HTLV-1遺伝子発現のエピジェネティックな抑制機構
HTLV-1遺伝子発現のエピジェネティックな抑制機構
批准号:
17790303
负责人:
高橋 雅彦
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスである。HTLV-1はCD4陽性T細胞特異的に潜伏感染し、平均50年の潜伏期間を経てATLを発症する。本研究ではヌクレオソーム構造変換に関わるクロマチンリモデリング因子がHTLV-1潜伏過程に関与するのか否かを検討するため、以下の解析を行った。1.まずクロマチンリモデリング因子hBrm存在下におけるHTLV-1プロモーター活性を検討した。HTLV-1プロモーターの下流側にルシフェラーゼ遺伝子を連結したレポーターベクターを用いてルシフェラーゼ活性を測定したところ、HTLV-1プロモーター活性はhBrm存在下において抑制されることが明らかとなった。2.次にウイルス自身がコードする転写活性化因子Taxが上記の現象に関与するのか否か解析した。興味深いことに、hBrmによって誘導されるHTLV-1プロモーター活性の抑制はTaxによって解除されると同時に、転写亢進を誘導することが明らかとなった。さらにその分子メカニズムを検討するため、Tax存在下および非存在下においてhBrmがHTLV-1プロモーターに結合するか否かをクロマチン免疫沈降法により解析した。すると、Tax非存在下ではhBrmがHTLV-1プロモーターに結合したが、Tax存在下ではプロモーター結合活性が消失していた。3.hBrmの発現は一部ヒトがん細胞株において欠損する傾向がある。そこで、複数のATL由来細胞株におけるhBrmの発現動態を解析したところ、調べたすべての細胞株においてhBrmが安定に発現していた。興味深いことにHTLV-1のターゲットであるCD4陽性T細胞においてhBrmが強く発現していることが報告されており、上記の結果はウイルス潜伏過程においてhBrmが有利に作用する可能性を示唆する。
英文摘要
ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルスである。HTLV-1はCD4陽性T細胞特異的に潜伏感染し、平均50年の潜伏期間を経てATLを発症する。本研究ではヌクレオソーム構造変換に関わるクロマチンリモデリング因子がHTLV-1潜伏過程に関与するのか否かを検討するため、以下の解析を行った。1.まずクロマチンリモデリング因子hBrm存在下におけるHTLV-1プロモーター活性を検討した。HTLV-1プロモーターの下流側にルシフェラーゼ遺伝子を連結したレポーターベクターを用いてルシフェラーゼ活性を測定したところ、HTLV-1プロモーター活性はhBrm存在下において抑制されることが明らかとなった。2.次にウイルス自身がコードする転写活性化因子Taxが上記の現象に関与するのか否か解析した。興味深いことに、hBrmによって誘導されるHTLV-1プロモーター活性の抑制はTaxによって解除されると同時に、転写亢進を誘導することが明らかとなった。さらにその分子メカニズムを検討するため、Tax存在下および非存在下においてhBrmがHTLV-1プロモーターに結合するか否かをクロマチン免疫沈降法により解析した。すると、Tax非存在下ではhBrmがHTLV-1プロモーターに結合したが、Tax存在下ではプロモーター結合活性が消失していた。3.hBrmの発現は一部ヒトがん細胞株において欠損する傾向がある。そこで、複数のATL由来細胞株におけるhBrmの発現動態を解析したところ、調べたすべての細胞株においてhBrmが安定に発現していた。興味深いことにHTLV-1のターゲットであるCD4陽性T細胞においてhBrmが強く発現していることが報告されており、上記の結果はウイルス潜伏過程においてhBrmが有利に作用する可能性を示唆する。
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DOI:
10.1128/jvi.79.18.11925-11934.2005
发表时间:
2005-09-01
期刊:
JOURNAL OF VIROLOGY
影响因子:
5.4
作者:
[Niinuma, A, Higuchi, M, Fujii, M]
通讯作者:
Fujii, M
DOI:
10.1186/1742-4690-2-29
发表时间:
2005-05-06
期刊:
Retrovirology
影响因子:
3.3
作者:
[Higuchi M, Matsuda T, Mori N, Yamada Y, Horie R, Watanabe T, Takahashi M, Oie M, Fujii M]
通讯作者:
Fujii M
DOI:
10.1186/1742-4690-3-88
发表时间:
2006-12-02
期刊:
RETROVIROLOGY
影响因子:
3.3
作者:
[Kondo, Rie, Higuchi, Masaya, Fujii, Masahiro]
通讯作者:
Fujii, Masahiro
PDZ domain binding motif of human T-cell leukemia virus type 1 Tax oncoprotein is essential for the interleukin 2 independent growth induction of a T-cell line.
人 T 细胞白血病病毒 1 型 Tax 癌蛋白的 PDZ 结构域结合基序对于 T 细胞系的白细胞介素 2 独立生长诱导至关重要。
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Retrovirology 2/46(WEB上で公表)
影响因子:
--
作者:
[Kondo, R., Higuchi, M., Takahashi, M., Oie, M., Tanaka, Y., Gejyo, F., Fujii, M., Masaya Higuchi, Chikako Tsubata]
通讯作者:
Chikako Tsubata
非侵襲的脊髄遺伝子導入による新たな疼痛治療戦略の開発
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批准号:18659456
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.98万
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财政年份:2006
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负责人:高橋 雅彦
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依托单位:
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批准号:14657381
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项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
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资助金额:$1.54万
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财政年份:2002
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负责人:高橋 雅彦
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依托单位:
アミドラゾンを用いるヘテロ環化合物の合成
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批准号:X00095----365302
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
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资助金额:$0.29万
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财政年份:1978
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负责人:高橋 雅彦
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依托单位:
国内基金
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批准号:32370147
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批准年份:2023
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