広域な抗ウイルス作用をもつ硫酸化アルキルオリゴ糖の活性評価とその作用機序の解明
広域な抗ウイルス作用をもつ硫酸化アルキルオリゴ糖の活性評価とその作用機序の解明
批准号:
09240227
负责人:
中島 秀喜
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 --
中文摘要
硫酸化アルキルオリゴ糖や植物抽出液にみられる多糖体の抗HIV作用機序の解明を試みるために下記に示す実験系を作成した。HIVの感染は、ウイルスエンベロープ糖タンパク質のgp120と標的細胞膜上のCD4分子とが結合することでコンフォメーションの変化が起こり、gp120-CD4複合体がCXCR-4やCCR-5などのケモカインレセプターと結合し、gp41の疎水性部分が露出して細胞膜と融合する。すなわちケモカインレセプターがHIV感染におけるコレセプターとして作用し、ウイルスエンベロープと細胞膜との融合、ウイルスの侵入へと進んでいくことが最近明確にされた。我々はHIV感染におけるコレセプターであるCCR-5、CXCR-4に対する薬剤の影響を検討するために、MAGI(multinuclear activation of galactosidase indicator)-CCR-5細胞を用いたアッセイ系を確立した。すなわち、HIV-1のLTRの下流にβ-galactosidaseを結合したプラスミドを導入したCD4+HeLa細胞に、さらにヒトCCR-5遺伝子を導入した細胞を作成した。この細胞は、もともとCXCR-4をもっているため、T細胞指向性HIVにもマクロファージ指向性HIVにも両方とも感染可能となっている。この細胞にHIVを感染させると、プロウイスルDNAから転写、発現したTatタンパク質が、導入されているLTR/β-galに作用して、galactosidaseの発現を促す。感染後の細胞のgalactosidase発現の有無を検討することで、HIV感染の可否を知ることが出来る。この感染系に試験物質を加え、使用するウイルス株をマクロファージ指向性のものか、T細胞指向性のものか区別することでCCR-5またはCXCR-4とウイルスとの結合におよぼす影響を知ることが出来る。さらにCCR-5またはCXCR-4遺伝子を導入してこれを過剰発現させた細胞を作成し、ウイルス粒子の吸着を直接知る実験系でも、試験物質のウイルス吸着に対する直接的な阻止効果を検討する。今まで試験してきた結果、硫酸化アルキルオリゴ糖のDL-110は、ヒト末梢血マクロフェージを感染標的細胞とした実験系ではT細胞指向性HIVに対するのと同様に、マクロファージ指向性HIVにも抗ウイルス活性がみられた。今後は、MAGI-CCR-5細胞を用いた感染系やCXCR-4、CCR-5を過剰発現した細胞を用いて、アルキルオリゴ糖の作用機序をさらに詳細に解明していく。また、HIVを可溶性CD4で前処理しておいてMAGI-CCR-5に感染させた場合のアルキルアリゴ糖の抗ウイルス活性を検討することで、HIVgp120-CD4複合体とCCR-5との結合に及ぼすアルキルアリゴ糖やその他のウイルス吸着・侵入に影響を及ぼす薬剤の作用機序を検討していく予定である。
英文摘要
硫酸化アルキルオリゴ糖や植物抽出液にみられる多糖体の抗HIV作用機序の解明を試みるために下記に示す実験系を作成した。HIVの感染は、ウイルスエンベロープ糖タンパク質のgp120と標的細胞膜上のCD4分子とが結合することでコンフォメーションの変化が起こり、gp120-CD4複合体がCXCR-4やCCR-5などのケモカインレセプターと結合し、gp41の疎水性部分が露出して細胞膜と融合する。すなわちケモカインレセプターがHIV感染におけるコレセプターとして作用し、ウイルスエンベロープと細胞膜との融合、ウイルスの侵入へと進んでいくことが最近明確にされた。我々はHIV感染におけるコレセプターであるCCR-5、CXCR-4に対する薬剤の影響を検討するために、MAGI(multinuclear activation of galactosidase indicator)-CCR-5細胞を用いたアッセイ系を確立した。すなわち、HIV-1のLTRの下流にβ-galactosidaseを結合したプラスミドを導入したCD4+HeLa細胞に、さらにヒトCCR-5遺伝子を導入した細胞を作成した。この細胞は、もともとCXCR-4をもっているため、T細胞指向性HIVにもマクロファージ指向性HIVにも両方とも感染可能となっている。この細胞にHIVを感染させると、プロウイスルDNAから転写、発現したTatタンパク質が、導入されているLTR/β-galに作用して、galactosidaseの発現を促す。感染後の細胞のgalactosidase発現の有無を検討することで、HIV感染の可否を知ることが出来る。この感染系に試験物質を加え、使用するウイルス株をマクロファージ指向性のものか、T細胞指向性のものか区別することでCCR-5またはCXCR-4とウイルスとの結合におよぼす影響を知ることが出来る。さらにCCR-5またはCXCR-4遺伝子を導入してこれを過剰発現させた細胞を作成し、ウイルス粒子の吸着を直接知る実験系でも、試験物質のウイルス吸着に対する直接的な阻止効果を検討する。今まで試験してきた結果、硫酸化アルキルオリゴ糖のDL-110は、ヒト末梢血マクロフェージを感染標的細胞とした実験系ではT細胞指向性HIVに対するのと同様に、マクロファージ指向性HIVにも抗ウイルス活性がみられた。今後は、MAGI-CCR-5細胞を用いた感染系やCXCR-4、CCR-5を過剰発現した細胞を用いて、アルキルオリゴ糖の作用機序をさらに詳細に解明していく。また、HIVを可溶性CD4で前処理しておいてMAGI-CCR-5に感染させた場合のアルキルアリゴ糖の抗ウイルス活性を検討することで、HIVgp120-CD4複合体とCCR-5との結合に及ぼすアルキルアリゴ糖やその他のウイルス吸着・侵入に影響を及ぼす薬剤の作用機序を検討していく予定である。
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Gao,Y., Fukuda,A., Nakashima,H.et al.: "Synthesis of regioselective substituted curdlan sulfates with medium molecular weights and their specific anti-HIV-1 activities." Macromolecules. 30. 3224-3228 (1997)
高,Y.,福田,A.,中岛,H.等人:“中等分子量的区域选择性取代凝胶多糖硫酸盐的合成及其特异性抗 HIV-1 活性。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Nakano,M., Itoh,Y., Mizuno,T.and Nakashima,H.: "Polysaccharide from Aspalatus linearis with strong anti-HIV activity." Biosci.Biotech.Biochem.61. 267-271 (1997)
Nakano,M.、Itoh,Y.、Mizuno,T. 和 Nakashima,H.:“来自 Aspalatus Linearis 的多糖具有很强的抗 HIV 活性。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Soung-Choi,Y., Won-Kang,B., Nakashima.H., et al.: "Synthesis of sulfated deoxyribofuranans having selective anti-AIDS virus activity by ring-opening copolymerization of 1,4-anhydro ribose derivatives." Polymer Journal. 29. 374-379 (1997)
Soung-Choi,Y.、Won-Kang,B.、Nakashima.H.等人:“通过 1,4-脱水核糖衍生物的开环共聚合成具有选择性抗艾滋病病毒活性的硫酸化脱氧核呋喃。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Uryu,T., Katsuraya,K., and Nakashima,H.: "Synthesis of sulfated alkyl origosaccharides with potent anti-HIV-1 activity." Macromol.Symp.120. 147-158 (1997)
Uryu,T.、Katsuya,K. 和 Nakashima,H.:“具有有效抗 HIV-1 活性的硫酸化烷基低聚糖的合成。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Premanathan,M., Nakashima,H., Igarashi,R., et al.: "Lecithinized superoxide dismutase:an inhibitor of human immunodeficiency virus replication." AIDS Res.Human Retroviruses. 13. 283-290 (1997)
Premanathan,M.、Nakashima,H.、Igarashi,R. 等人:“卵磷脂化超氧化物歧化酶:人类免疫缺陷病毒复制的抑制剂。”
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
CXCR4マンタゴニスト耐性HIV変異株に関する研究
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批准号:13015219
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.09万
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财政年份:2001
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负责人:中島 秀喜
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依托单位:
HIV感染のセカンドレセプターを標的とした糖鎖のエイズ治療薬の開発
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批准号:11121228
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1999
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负责人:中島 秀喜
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依托单位:
HIV感染のセカンドレセプターを標的としたエイズ治療薬の開発
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批准号:10134229
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.09万
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财政年份:1998
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负责人:中島 秀喜
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依托单位:
国内基金
海外基金
基于光亲和小分子探针技术的海洋天然活性分子Baculiferin抗HIV作用机制研究
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批准号:81803424
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:18.91万元
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批准年份:2018
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负责人:刘建荣
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依托单位:
双活性蔗渣木聚糖酯化衍生物的分子构建与抗HIV作用机制研究
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批准号:21466010
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项目类别:地区科学基金项目
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资助金额:50.0万元
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批准年份:2014
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负责人:李和平
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依托单位:
褐藻海带抗HIV作用机理研究
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批准号:39770644
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项目类别:面上项目
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资助金额:12.0万元
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批准年份:1997
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负责人:张新生
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依托单位: