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リゾホスファチジルイノシトールアシルトランスフェラーゼの性状と新しい機能の検索

寻找溶血磷脂酰肌醇酰基转移酶的性质和新功能

基本信息

批准号：
05771988
负责人：
山下純
金额：
$ 0.58万
依托单位：
Teikyo University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1993
资助国家：
日本
起止时间：
1993 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

リン脂質の脂肪酸リモデリング系に関与する酵素を分子レベルで理解することを目的として、アシルCoA:リゾリン脂質アシルトランスフェラーゼ系を膜から可溶化し分離精製をおこなった。これまでリゾリン脂質アシルトランスフェラーゼ系酵素は界面活性剤により強く阻害されるため可溶化や精製は困難であったが、両イオン性界面活性剤のCHAPSを用いラット肝臓ミクロソームから酵素の失活なく可溶化することに成功した。さらに可溶化した酵素活性をカラムクロマトグラフィーを用いて分離精製を行い、リゾホスファチジルコリンアシルトランスフェラーゼとリゾホスファチジルイノシトール(リゾPI)アシルトランスフェラーゼ活性を分離することができた。また、リゾPIのsn-1位に脂肪酸を導入する酵素とsn-2位に導入する酵素も分離することができ、リゾリン脂質アシルトランスフェラーゼに、リゾリ脂質の種類や脂肪酸の導入位置を異にする数種類の酵素が存在することが示された。1-アシルリゾPIを基質とするアシルトランスフェラーゼの部分精製を行い性質を検討した。アシルCoAに対する特異性は酵素が存在する状態により変化し、リン脂質の存在時には(ミクロソームでの状態に比較的近い)、アラキドニルCoAに対し最も高いことが明かになった。このことは肝臓に、2-アラキドニルPIが多量に存在するという事実を説明でき、リゾPIアシルトランスフェラーゼがPIのリモデリング系に関与することが強く示唆された。また、部分精製標品はアシルトランスフェラーゼの逆反応の活性も存在し、CoA依存的にPIを分解しうることが示された。

The fatty acid chain of lipids is related to the enzyme chain, and the molecular chain of lipids is related to the enzyme chain. This is the first time that the enzyme has been successfully dissolved in CHAPS. In addition, the activity of soluble enzymes can be separated from the activity of active enzymes in the middle of the separation process. The enzyme introduced into sn-1 position of PI and sn-2 position of PI was isolated. The type of lipid and the position of introduction of fatty acid were different. 1. The properties of the substrate are discussed. CoA specific enzyme in the presence of the enzyme changes, lipid in the presence of the enzyme changes. This is the first time that a large amount of PI is present in the system. Some of the refined products are labeled as CoA-dependent PI.