『法華経』をめぐる宗教文芸の研究―経釈を中心に―
『法華経』をめぐる宗教文芸の研究―経釈を中心に―
批准号:
22KJ2594
负责人:
佐々木 委久
金额:
$1.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
本研究は、仏教儀式において僧侶が『法華経』の教えを語る際に用いた台本、またはその語りの聞き書きである「法華経経釈」の内容と表現を分析し、日本の文学史のなかで位置づけることを目指している。具体的には、以下のの①②の方法に従って計画を進めている。①法華経経釈『法華経勧進抄』について、テキストの分析を行う本年度は特に『法華経勧進抄』の漢字に付された「音注」に注目した。具体的な分析手法としては、本文中の音注を一覧し、漢字が呉音・漢音(当時日本で用いられていた漢字の音読みには、呉音・漢音の二大体系があり、『法華経』などの仏典は基本的に呉音で読まれる資料である)どちらで読み分けられているかを調査した。加えて、音注が施された語と語の出典や本文テキストの文体との関係を考察した。その結果、音注は美文調の対句表現の部分に集中しており、漢音の読みが優勢であることが分かった。ここから、経釈の読み上げにおいて漢語の音形・アクセントへの規範意識が存在した可能性を指摘した。この内容は「真福寺蔵『法華経勧進抄』の音読みの仮名音注について」(『和漢語文研究』19号掲載(2021年12月)掲載)と題し、論文としてまとめた。②各種法華経経釈(『法華百座聞書抄』『草案集』『花文集』『能生諸仏経釈』等を予定)の記述を比較し、差異と共通点を分析する分析に当たっては、経釈の記述を整理したタグ付きデータベースを作成し、活用する計画である。本年度はデータベース作成の準備として、『法華経勧進抄』全体の翻字の再検討と本文データの入力と引用・典拠、対句、音注等の整理を行った。続いて、『草案集』についても同様の作業を進めている。
英文摘要
本研究は、仏教儀式において僧侶が『法華経』の教えを語る際に用いた台本、またはその語りの聞き書きである「法華経経釈」の内容と表現を分析し、日本の文学史のなかで位置づけることを目指している。具体的には、以下のの①②の方法に従って計画を進めている。①法華経経釈『法華経勧進抄』について、テキストの分析を行う本年度は特に『法華経勧進抄』の漢字に付された「音注」に注目した。具体的な分析手法としては、本文中の音注を一覧し、漢字が呉音・漢音(当時日本で用いられていた漢字の音読みには、呉音・漢音の二大体系があり、『法華経』などの仏典は基本的に呉音で読まれる資料である)どちらで読み分けられているかを調査した。加えて、音注が施された語と語の出典や本文テキストの文体との関係を考察した。その結果、音注は美文調の対句表現の部分に集中しており、漢音の読みが優勢であることが分かった。ここから、経釈の読み上げにおいて漢語の音形・アクセントへの規範意識が存在した可能性を指摘した。この内容は「真福寺蔵『法華経勧進抄』の音読みの仮名音注について」(『和漢語文研究』19号掲載(2021年12月)掲載)と題し、論文としてまとめた。②各種法華経経釈(『法華百座聞書抄』『草案集』『花文集』『能生諸仏経釈』等を予定)の記述を比較し、差異と共通点を分析する分析に当たっては、経釈の記述を整理したタグ付きデータベースを作成し、活用する計画である。本年度はデータベース作成の準備として、『法華経勧進抄』全体の翻字の再検討と本文データの入力と引用・典拠、対句、音注等の整理を行った。続いて、『草案集』についても同様の作業を進めている。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
真福寺蔵『法華経勧進抄』の音読みの仮名音注について
关于新福寺举办的《法华经观真书》读诵的假名含义
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
和漢語文研究
影响因子:
--
作者:
[Muramoto Moe, Yamakuchi Yuki, Konishi Rikako, Koudatsu Shiomi, Tomikura Hiromu, Fukuda Kayoko, Kuriyama Sayuri, Kurokawa Yuna, Masatani Tatsunori, Tamaki Hisanori, Fujita Akikazu, 佐々木 委久]
通讯作者:
佐々木 委久
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