ウィスターラット冠状動脈(弾性線維)の高血圧および加齢における影響の観察
ウィスターラット冠状動脈(弾性線維)の高血圧および加齢における影響の観察
批准号:
26930021
负责人:
楢﨑 正博
金额:
$0.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究は、虚血性心疾患(心筋梗塞・狭心症)が起こる冠状動脈の弾性線維に注目し、高血圧および加齢による影響の変化を微小血管レベルまで観察・解析をおこなった。透過電子顕微鏡(TEM)による二次元的方法と、血管鋳型作製法を応用しギ酸消化処理法を用いた走査型電子顕微鏡(SEM)による三次元的方法の二種類で検討をおこなった。ウィスターラットCrlj : WI(以下通常ラット)と自然発症高血圧ウィスターラットSHR/NCrlj(以下SHRラット)を1, 3, 5, 7, 9週齢ごとに試料作製し、経時変化および形態変化の観察をおこなった。上行大動脈から冠状動脈の末梢へ観察をおこなうと、弾性型動脈→筋性型動脈→小動脈→細動脈への弾性線維の移行を確認することができた。弾性線維は末梢に進むにつれて層(弾性板・弾性線維)数が減っていくことや、血流方向に対して順方向の網目状に走っている。この網目状の形状は、弾性型・筋性型動脈レベルでは、無数の小さな円形の有窓孔がある板状(弾性板)の網目構造だが、小・細動脈レベルの末梢へ進むにつれて有窓孔が次第に大きな楕円形となり、最終的には有窓孔の割合が増大することにより、弾性板は一本一本の線維に形態変化し、血流長軸方向に一致した成分が優勢な網目状構造となっていた。これらの形態変化移行は、冠状動脈の分岐部だけでなく非分岐部でも変化が確認され、血管内腔直径の大きさや枝分岐数との関係があることが確認された。また、週齢別で比較すると、筋性型動脈の弾性板形成が1・3週齢までは未熟であったが、5週齢以降から発達していく構造となっていた。これらは通常ラットとSHRラットで同様の結果であった。SHRラットにおいては、高血圧を発症した7週齢以降、細動脈にかけて弾性線維の断裂が多いことが確認された。これらの弾性線維は血管長軸に対して垂直線維が多く断裂しており、そのことにより線維が縮まることで、有窓孔が通常ラットに比べると小さい傾向であることがわかった。その他に、小動脈から細動脈にかけて弾性線維の網目状線維の乱れや波打つような構造が多い傾向であることも示唆された。
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