高校生の日本語読解方略使用と英語読解方略使用における関係性の比較
高校生の日本語読解方略使用と英語読解方略使用における関係性の比較
批准号:
19903014
负责人:
松本 広幸
金额:
$0.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 --
中文摘要
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英文摘要
習熟度が低い第2言語(L2)学習者の読解プロセスは、習熟度が高い第1言語(L1)使用者の読解プロセスとは異なり相互作用的でないと報告されている。しかし、L1およびL2にかかわらず、一般的な読み手の読解プロセスでどのように読解方略使用が関係しているのかは十分に研究されていない。本研究では、日本の高校生を対象に習熟度が低い英語と習熟度が高い日本語の読解方略使用に関する質問紙調査を実施して、読解方略使用の関係性について比較した。習熟度の違いにより読解方略使用の関係性に差があるのかという観点から、習熟度の低いL2学習者の読解プロセスが先行研究どおり相互作用的ではないのかどうかについて考察した。2006年および2007年に北海道の公立高校に調査依頼を行い、英語および日本語の読解方略使用に関する質問紙調査を実施した。本研究ではL1でプロトコル分析を行った研究から代表的な読解方略を選び、構成概念妥当性を検討した35項目の質問紙を用いた。分析方法として、日本語の読解方略使用について探索的因子分析を行い、抽出因子を潜在変数とする多重指標モデルを構築して、このモデル中に英語の読解方略使用についてのデータを組み入れた。標準化係数、重相関係数平方、および適合度指標を通して、読解方略使用の関係性を比較した。習熟度が低い英語の読解方略使用の関係性は、習熟度が高い日本語の読解方略使用の関係性と同じく相互作用的という結論を得た。標準化係数と重相関係数平方による関係性の説明力の比較ではほとんど差が見られず、適合度指標においても差は僅かであった。結論として、概念的な相互作用モデルは習熟度が低いL2での読解プロセスにも適用可能である。この結論は読解プロセスが相互作用的であるかは本質的に読み手の意識の問題であることを示唆するが、先行研究との違いがあるので再調査によって結論の妥当性を確認する必要がある。
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