遠藤周作における「同伴者イエス」の現代性
遠藤周作における「同伴者イエス」の現代性
批准号:
26902008
负责人:
池田 静香
金额:
$0.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
遠藤周作がアウシュヴィッツ収容所における「救い」に取り組んだ『死海のほとり』(新潮社 1967年)で打ち出し、その後、支倉常長をモデルとした歴史小説『侍』(新潮社 1980年)で確立させた「同伴者イエス」像について、その「救い」のあり方を具体化していくための基礎調査を行った。まず、遠藤自身が「同伴者イエス」像の「救い」について言及している記述を収集するために、福岡県内の図書館、国立国会図書館等を利用し、遠藤著作や雑誌(「福音と世界」「たね」「兄弟」「世紀」「カトリック生活」「あけぼの」「聖母の騎士」)の調査を行い、特に、遠藤が自身の信仰解釈を述べつつ、同時代の社会状況に照らし合わせた上で「同伴者イエス」像の意義について語っている文献の収集と整理に努めた。併せて、戦後作家として20世紀に有効な宗教のあり方を模索していた遠藤が、「同伴者イエス」像の「現代における有効性」を、同時代の信仰者や文学者の聖書解釈を鏡としながらどのように構築していったのかを明らかにするために、遠藤が参考としていたであろう書籍の収集と整理を行い、今後、考察を深めるための土台作りを行った。また、遠藤が「同伴者イエス」像を歴史小説のなかで確立するとともに歴史を現代に甦らせることの重要性を語った東北キリシタンの地を、遠藤の足跡に沿って辿る実地調査を行い、「母なる神」の母胎となった長崎を中心とする北部九州に対する作家の眼差しとの相違を探った。
英文摘要
遠藤周作がアウシュヴィッツ収容所における「救い」に取り組んだ『死海のほとり』(新潮社 1967年)で打ち出し、その後、支倉常長をモデルとした歴史小説『侍』(新潮社 1980年)で確立させた「同伴者イエス」像について、その「救い」のあり方を具体化していくための基礎調査を行った。まず、遠藤自身が「同伴者イエス」像の「救い」について言及している記述を収集するために、福岡県内の図書館、国立国会図書館等を利用し、遠藤著作や雑誌(「福音と世界」「たね」「兄弟」「世紀」「カトリック生活」「あけぼの」「聖母の騎士」)の調査を行い、特に、遠藤が自身の信仰解釈を述べつつ、同時代の社会状況に照らし合わせた上で「同伴者イエス」像の意義について語っている文献の収集と整理に努めた。併せて、戦後作家として20世紀に有効な宗教のあり方を模索していた遠藤が、「同伴者イエス」像の「現代における有効性」を、同時代の信仰者や文学者の聖書解釈を鏡としながらどのように構築していったのかを明らかにするために、遠藤が参考としていたであろう書籍の収集と整理を行い、今後、考察を深めるための土台作りを行った。また、遠藤が「同伴者イエス」像を歴史小説のなかで確立するとともに歴史を現代に甦らせることの重要性を語った東北キリシタンの地を、遠藤の足跡に沿って辿る実地調査を行い、「母なる神」の母胎となった長崎を中心とする北部九州に対する作家の眼差しとの相違を探った。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
遠藤周作における「アウシュヴィッツ」表象
-
批准号:25902009
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
-
资助金额:$0.32万
-
财政年份:2013
-
负责人:池田 静香
-
依托单位:
「戦中派」の戦後
-
批准号:24902007
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
-
资助金额:$0.38万
-
财政年份:2012
-
负责人:池田 静香
-
依托单位:
遠藤周作における戦後意識形成過程を探る基礎的研究
-
批准号:22902011
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
-
资助金额:$0.32万
-
财政年份:2010
-
负责人:池田 静香
-
依托单位:
遠藤周作『作家の日記』『滞仏日記』の注釈及び本文の校訂
-
批准号:21902012
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
-
资助金额:$0.37万
-
财政年份:2009
-
负责人:池田 静香
-
依托单位:
海外基金