認知と行動の霊長類的基盤

灵长类动物的认知和行为基础

基本信息

批准号：
12002009
负责人：
松沢哲郎
金额：
$ 130.56万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Specially Promoted Research
财政年份：
2000
资助国家：
日本
起止时间：
2000 至 2004
项目状态：
已结题

项目摘要

飼育下のチンパンジー、すなわち京大霊長類研究所の1群15個体(0-38歳)のチンパンジー・コミュニティーを対象にした認知と行動の研究をおこなった。とくに平成12年度以降に生まれた赤ん坊(0-4歳)とその母親が主対象である。そうしたコミュニティーを基盤とした認知研究として、以下の3つの研究をおこなった。第1に、とくに4歳となって母親から独立する時期の子どもを対象に、その知覚・認知・記憶などの機能の発達過程を解明し、おとなや老齢のそれと比較した。基本的に個体別のテスト場面での研究であり、コンピュータ自動制御の弁別課題(見本あわせ、系列学習、視覚探索、同異弁別などの課題)や、「参与観察法」による対面での認知発達検査の手法を使った。第2に、複数個体のあいだの相互作用に焦点をあてた社会的場面での研究をおこなった。「ツインブース」「プレイルーム」「放飼場ドーム」と呼ぶ複数個体同時に参加できる実験施設を用いて、インタラクションや伝播の過程をみた。トピックとしては、親子間での協力作業、チンパンジーとヒトの協力作業、道具使用と製作とその観察学習、トークン・エコノミーなど。このような場面において、とくに離乳期の母子では、勉強に疲れた子どもが母親の元へ逃げ込むことがしばしば観察された。その際に起こる授乳の頻度・時間の発達的変化や、母親の拒否行動や母子の葛藤などを明らかにした。また、共同・協力作業の生成を道具使用課題で分析した。第3に、日常場面における母子の個体間距離や毛づくろいや添い寝などの基礎資料を収集し、親子関係の発達的変化を明らかにした。以上の飼育下の研究との対照で、西アフリカ・ギニアのボッソウの野生チンパンジー・コミュニティーに焦点をあてて、親子関係や仲間関係や道具使用等の認知的行動の研究をおこなった。

我们在京都大学的灵长类动物研究所的一组（0-38岁）中，对囚禁的黑猩猩进行了认知和行为研究，即15个人（0-38岁）。主要重点是2000年以后出生的婴儿（0-4岁）及其母亲。基于此类社区进行了三项研究作为认知研究：首先，我们研究了感知，认知和记忆等功能的发展过程，尤其是对于4岁并与母亲独立的儿童，并将其与成人和老年人的孩子进行了比较。这基本上是在个体特异性测试情况下进行的研究，并使用歧视任务进行自动计算机控制（例如样本匹配，串联学习，视觉搜索和类似的歧视）和对面对面认知发展测试的方法，使用“参与者观察方法”。其次，我们在社交互动中进行了互动的研究。我们使用称为“双胞胎摊位”，“ Playrooms”和“储备圆顶”的实验设施观察了相互作用和传播过程，这些设施允许多个人同时参与。主题包括父母与孩子之间的合作工作，黑猩猩与人之间的合作工作，工具使用，生产以及观察性学习以及代币经济。在这种情况下，人们经常观察到，厌倦了学习逃脱母亲的孩子，尤其是在断奶母亲身上。在此过程中发生母乳喂养的频率和时间的发展变化，以及母亲的拒绝行为和母子冲突。此外，使用工具使用任务分析了联合和合作工作的产生。第三，收集了基本材料，例如在日常情况下母亲和儿童个人之间的距离，共同锻炼和睡觉，以阐明亲子关系的发展变化。与上述囚禁研究相反，我们专注于西非几内亚的野生黑猩猩社区，并研究了认知行为，例如亲子关系，同伴关系和工具使用。