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中国―南太平洋島嶼国関係の変化と「オセアニアン・チャイニーズ」像の表出

中国―南太平洋島嶼国関係の変化と「オセアニアン・チャイニーズ」像の表出
中国与南太平洋岛国关系的变化与“海洋中国人”形象的出现
批准号:
19K01216
负责人:
河合 洋尚
金额:
$1.83万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本科研は、中国からオセアニア島嶼部へ移住した移民について、とりわけ20世紀までに移住した旧移民と、21世紀以降に移住した新移民の実体を把握し、両者の融和と葛藤、とりわけ旧移民側に「オセアニアン・チャイニーズ」意識が表出していく諸相について明らかにすることを目的としている。これまで本科研ではタヒチ、ニューカレドニア、バヌアツを対象とする調査研究を進めつつ、ベトナムの事例などと対比させてきた。当該年度は、それまでのデータを整理して小冊子の刊行の準備を進めた他、可能な範囲内でデータ収集することにより、ハワイ、フィジー、サモアの事例も加味してその研究の幅を広げた。それにより明らかになってきたのは、同じオセアニア島嶼部といっても、旧移民と新移民をめぐる関係にはかなりの多様が認められるということである。たとえば、旧移民がほとんど存在してこなかったニューカレドニアと、旧移民が小さな島嶼部にまでネットワークを張ってきたタヒチ、バヌアツ、フィジーとでは、当然のことながら違いが大きい。また、フランス語圏にありオセアニア島嶼部最大の華人人口を抱えるタヒチの旧移民はフランス本土や中国本土などとの関係によって「ポリネシアの中国人」としての意識を強化した一方で、英語圏でメラネシアに位置するバヌアツやフィジーの旧移民はオーストラリアやニュージーランドへの移住者が増えておりむしろ同じオセアニア華人としてのアイデンティティを強めている。オセアニアン・チャイニーズ意識と一言で表しても、その経緯や形態には差があり、オセアニア華人の多様性をより適切に捉えていくべきであることを知れたのは、当該年度の大きな収穫であったといえる。
英文摘要
本科研は、中国からオセアニア島嶼部へ移住した移民について、とりわけ20世紀までに移住した旧移民と、21世紀以降に移住した新移民の実体を把握し、両者の融和と葛藤、とりわけ旧移民側に「オセアニアン・チャイニーズ」意識が表出していく諸相について明らかにすることを目的としている。これまで本科研ではタヒチ、ニューカレドニア、バヌアツを対象とする調査研究を進めつつ、ベトナムの事例などと対比させてきた。当該年度は、それまでのデータを整理して小冊子の刊行の準備を進めた他、可能な範囲内でデータ収集することにより、ハワイ、フィジー、サモアの事例も加味してその研究の幅を広げた。それにより明らかになってきたのは、同じオセアニア島嶼部といっても、旧移民と新移民をめぐる関係にはかなりの多様が認められるということである。たとえば、旧移民がほとんど存在してこなかったニューカレドニアと、旧移民が小さな島嶼部にまでネットワークを張ってきたタヒチ、バヌアツ、フィジーとでは、当然のことながら違いが大きい。また、フランス語圏にありオセアニア島嶼部最大の華人人口を抱えるタヒチの旧移民はフランス本土や中国本土などとの関係によって「ポリネシアの中国人」としての意識を強化した一方で、英語圏でメラネシアに位置するバヌアツやフィジーの旧移民はオーストラリアやニュージーランドへの移住者が増えておりむしろ同じオセアニア華人としてのアイデンティティを強めている。オセアニアン・チャイニーズ意識と一言で表しても、その経緯や形態には差があり、オセアニア華人の多様性をより適切に捉えていくべきであることを知れたのは、当該年度の大きな収穫であったといえる。
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