NO還元酵素を範とするNO分子の選択的活性化およびNO固定化
NO還元酵素を範とするNO分子の選択的活性化およびNO固定化
批准号:
19028053
负责人:
有川 康弘
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2007
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2007 至 --
中文摘要
本研究は、窒素循環サイクルの一部である脱窒作用における触媒サイクル、特に一酸化窒素還元酵素の触媒サイクルの機能を模倣することを目的とした研究を行った。一酸化窒素還元酵素は、2分子のNOから2電子および2プロトンにより、N_2OおよびH_2Oへと変換する酵素である。この酵素の活性部位は2つの金属ユニット(ヘム鉄およびノンヘム鉄)からなっていると考えられ、その反応過程において、2つのNO分子同士のN-Nカップリングが重要なステップである。本研究において、その鍵となるN-Nカップリングを二核ルテニウム錯体上において見出した。単離したN-Nカップリング生成物は、N(=O)-N(=O)架橋二核ルテニウム錯体であり、X線構造解析の結果、このN-N間距離はこれまでにない異常な距離となっていることが分かった。(DFT計算などによりそのN-N間の結合性相互作用の存在を確認した。)興味深いことに、このN-N間結合は酸化により容易に切断され、還元により元に戻ることが分かった(CVにより2電子分の可逆な酸化還元波を確認。)また、その酸化された錯体のX線構造解析にも成功しており、N-N間距離はさらに長くなっており、結合性相互作用はみられない。注目すべきは、このN-Nカップリング生成物にプロトン酸を作用させると、酸化された生成物とともに、オキソ架橋二核錯体が得られ、さらにN_2O分子の脱離がガスクロマトグラフィーにより検出されたことである。これらのことは、一酸化窒素還元酵素が行っている機能を再現したことになる。今後、生成したオキソ架橋二核錯体を2つのプロトンと2分子のNOを反応させることにより、量論反応ではあるが、触媒サイクルを達成することを目的とする。
英文摘要
本研究は、窒素循環サイクルの一部である脱窒作用における触媒サイクル、特に一酸化窒素還元酵素の触媒サイクルの機能を模倣することを目的とした研究を行った。一酸化窒素還元酵素は、2分子のNOから2電子および2プロトンにより、N_2OおよびH_2Oへと変換する酵素である。この酵素の活性部位は2つの金属ユニット(ヘム鉄およびノンヘム鉄)からなっていると考えられ、その反応過程において、2つのNO分子同士のN-Nカップリングが重要なステップである。本研究において、その鍵となるN-Nカップリングを二核ルテニウム錯体上において見出した。単離したN-Nカップリング生成物は、N(=O)-N(=O)架橋二核ルテニウム錯体であり、X線構造解析の結果、このN-N間距離はこれまでにない異常な距離となっていることが分かった。(DFT計算などによりそのN-N間の結合性相互作用の存在を確認した。)興味深いことに、このN-N間結合は酸化により容易に切断され、還元により元に戻ることが分かった(CVにより2電子分の可逆な酸化還元波を確認。)また、その酸化された錯体のX線構造解析にも成功しており、N-N間距離はさらに長くなっており、結合性相互作用はみられない。注目すべきは、このN-Nカップリング生成物にプロトン酸を作用させると、酸化された生成物とともに、オキソ架橋二核錯体が得られ、さらにN_2O分子の脱離がガスクロマトグラフィーにより検出されたことである。これらのことは、一酸化窒素還元酵素が行っている機能を再現したことになる。今後、生成したオキソ架橋二核錯体を2つのプロトンと2分子のNOを反応させることにより、量論反応ではあるが、触媒サイクルを達成することを目的とする。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1021/ja0763504
发表时间:
2007-11-21
期刊:
JOURNAL OF THE AMERICAN CHEMICAL SOCIETY
影响因子:
15
作者:
[Arikawa, Yasuhiro, Asayama, Taiki, Onishi, Masayoshi]
通讯作者:
Onishi, Masayoshi
Syntheses of Four-Membered Metallacyclic Complexes with Nitrosylruthenium and Their Ring-Opening upon HCl Addition
亚硝基钌四元金属环配合物的合成及其在 HCl 加成下的开环
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Chemistry A European Journal 13
影响因子:
--
作者:
[M., Tanaka, Yasuhiro Arikawa]
通讯作者:
Yasuhiro Arikawa
二核ルテニウム錯体上でのNO分子のN-Nカップリングに関する研究
双核钌配合物上NO分子的N-N偶联研究
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Deng, W., 有川 康弘]
通讯作者:
有川 康弘
Development of multi-electron reduction reactions of oxoanions on metal complexes
-
批准号:20H02757
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$11.4万
-
财政年份:2020
-
负责人:有川 康弘
-
依托单位:
NO還元酵素を範とするNO分子および小分子活性化
-
批准号:20037055
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$2.43万
-
财政年份:2008
-
负责人:有川 康弘
-
依托单位:
動的なNO配位子を指向したルテニウム錯体の創製
-
批准号:18750050
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:2006
-
负责人:有川 康弘
-
依托单位:
海外基金