有機スズ化合物によるヒト卵巣のエストロゲン合成阻害機構の解明
有機スズ化合物によるヒト卵巣のエストロゲン合成阻害機構の解明
批准号:
13027264
负责人:
高柳 涼一
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 --
中文摘要
船底防汚塗料や漁網防汚剤として使用されてきた有機スズ化合物は海棲ほ乳類への高度の蓄積が認められている。有機スズ化合物は、最近、貝類のインポセックスを引き起こすことが明らかとなった。このような魚介類への有機スズ汚染は、食料を通してヒトへの有機スズの蓄積の危険性があるが、ヒトの性腺系に対する影響は不明である。有機スズはヒト卵巣におけるエストロゲン合成に影響を与える可能性があるが、ヒト卵巣のアロマターゼ活性に対する直接効果について検討された報告はない。本研究では、我々が最近確立したステロイド合成能を保持したヒト卵巣顆粒膜細胞由来株KGNを用いて有機スズのアロマターゼ活性(P450AROM)に及ぼす効果を検討し、以下の結論を得た。1)ヒト卵巣顆粒膜細胞由来細胞株KGNに対して、トリブチルスズ(TBT)/トリフェニルスズ(TPT)は高濃度(200ng/ml以上)では細胞毒性あるいはアポトーシス誘導を来すが、インポセックスを発生させる低濃度(2〜20ng/ml/0.6〜6nM)では細胞毒性を示さず、アポトーシスも誘導しない。2)2〜20ngのTBT/TPTはKGN細胞において、添加後すぐに阻害を示すアロマターゼ競合阻害剤(YM511)とは対照的に、添加後24時間以降にP450AROM活性を抑制した。このことはTBT/TPTが遺伝子あるいは蛋白発現のレベルでP450AROMを抑制することを示唆する。実際、TBT/TPTはP450AROM mRNAレベルを低下させ、転写活性を酵素活性とほぼ同程度まで抑制した。この機構として、P450AROMの遺伝子発現に重要なcAMP-PKA経路とAd4BP/SF-1による調節の両方の阻害が明らかとなったが、その詳細な抑制機構は今後さらに解析する必要がある。3)今回の研究により、人体にTBT/TPTが蓄積された場合、ヒト卵巣のアロマターゼ活性を抑制する可能性が示された。
英文摘要
船底防汚塗料や漁網防汚剤として使用されてきた有機スズ化合物は海棲ほ乳類への高度の蓄積が認められている。有機スズ化合物は、最近、貝類のインポセックスを引き起こすことが明らかとなった。このような魚介類への有機スズ汚染は、食料を通してヒトへの有機スズの蓄積の危険性があるが、ヒトの性腺系に対する影響は不明である。有機スズはヒト卵巣におけるエストロゲン合成に影響を与える可能性があるが、ヒト卵巣のアロマターゼ活性に対する直接効果について検討された報告はない。本研究では、我々が最近確立したステロイド合成能を保持したヒト卵巣顆粒膜細胞由来株KGNを用いて有機スズのアロマターゼ活性(P450AROM)に及ぼす効果を検討し、以下の結論を得た。1)ヒト卵巣顆粒膜細胞由来細胞株KGNに対して、トリブチルスズ(TBT)/トリフェニルスズ(TPT)は高濃度(200ng/ml以上)では細胞毒性あるいはアポトーシス誘導を来すが、インポセックスを発生させる低濃度(2〜20ng/ml/0.6〜6nM)では細胞毒性を示さず、アポトーシスも誘導しない。2)2〜20ngのTBT/TPTはKGN細胞において、添加後すぐに阻害を示すアロマターゼ競合阻害剤(YM511)とは対照的に、添加後24時間以降にP450AROM活性を抑制した。このことはTBT/TPTが遺伝子あるいは蛋白発現のレベルでP450AROMを抑制することを示唆する。実際、TBT/TPTはP450AROM mRNAレベルを低下させ、転写活性を酵素活性とほぼ同程度まで抑制した。この機構として、P450AROMの遺伝子発現に重要なcAMP-PKA経路とAd4BP/SF-1による調節の両方の阻害が明らかとなったが、その詳細な抑制機構は今後さらに解析する必要がある。3)今回の研究により、人体にTBT/TPTが蓄積された場合、ヒト卵巣のアロマターゼ活性を抑制する可能性が示された。
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Tomura A et al.: "The subnuclear three-dimensional image analysis of androgen receptor fused to green fluorescence protein"J Biol Chem. 276. 28395-28401 (2001)
Tomura A等人:“雄激素受体与绿色荧光蛋白融合的亚核三维图像分析”J Biol Chem。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
高柳 涼一: "核内ホルモン受容体異常症の原因とその病態"日本臨床. 60巻2号. 252-259 (2002)
Ryoichi Takayanagi:“核激素受体异常的原因和病理生理学”,日本临床研究,第 60 卷,第 252-259 期(2002 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Nishi, Y et al.: "Establishment and characterization of a steroidogenic human granulosa-like tumor cell line KGN, that expresses functional follicle-stimulating hormone receptor"Endocrinology. 142. 437-445 (2001)
Nishi, Y 等人:“表达功能性卵泡刺激激素受体的类固醇生成人颗粒样肿瘤细胞系 KGN 的建立和表征”内分泌学。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Saitoh M et al.: "Tributyltin or triphenyltin inhibits aromatase activity in the human granulosa-like tumor cell line KGN"Biochem Biophys Res Commun. 289. 198-204 (2001)
Saitoh M 等人:“三丁基锡或三苯基锡抑制人颗粒样肿瘤细胞系 KGN 中的芳香酶活性”Biochem Biophys Res Commun。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
ステロイドホルモン誘導性non-codingRNAの生理機能と発現調節機構の解明
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批准号:18659274
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.18万
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财政年份:2006
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负责人:高柳 涼一
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依托单位:
高精細画像観察によるステロイドパルス療法の分子機構の解明と効果予測システムの構築
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批准号:15659222
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$2.18万
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财政年份:2003
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负责人:高柳 涼一
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依托单位:
生理活性ペプチド,エンドセリンの受容体サブタイプの解析と精製
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批准号:02671102
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1990
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负责人:高柳 涼一
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依托单位:
海外基金