福利概念とニーズ概念に基づく人と動物の倫理の構築
福利概念とニーズ概念に基づく人と動物の倫理の構築
批准号:
22KJ2965
负责人:
久保田 さゆり
金额:
$1.33万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
今年度は、(1)福利概念の中核的意味の明確化、(2)ニーズ概念のもつ客観的側面と関係的側面を両立させる議論の構築、(3)福利概念とニーズ概念に基づく倫理的枠組みの構築と具体的事例の検討、という3つの課題のうち、2年目として(2)に取り組むとともに、肉食をめぐる社会のあり方についても検討を行った。課題(2)については、S. ReaderやG. Brockによるニーズ論を再検討することで、人間にとって、家畜化された動物のような特定の関係にある動物のもつニーズが、規範的な意味をもつものとして理解されるべきであり、人間に責任を生じさせる可能性を検討している。また、人間がそれぞれの動物に向けるべき理解の探究として、特定の動物のニーズにたいする人間の責任という、研究計画時点で想定されていた観点だけでなく、人間が特定の動物にたいして現にもっている、食べるための存在としての理解がなぜ正当化されないのかについての検討も行った。動物を食べるための存在として理解する見方は、当然のものとみなされ、正当化の必要すらないと考えられがちである。そうした暗黙の前提の存在は、動物倫理の議論にたいする否定的な理解を知らず知らずのうちに支えたり、動物倫理の議論が提示する問題を深刻なものとして捉えて向かい合うことを妨げたりといった形で人々に影響を与えるおそれがある。そのため、肉食を疑問視させない社会構造のあり方を論じたM. Joyの議論に注目し、動物にたいして現にもっている見方そのものの問題に気づかせてそれを揺らがせる必要性について論じ、「動物のウェルフェアをめぐる理解と肉食主義」としてまとめた。
英文摘要
今年度は、(1)福利概念の中核的意味の明確化、(2)ニーズ概念のもつ客観的側面と関係的側面を両立させる議論の構築、(3)福利概念とニーズ概念に基づく倫理的枠組みの構築と具体的事例の検討、という3つの課題のうち、2年目として(2)に取り組むとともに、肉食をめぐる社会のあり方についても検討を行った。課題(2)については、S. ReaderやG. Brockによるニーズ論を再検討することで、人間にとって、家畜化された動物のような特定の関係にある動物のもつニーズが、規範的な意味をもつものとして理解されるべきであり、人間に責任を生じさせる可能性を検討している。また、人間がそれぞれの動物に向けるべき理解の探究として、特定の動物のニーズにたいする人間の責任という、研究計画時点で想定されていた観点だけでなく、人間が特定の動物にたいして現にもっている、食べるための存在としての理解がなぜ正当化されないのかについての検討も行った。動物を食べるための存在として理解する見方は、当然のものとみなされ、正当化の必要すらないと考えられがちである。そうした暗黙の前提の存在は、動物倫理の議論にたいする否定的な理解を知らず知らずのうちに支えたり、動物倫理の議論が提示する問題を深刻なものとして捉えて向かい合うことを妨げたりといった形で人々に影響を与えるおそれがある。そのため、肉食を疑問視させない社会構造のあり方を論じたM. Joyの議論に注目し、動物にたいして現にもっている見方そのものの問題に気づかせてそれを揺らがせる必要性について論じ、「動物のウェルフェアをめぐる理解と肉食主義」としてまとめた。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
動物のウェルフェアをめぐる理解と肉食主義
对动物福利和肉食主义的理解
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
現代思想 特集=肉食主義を考える
影响因子:
--
作者:
[Tamaki Kitagawa, kenichi Kashiwagi, Hiroko Isoda, Tamaki Kitagawa, Tamaki Kitagawa, Tamaki Kitagawa, Tamaki Kitagawa, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一・高谷幸・稲葉菜々子, 鈴木雄大, 鈴木雄大, Yudai Suzuki, 鈴木雄大, Yudai Suzuki, Yudai Suzuki, 鈴木雄大, Yudai Suzuki, 久保田さゆり]
通讯作者:
久保田さゆり
一ノ瀬コメント・古澤コメントへのリプライ
回复一之濑评论和古泽评论
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
法の理論40
影响因子:
--
作者:
[Tamaki Kitagawa, kenichi Kashiwagi, Hiroko Isoda, Tamaki Kitagawa, Tamaki Kitagawa, Tamaki Kitagawa, Tamaki Kitagawa, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一, 岸見太一・高谷幸・稲葉菜々子, 鈴木雄大, 鈴木雄大, Yudai Suzuki, 鈴木雄大, Yudai Suzuki, Yudai Suzuki, 鈴木雄大, Yudai Suzuki, 久保田さゆり, 久保田さゆり]
通讯作者:
久保田さゆり
「共感」に基づく関係的動物倫理の研究
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批准号:19K12939
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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依托单位:
国内基金
海外基金
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