麻酔による眠りと覚醒が心拍変動の非周期的ゆらぎに及ぼす影響の非線型的解析

麻醉诱导睡眠和觉醒对心率变异性非周期性波动影响的非线性分析

基本信息

批准号：
12770829
负责人：
林和子
金额：
$ 0.32万
依托单位：
Kyoto Prefectural University of Medicine
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
2000
资助国家：
日本
起止时间：
2000 至 2001
项目状态：
已结题

项目摘要

本研究では、麻酔深度、眠りが心拍変動の非周期的、ゆらぎ成分にどのような影響をあたえるかを、心拍変動の非線形解析法により研究し、併せて脳波との関係を検討するものである。心拍変動は、麻酔深度を変えた各解析時点で心電図から信号を連続15分間、取り込み、Lorenzs plotsを用いた非線形的解析法と、従来のパワースペクトラムによる周波数解析法により解析を行った。Lorenzs plotsの散らばりは、長軸方向の変動(SD2)と短軸方向の変動(SD1)を解析した。麻酔深度を増すに従い、SD2、および副交感神経に由来すると言われるSD1は共に減少した。しかし、SD2の比べてSD1の低下は小さく、SD1/SD2は増大した。この時、同時に検討したパワースペクトラム分析では、LF/HFが低下した。硫酸アトロピンを投与するとSD1は低下、LF/HF増加し、これらの深麻酔下では、見られる心拍変動の特性が副交感神経由来であり、交感神経系がより著名に抑制されることが示唆された。Lorenz plotsの散らばり分布の形状は、麻酔深度が深まるにつれて、commet-shape状の分布から、cloud shape, ring shape等の形状へ変化する傾向を示した。また、プロポフォールによる麻酔下ではセボフルランに比べて、より心拍変動のゆらぎが大きい傾向が見られた。脳波解析では、セボフルラン、プロポフォールのいずれにおいても、麻酔により脳波は徐波同期化の傾向を示し、BIS値、β-ratioの低下として反映された。麻酔が、心拍変動の非周期的、ゆらぎ成分にどのような影響をあたえるかを、心拍変動の非線形解析法(自己相関関数、最大Lyapunov指数)により検討した結果、非線形性の増加を指示するデータは得られず、プロポフォールによる静脈麻酔薬、およびセボフルランによる吸入麻酔薬での麻酔が、麻酔薬により中枢神経系からの制御が変化した結果、それが自然な眠りに見られるように、心拍変動の非線形的側面をより顕在化する可能性は見出せなかった。

在这项研究中，我们通过非线性对心率变异性的非线性分析研究了麻醉深度和睡眠对心率变异性的多个心率变异性的影响，并检查与脑电波的关系。使用非线性分析方法使用Lorenzs图在每个分析点进行了更改的深度，并连续15分钟从心电图中取出信号，并使用非线性分析方法使用Lorenzs lorenzs lotots和常规频率分析使用使用功率谱的传统频率分析，从而对心率变异性进行了分析。分析了洛伦兹图的散射，以分析长轴变化（SD2）和短轴变化（SD1）。随着麻醉深度的增加，SD2和SD1均被认为源自副交感神经系统的SD2和SD1降低。但是，SD1降低小于SD2，而SD1/SD2增加。目前，同时检查的功率谱分析表明LF/HF降低。施用阿托品硫酸盐可减少SD1并增加LF/HF，这表明在深度麻醉下，心率变异性的特征是副交感神经，这表明交感神经系统受到更大的抑制。随着麻醉深度加深，洛伦兹图的散射分布的形状往往会从类似commet形状的分布变为云形状，环形形状等。此外，在与丙泊酚的麻醉下，与七氟醚相比，心率变异性的波动趋势。在脑电图分析中，在七氟醚和丙泊酚中，脑电图显示出由于麻醉而慢速同步的趋势，并反映为BIS和β-比例的减少。 We investigated how anesthesia affects the aperiodic and fluctuation components of heart rate variability using a nonlinear analysis of heart rate variability (autocorrelation function, maximum Lyapunov index), and found no data was obtained to indicate an increase in nonlinearity, and as a result of the anesthetic altering the control from the central nervous system due to anesthetics, it was not possible to further manifest the nonlinear aspects of heart rate可变性，如自然睡眠中所见。