ステロイド性抗炎症薬による肥満細胞の脱顆粒抑制機序解明のための新しいアプローチ
ステロイド性抗炎症薬による肥満細胞の脱顆粒抑制機序解明のための新しいアプローチ
批准号:
05807052
负责人:
無江 季次
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
ステロイド性抗炎症薬の薬理作用は蛋白質合成を介して発現されるという従来の仮説に対し、サイトカインの産生抑制作用は蛋白質合成を介さない転写阻害作用に基づくことが明らかにされた。本研究では、ステロイド性抗炎症薬の肥満細胞脱顆粒抑制作用が転写阻害作用による蛋白質合成阻害によって発現されている可能性について検討した。1.ステロイド性抗炎症薬の脱顆粒抑制作用:ラット好塩基性白血病細胞RBL-2H3を抗原、ionomycinあるいはthapsigarginで刺激したときに生じるヒスタミン放出反応は、ステロイド性抗炎症薬dexamethasoneにより抑制されたが、その作用発現には6時間以上前処理することが必要であった。またこのとき、dexamethasoneは各刺激で誘発される持続的な細胞内カルシウムの上昇を抑制した。2.蛋白質合成阻害剤の肥満細胞脱顆粒抑制作用:蛋白質合成阻害剤cycloheximide(CHI)を各刺激剤と同時にRBL-2H3細胞の培養系に添加した場合にはヒスタミン放出反応は全く抑制されなかったが、CHI存在下で2時間以上培養した後に刺激した場合には、いずれの刺激剤によるヒスタミン放出も用量依存的に抑制された。一方、CHIを培養系から除去することにより蛋白質合成を再開させると、CHIの抑制効果は4時間で完全に消失した。CHIは、dexamethasoneと同様に、各刺激による持続的な細胞内カルシウム濃度の増加を抑制した。3.考察と結論:Dexamethasone及びCHIはいずれも数時間のlag timeの後に各刺激剤によるヒスタミン放出、及び持続的なCa^<2+>濃度の上昇を抑制したことからdexamethasoneもその転写阻害作用に基づく蛋白質合成抑制作用によってヒスタミン放出反応を抑制している可能性が示唆された。この結果はまた短半減期の機能蛋白質が脱顆粒反応,特に細胞外からのCa^<2+>流入に関与していることを示唆するが、その分子機作についてはさらに検討が必要である。
英文摘要
ステロイド性抗炎症薬の薬理作用は蛋白質合成を介して発現されるという従来の仮説に対し、サイトカインの産生抑制作用は蛋白質合成を介さない転写阻害作用に基づくことが明らかにされた。本研究では、ステロイド性抗炎症薬の肥満細胞脱顆粒抑制作用が転写阻害作用による蛋白質合成阻害によって発現されている可能性について検討した。1.ステロイド性抗炎症薬の脱顆粒抑制作用:ラット好塩基性白血病細胞RBL-2H3を抗原、ionomycinあるいはthapsigarginで刺激したときに生じるヒスタミン放出反応は、ステロイド性抗炎症薬dexamethasoneにより抑制されたが、その作用発現には6時間以上前処理することが必要であった。またこのとき、dexamethasoneは各刺激で誘発される持続的な細胞内カルシウムの上昇を抑制した。2.蛋白質合成阻害剤の肥満細胞脱顆粒抑制作用:蛋白質合成阻害剤cycloheximide(CHI)を各刺激剤と同時にRBL-2H3細胞の培養系に添加した場合にはヒスタミン放出反応は全く抑制されなかったが、CHI存在下で2時間以上培養した後に刺激した場合には、いずれの刺激剤によるヒスタミン放出も用量依存的に抑制された。一方、CHIを培養系から除去することにより蛋白質合成を再開させると、CHIの抑制効果は4時間で完全に消失した。CHIは、dexamethasoneと同様に、各刺激による持続的な細胞内カルシウム濃度の増加を抑制した。3.考察と結論:Dexamethasone及びCHIはいずれも数時間のlag timeの後に各刺激剤によるヒスタミン放出、及び持続的なCa^<2+>濃度の上昇を抑制したことからdexamethasoneもその転写阻害作用に基づく蛋白質合成抑制作用によってヒスタミン放出反応を抑制している可能性が示唆された。この結果はまた短半減期の機能蛋白質が脱顆粒反応,特に細胞外からのCa^<2+>流入に関与していることを示唆するが、その分子機作についてはさらに検討が必要である。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
平澤 典保: "慢性期炎症滲出液中に存在するヒスタミン産生増大因子-IIの解析" 炎症. 13. 41-46 (1993)
Noriyasu Hirasawa:“慢性炎症渗出物中组胺产生增加因子 II 的分析”炎症。 13. 41-46 (1993)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Hirasawa,N.,: "Inhibition of histamine release from RBL-2H3 cells by protein synthesis inhibitors" Int.Arch.Allergy Immunol.(in press). (1994)
Hirasawa,N.,:“蛋白质合成抑制剂抑制 RBL-2H3 细胞释放组胺”Int.Arch.AllergyImmunol.(出版中)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
好酸球増多症におけるグルココルチコイドの作用点およびその機序の解析
-
批准号:08670675
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.41万
-
财政年份:1996
-
负责人:無江 季次
-
依托单位:
バイオテクノロジーを利用した好酸球顆粒蛋白質の大量調整と好酸球機能及び分化の解析
-
批准号:07807062
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1995
-
负责人:無江 季次
-
依托单位:
アレルギー性炎症における好酸球の浸潤機構並びに好酸球の炎症反応に対する役割の解析
-
批准号:04670460
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.28万
-
财政年份:1992
-
负责人:無江 季次
-
依托单位:
海外基金