ミトコンドリアDNAから見たサシバ個体群の遺伝的構造と渡りの経路の関係について
ミトコンドリアDNAから見たサシバ個体群の遺伝的構造と渡りの経路の関係について
批准号:
24924008
负责人:
長井 和哉
金额:
$0.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2012
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2012 至 --
关键词:
中文摘要
サシバ(Butastur indicus)は繁殖するために日本へ飛来する夏鳥で,東南アジアで越冬する中型の猛禽類である.近年の環境変異に伴い生息数が著しく減少しているため,環境省鳥類レッドリストにより絶滅危惧II類(VU)に定められた.このことから,本種がどの様な遺伝的構造で生存しているのかという個体群間の遺伝的な関係についての調査・推定と,遺伝的多様性が低下している可能性があるため,遺伝的に均一になりつつあるのかといった遺伝的多様性について解析する必要性がある.本研究では,ミトコンドリアDNAの制御領域(Control Region)の塩基配列を元に,その塩基置換率を指標としてサシバ個体群の遺伝的構造と遺伝的多様性の解析を行うことを目的とし,日本各地に飛来し繁殖を行うサシバの羽毛からDNAを抽出し,PCR法によりミトコンドリアDNAのコントロール領域を増幅させ,ダイレクトシーケンス法により塩基配列の決定を行った.また,1個体において,本種のミトコンドリアDNAの全塩基配列を決定することが出来た.本種64個体で437塩基を決定したところ,20のハプロタイプが検出されたことから,本種の遺伝的多様性は現時点ではそれほど低下してはいないことが分かった.繁殖北限分布の岩手からは12個体から6のハプロタイプが検出され,北限分布でも十分に遺伝的多様性が保たれていることが分かった.また,全国的に検出されるハプロタイプと西日本でのみ検出されるハプロタイプがあり,これらのハプロタイプを系統解析,ネットワーク解析したところ,2つのグループに分かれる傾向にあることが分かった.西日本で特に日本海側で検出されることから,サシバの渡りのルートの差異に起因する可能性が仄めかされた.これを検証するため,今後さらにサンプル数を増やして解析することが必要であると考えられる.
英文摘要
サシバ(Butastur indicus)は繁殖するために日本へ飛来する夏鳥で,東南アジアで越冬する中型の猛禽類である.近年の環境変異に伴い生息数が著しく減少しているため,環境省鳥類レッドリストにより絶滅危惧II類(VU)に定められた.このことから,本種がどの様な遺伝的構造で生存しているのかという個体群間の遺伝的な関係についての調査・推定と,遺伝的多様性が低下している可能性があるため,遺伝的に均一になりつつあるのかといった遺伝的多様性について解析する必要性がある.本研究では,ミトコンドリアDNAの制御領域(Control Region)の塩基配列を元に,その塩基置換率を指標としてサシバ個体群の遺伝的構造と遺伝的多様性の解析を行うことを目的とし,日本各地に飛来し繁殖を行うサシバの羽毛からDNAを抽出し,PCR法によりミトコンドリアDNAのコントロール領域を増幅させ,ダイレクトシーケンス法により塩基配列の決定を行った.また,1個体において,本種のミトコンドリアDNAの全塩基配列を決定することが出来た.本種64個体で437塩基を決定したところ,20のハプロタイプが検出されたことから,本種の遺伝的多様性は現時点ではそれほど低下してはいないことが分かった.繁殖北限分布の岩手からは12個体から6のハプロタイプが検出され,北限分布でも十分に遺伝的多様性が保たれていることが分かった.また,全国的に検出されるハプロタイプと西日本でのみ検出されるハプロタイプがあり,これらのハプロタイプを系統解析,ネットワーク解析したところ,2つのグループに分かれる傾向にあることが分かった.西日本で特に日本海側で検出されることから,サシバの渡りのルートの差異に起因する可能性が仄めかされた.これを検証するため,今後さらにサンプル数を増やして解析することが必要であると考えられる.
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
ミトコンドリアDNAを用いたサシバの遺伝的多様性と遺伝的構造の解析
使用线粒体 DNA 分析牺牲物种的遗传多样性和遗传结构。
DOI:
--
发表时间:
2012
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Ohno, G., Ono, K., Togo, M., Watanabe, Y., Ono, S., Hagiwara, M., Kuroyanagi, H., 渡邉要平, 井上陽子, 千崎康司, 熊倉康郎, 長井和哉]
通讯作者:
長井和哉
DNAマーカーによるトノサマガエルとダルマガエルの非侵害的種判別法の開発
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批准号:26924009
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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资助金额:$0.38万
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财政年份:2014
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负责人:長井 和哉
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依托单位:
爬虫類における高温・低温感受遺伝子の探索と発現解析
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批准号:20918013
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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资助金额:$0.23万
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财政年份:2008
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负责人:長井 和哉
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依托单位:
爬虫類温度センサー遺伝子の分子進化学的解析
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批准号:19916009
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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资助金额:$0.49万
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财政年份:2007
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负责人:長井 和哉
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依托单位:
海外基金