絶滅危惧種オランウータンの野生復帰事業改善を目的とした法医学的研究

旨在改进濒危猩猩放归项目的法医研究

• 批准号: 19K06100
• 负责人: 久世 濃子
• 金额: $ 2.83万
• 依托单位: National Museum of Nature and Science, Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 2019
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2019-04-01 至 2024-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-19K06100/
• 关键词: 野生生物保全; 大型類人猿; 霊長類; 熱帯雨林; 自然人類学; 法医学; 動物行動学; 受傷

本研究では、絶滅危惧種の霊長類オランウータン（Pongo属）を対象として、主に法医学（形態学）及び動物行動学の手法を用いて、野生個体の受傷痕（ケガの痕跡）を分析することで、野生下での生存リスクを明らかにし、本種の野生復帰事業を改善することを目指している。具体的には、（１）法医学的手法を用いて、博物館等に収蔵されている骨格標本を対象に、骨折の治癒痕等を調べ、その原因を推定するとともに、性別や年齢による違いがあるかどうか調べる。（２）野生下で生体の受傷（顔や体の傷跡）の形態や部位を調べ、その特徴を明らかにする。2022年4月から、外国人研究者もマレーシアに入国できるようになった為、2年ぶりに分担者がマレーシアに渡航し、現地調査を行うことができた。代表者は、2022年度中にマレーシアに渡航することはできなかったが、過去に収集した写真や動画の分析を行うとともに、謝金を使って、2019年以前に収集した行動観察データの入力作業を行った。分担者の蔦谷は、計2回、マレーシアに渡航し、前回、DNAを抽出できなかった骨格標本からDNA分析用のサンプルを、現地共同研究者のVijay Kumar博士（マレーシア・サバ大学）に渡し、分析を依頼した。Kumar博士が2022年度中に実験を行ったが、前回同様、DNAの抽出量がわずかだった為、性別判定を行うことができなかった。骨格標本の状態から、さらに大量のサンプルを採取しても十分なDNA試料を得られる見込みは低いと判断し、今後、形態学的な研究で当該骨格標本を使用できる可能性を残す為、DNA分析は断念することになった。

This study aims to investigate the development of endangered species, the application of forensic (morphological) and ethological techniques, the analysis of scars on wild individuals, and the improvement of the survival of wild species. Specific aspects: (1) Forensic techniques, museums, etc., such as bone marrow, bone marrow, bone fracture, healing marks, etc., are estimated, gender, age, violation, etc. (2) The shape and position of the injured organism in the wild are adjusted and the characteristics of the injured organism are clearly defined. From April 2022 onwards, foreign researcher will enter the country and will work there. For two years, the contributor will sail and conduct on-site investigations. For example, in 2022, the company will collect photos and animation, and in 2019, collect photos and animation. Co-investigator Dr. Vijay Kumar (University of Science and Technology) Dr. Kumar, in 2022, the number of DNA samples extracted was determined. The state of the bone marrow is different from that of the human body.

项目成果

自然死の可能性が高い、野生オランウータンの遺体発見2例の報告

报告发现两例野生猩猩尸体，可能是自然原因

• 发表时间: 2019
• 作者: 久世濃子;河野礼子;田島知之;金森朝子;坂上和弘
• 通讯作者: 坂上和弘

Carbon and nitrogen stable isotopic offsets between diet and hair/feces in captive orangutans.

圈养猩猩的饮食和毛发/粪便之间的碳和氮稳定同位素抵消。

• DOI: 10.1007/s10329-021-00940-8
• 发表时间: 2021
• 期刊: Primates
• 影响因子: 1.7
• 作者: Tsutaya T;Ogawa NO;Nomura T;Shimizu M;Ohkouchi N;Kuze N
• 通讯作者: Kuze N

野生ボルネオ・オランウータン（Pongo pygmaeus morio）の雌の妊娠と一斉結実との関係－15年間の記録－

野生婆罗洲猩猩 (Pongo pygmaeus morio) 雌性怀孕与同时结果的关系 - 15 年记录 -

• 发表时间: 2020
• 作者: Aini;Siti N.;Hideyuki Yamashiro.;久世濃子，金森朝子，山崎彩夏，蔦谷匠，田島知之，Renata Mendonca，Henry Bernard，Peter T. Malim，木下こづえ
• 通讯作者: 久世濃子，金森朝子，山崎彩夏，蔦谷匠，田島知之，Renata Mendonca，Henry Bernard，Peter T. Malim，木下こづえ

NPO法人日本オランウータン・リサーチセンター

NPO日本猩猩研究中心

安定同位体分析による野生オランウータンの食性推定

使用稳定同位素分析估计野生猩猩的饮食

• 发表时间: 2020
• 作者: Aini;Siti N.;Hideyuki Yamashiro.;久世濃子，金森朝子，山崎彩夏，蔦谷匠，田島知之，Renata Mendonca，Henry Bernard，Peter T. Malim，木下こづえ;水口雅貴・石橋広志・高山弘太郎・山城秀之・竹内一郎;蔦谷匠，Anna Wong，Peter T. Malim，Henry Bernard，小川奈々子，大河内直彦，田島知之，金森朝子，久世濃子
• 通讯作者: 蔦谷匠，Anna Wong，Peter T. Malim，Henry Bernard，小川奈々子，大河内直彦，田島知之，金森朝子，久世濃子