相づちによる発話権の交替についての研究-中・日両言語の対照から学習者言語へ-
相づちによる発話権の交替についての研究-中・日両言語の対照から学習者言語へ-
批准号:
18652050
负责人:
楊 晶
金额:
$1.86万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2008
中文摘要
様々な会話場面における相づちによる発話権交替(発話権の取得・放棄・維持)の実態を明らかにするため、昨年度に収集した会話資料に加え、今年度に収録した中国語母語話者による雑談(対面)、ラジオの相談番組及びテレビのインタビュー番組(対面)のデータに加えて分析した。相づちが使用されている前後に発話権交替が行われているか否かという視点から中国語と日本語の相づちについて分析した結果、次のことが明らかとなった:(1)中国語母語話者によるテレビインタビュー番組や友人同士の討論場面では、発話権交替に関わる相づちが少なく、特に発話権の維持及び取得に使用される相づちが余りなかった。(2)中国語母語話者の友人同士による雑談やラジオ放送の相談番組では、発話権放棄に用いられる相づちの例が少なくない。また、相づちによる発話権の取得及び維持の例も複数観察された。(3)日本語母語話者の友人同士による会話においては、(1)の状況に類似しており、発話権の放棄以外に用いられる相づちがかなり少なくなっている。(これらの研究結果は、「発話権の交替に用いられる相づちについての中日対照研究」という題目で『言語文化と日本語教育』第38号に投稿する予定。)一方、両言語の学習者(いずれも中上級レベル)の会話(収集した会話資料の一部)について分析した結果、中国人日本語学習者の会話においては、相づちによる発話権の放棄・取得の例がかなり多く見られるが、発話権の維持に用いられる相づちが少なかった。それに対して、日本人中国語学習者の会話では、相づち使用が全体的に少なく、発話権の維持・取得に用いられる相づちがほとんど観察されなかった。よって、上記分析結果より、両言語の学習者は相づちによる発話権交替において母語から影響を受けるという当初の仮説は立証できなかった。
英文摘要
様々な会話場面における相づちによる発話権交替(発話権の取得・放棄・維持)の実態を明らかにするため、昨年度に収集した会話資料に加え、今年度に収録した中国語母語話者による雑談(対面)、ラジオの相談番組及びテレビのインタビュー番組(対面)のデータに加えて分析した。相づちが使用されている前後に発話権交替が行われているか否かという視点から中国語と日本語の相づちについて分析した結果、次のことが明らかとなった:(1)中国語母語話者によるテレビインタビュー番組や友人同士の討論場面では、発話権交替に関わる相づちが少なく、特に発話権の維持及び取得に使用される相づちが余りなかった。(2)中国語母語話者の友人同士による雑談やラジオ放送の相談番組では、発話権放棄に用いられる相づちの例が少なくない。また、相づちによる発話権の取得及び維持の例も複数観察された。(3)日本語母語話者の友人同士による会話においては、(1)の状況に類似しており、発話権の放棄以外に用いられる相づちがかなり少なくなっている。(これらの研究結果は、「発話権の交替に用いられる相づちについての中日対照研究」という題目で『言語文化と日本語教育』第38号に投稿する予定。)一方、両言語の学習者(いずれも中上級レベル)の会話(収集した会話資料の一部)について分析した結果、中国人日本語学習者の会話においては、相づちによる発話権の放棄・取得の例がかなり多く見られるが、発話権の維持に用いられる相づちが少なかった。それに対して、日本人中国語学習者の会話では、相づち使用が全体的に少なく、発話権の維持・取得に用いられる相づちがほとんど観察されなかった。よって、上記分析結果より、両言語の学習者は相づちによる発話権交替において母語から影響を受けるという当初の仮説は立証できなかった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
相づちのタイミングにおける中日の比較-異なる会話場面での相づちの先行発話に対する分析を通してー
中日相土时机比较 - 通过分析不同对话情境中相土的先前话语 -
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
人間文化論叢(お茶の水女子大学 大学院人間文化研究科) 第9巻
影响因子:
--
作者:
[玉岡賀津雄, 林〓情, 池映任, 柴崎秀子, 柴崎秀子, 玉岡賀津雄, 楊 晶, 柴崎秀子, 柴崎秀子, 楊 晶]
通讯作者:
楊 晶
中国語会話における相づちの使用場所について-運用と意識の両面からの考察-
中文对话中如何使用“aizuchi” - 从操作和意识角度考虑 -
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
成蹊大学一般研究報告 40
影响因子:
--
作者:
[玉岡賀津雄, 林〓情, 池映任, 柴崎秀子, 柴崎秀子, 玉岡賀津雄, 楊 晶]
通讯作者:
楊 晶
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