オニオン構造ナノ分子ベアリングによる高真空下固体潤滑システムに関する研究
オニオン構造ナノ分子ベアリングによる高真空下固体潤滑システムに関する研究
批准号:
15760089
负责人:
平田 敦
金额:
$2.3万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2004
中文摘要
オニオン構造ナノ分子であるカーボンオニオンの生成法のひとつにダイヤモンドクラスタを加熱する方法があるが,約1800℃もの高温を要する.そこでこの手法により,低温でカーボンオニオンを合成するため触媒を用いることを考えた.鉄を触媒としてダイヤモンドクラスタを不活性雰囲気中で赤外線加熱することによりカーボンオニオンを低温合成し,その潤滑特性を検討した.ダイヤモンドクラスタを硝酸鉄九水和物溶液に超音波攪拌し,乾燥して鉄触媒を均一に混合した.その後,800〜1400℃で1〜30分間の赤外線加熱を行った.加熱後には触媒を取り除くために塩酸により酸処理を行った.生成物を透過型電子顕微鏡により観察した結果,ダイヤモンドクラスタ内のダイヤモンド構造がグラファイト構造へ遷移していることを確認し,生成物は多層殻状構造のカーボンオニオンであると同定した.次に,ボールオンディスク型摩擦試験機により摩擦摩耗試験を行い,触媒比,加熱温度,時間の影響を評価した.その結果,触媒比1:1000,加熱温度1200℃,加熱時間1分間で得られた生成物が最も優れた摩擦摩耗特性を示し,大気中および真空中において摩擦係数はそれぞれ約0.08,0.15であり比摩耗量はそれぞれ5.01×10^<-8>,6.38×10^<-7>[mm^3/N・m]であった.この値はグラファイトより優れた摩擦摩耗特性であり,また二硫化モリブデン,二硫化タングステンと同等あるいはそれ以上の特性であることから,触媒を用いて低温合成したカーボンオニオンは真空中で有用な固体潤滑材としての適用可能性を確認した.また,酸素雰囲気による加熱もしくは過酸化水素による酸化によりカーボンオニオンの精製を試みたが,その固体潤滑特性に顕著な特性変化は見られなかった.さらに,金とカーボンオニオンの複合によりカーボンオニオン固体潤滑層の長寿命化が可能であることを見いだした.
英文摘要
オニオン構造ナノ分子であるカーボンオニオンの生成法のひとつにダイヤモンドクラスタを加熱する方法があるが,約1800℃もの高温を要する.そこでこの手法により,低温でカーボンオニオンを合成するため触媒を用いることを考えた.鉄を触媒としてダイヤモンドクラスタを不活性雰囲気中で赤外線加熱することによりカーボンオニオンを低温合成し,その潤滑特性を検討した.ダイヤモンドクラスタを硝酸鉄九水和物溶液に超音波攪拌し,乾燥して鉄触媒を均一に混合した.その後,800〜1400℃で1〜30分間の赤外線加熱を行った.加熱後には触媒を取り除くために塩酸により酸処理を行った.生成物を透過型電子顕微鏡により観察した結果,ダイヤモンドクラスタ内のダイヤモンド構造がグラファイト構造へ遷移していることを確認し,生成物は多層殻状構造のカーボンオニオンであると同定した.次に,ボールオンディスク型摩擦試験機により摩擦摩耗試験を行い,触媒比,加熱温度,時間の影響を評価した.その結果,触媒比1:1000,加熱温度1200℃,加熱時間1分間で得られた生成物が最も優れた摩擦摩耗特性を示し,大気中および真空中において摩擦係数はそれぞれ約0.08,0.15であり比摩耗量はそれぞれ5.01×10^<-8>,6.38×10^<-7>[mm^3/N・m]であった.この値はグラファイトより優れた摩擦摩耗特性であり,また二硫化モリブデン,二硫化タングステンと同等あるいはそれ以上の特性であることから,触媒を用いて低温合成したカーボンオニオンは真空中で有用な固体潤滑材としての適用可能性を確認した.また,酸素雰囲気による加熱もしくは過酸化水素による酸化によりカーボンオニオンの精製を試みたが,その固体潤滑特性に顕著な特性変化は見られなかった.さらに,金とカーボンオニオンの複合によりカーボンオニオン固体潤滑層の長寿命化が可能であることを見いだした.
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平田 敦, 五十嵐正紀: "ダイヤモンド微粒子の加熱処理により生成したカーボンオニオンの固体潤滑特性"精密工学会誌. 69・5. 683-687 (2003)
Atsushi Hirata,Masanori Igarashi:“通过金刚石颗粒热处理产生的碳洋葱的固体润滑性能”日本精密工程学会杂志69・5(2003)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
低温加熱生成カーボンオニオンの固体潤滑特性
低温加热碳洋葱的固体润滑性能
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
第18回ダイヤモンドシンポジウム講演要旨集
影响因子:
--
作者:
[平田 敦, 並木章治]
通讯作者:
並木章治
触媒を用いたカーボンオニオンの低温合成と固体潤滑特性の評価
催化剂低温合成洋葱及固体润滑剂性能评价
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
2004年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集
影响因子:
--
作者:
[並木章治, 平田 敦]
通讯作者:
平田 敦
DOI:
10.1016/j.triboint.2004.07.006
发表时间:
2004-11-01
期刊:
TRIBOLOGY INTERNATIONAL
影响因子:
6.2
作者:
[Hirata, A, Igarashi, M, Kaito, T]
通讯作者:
Kaito, T
無機ナノ粒子添加によるイオン液体ゲルの生成およびトライボロジー特性の解明
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批准号:22K03882
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:平田 敦
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依托单位:
オニオン構造フラーレンの高速生成およびその潤滑材への適用
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批准号:12750091
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2000
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负责人:平田 敦
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依托单位:
気相合成ダイヤモンドの高出力炭酸ガスレーザ用レンズへの適用に関する研究
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批准号:09750133
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1997
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负责人:平田 敦
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依托单位:
磁場援用アーク放電プラズマによるダイヤモンドの気相合成に関する研究
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批准号:08750136
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:平田 敦
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依托单位:
気相成長法による高強度透明ダイヤモンド板の合成に関する研究
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批准号:07750130
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1995
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负责人:平田 敦
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依托单位:
気相合成ダイヤモンド膜の光学材料への適用に関する研究
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批准号:06750116
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:平田 敦
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依托单位:
アーク放電プラズマを利用した大面積ダイヤモンド膜の気相合成
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批准号:05750111
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1993
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负责人:平田 敦
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依托单位:
海外基金