の論証においていかに関係するかを分析した。その結果、人間が幾何学図形について何かを論証するさいにその論証が恣意的に変更不可能である、という事実が、意志の正しく使用することは強いられて同意することである、というデカルトのもう一つの主張と重ねられていること、および、その重なりが幾何学図形が無でない存在としての身分をもつという主張を導くための論拠を構成していることを明らかにした。2）アウグスティヌスの真理論に関する先行研究を整理し、真理の問題が諸著作のそれぞれで展開していく次第を確認した。それを踏まえ、真理と存在の等価性が打ち出される作品『ソリロクイア』の内在的分析を行うことで、そこに現れる「真なるものは存在するところのものである」という命題の位置づけられる論脈を明確化した。そこでは個々の存在するものが「真なるもの」であり、それらは「真理」そのものを分有することによって存在し真である、というデカルトにも通底する思想がこの命題と不可分に結びついている様を確かめることができた。3）年度後半からフランスに滞在し、ソルボンヌ大学のヴァンサン・キャロー教授の指導を受けた。これまでの研究成果についてレビューを受けたほか、真理の定義不可能性をめぐるデカルトの議論が、認識の対象でなく探究の場としての真理、という哲学史を通ずる問題の中に位置づけられる重要性を持つという示唆を得た。これにより、デカルトの真理概念を主題とした本研究の哲学史的な意義を再考するにあたって大いに有用な視点が得られた。

The research results of Linghe three years are mainly three points. 1) From yesterday's research, the theory of truth in Dekalut was compared with the middle ages, and the relationship between the three concepts of truth, will, and existence became the focus of attention. This year's annual review of the three "inspection" of the relationship between the analysis The result is that the human body has a geometric shape, and the argument is arbitrary. It is impossible to use it. It is impossible to use it. It is impossible to use it. There is no such thing as geometry, existence, identity, proposition, theory, composition, and clarity. 2) The first study of the theory of truth, the second study of truth, the third study of works The inner analysis of the work "Soft" and "True" and "Existence" are the same. The position of the proposition is clear. The existence of the word "truth" is inseparable from the existence of the word "truth." 3) In the second half of the year, the university will continue to provide guidance to students. The results of this research are discussed in detail, and the definition of truth is impossible. The object of knowledge is to explore the field of truth. The history of philosophy is to understand the importance of the problem. The concept of truth in this paper is a re-examination of the significance of philosophical history.

项目成果

期刊论文数量（7）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

「アンセルムスにおける真理と存在」

《安瑟姆的真理与存在》

DOI：
发表时间：
2020
期刊：
影响因子：
0
作者：
Atomu Nitta;Yasutaka Yamamoto;Katsunobu Kondo;Simone Severini;Daisuke Sawauchi;有賀雄大
通讯作者：
有賀雄大

デカルトにおける観念の真理と判断の真理

笛卡尔思想的真实性和判断的真实性

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
影响因子：
0
作者：
Yoshito Saito;Kazuya Yamamoto;Kazunori Ninomiya;Naoshi Kondo;有賀雄大
通讯作者：
有賀雄大

「「確実性としての真理」-ハイデガーのデカルト解釈をめぐって-」

“‘真理作为确定性’——关于海德格尔对笛卡尔的解释”

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
『フランス哲学・思想研究』
影响因子：
0
作者：
Wakana Oishi;Ikuo Kato;Osamu Nishimura;Daisuke Sano;有賀雄大
通讯作者：
有賀雄大

「アンセルムス『真理論』における言明の二つの真理」

“安塞尔姆斯真理论陈述的两个真理”

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
『論集』
影响因子：
0
作者：
Atomu Nitta;Yasutaka Yamamoto;Katsunobu Kondo;Simone Severini;Tatsumi Masuyama;Daisuke Sawauchi;有賀雄大
通讯作者：
有賀雄大

「確実性としての真理」-ハイデガーのデカルト解釈をめぐって-

“真理作为确定性”——关于海德格尔对笛卡尔的解释——

DOI：
发表时间：
2021
期刊：
フランス哲学・思想研究
影响因子：
0
作者：
Wakafuji Kodai;Iwasa Satsuki;Ouchida Kina N.;Cho Hyemin;Dohi Hirotsugu;Yamamoto Eiji;Kamachi Takashi;Tokunaga Makoto;モルナール・レヴェンテ;有賀雄大
通讯作者：
有賀雄大