第二次立憲政期オスマン帝国政治史・政治思想史

奥斯曼帝国第二宪政时期的政治史与政治思想

基本信息

批准号：
09J08457
负责人：
藤波伸嘉
金额：
$ 1.79万
依托单位：
The University of Tokyo
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2009
资助国家：
日本
起止时间：
2009 至 2011
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は近代オスマン史に関わる既に収集済みの史料、特に定期刊行物や単行本の読み込みを中心的に行ないつつも、その成果を踏まえて新たに収集が必要と思われる新たな史料の調査を行なうべく、二度の海外渡航を行なった。一度目は12月前半、トルコ共和国イスタンブルへの渡航である。この際、予定通りアタテュルク図書館及びイスラーム研究センター図書館でオスマン語・トルコ語史料の調査収集で行なったことに加え、世界総主教座図書室での調査も可能となった。ここでは従来ほとんどオスマン史研究に利用されることのなかったギリシア語刊行史料の収集を行なうことができた。これは今後の新たな研究領域を拓く上でも極めて重要な史料群であり、このたびの渡航の最大の成果であるとすら言える。二度目は2月末から3月初めにかけ、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジに所在するハーヴァード大学、特にワイドナー図書館において他の場所では閲覧が困難なギリシア語史料を中心とした調査研究を行なった。今年度に行なった以上二度の海外渡航の際の収集史料を元にすることで、これまでオスマン史家にはほとんど利用されていないギリシア語史料を用いた新たなオスマン史研究の開拓が可能となると考えている。以上に加え、8月には関西学院大学に出張し、「ロシア帝国支配地域における民族知識人形成と大学網の発展に関する研究」第3回研究会に参加した。また今年度は一本の書評を発表した。これは日本の代表的な近代トルコ史家の著作を英文で紹介したものであり、日本のトルコ史研究の蓄積、その成果を広く対外的に示す点で少なからぬ意味を持っていると考えている。

今年，我们专注于加载已经收集到与现代奥斯曼帝国历史有关的历史文件，尤其是期刊和精装书籍，但根据结果，我们两次出国旅行，研究了我们认为需要收集的新历史文档。 12月上半年，第一次前往土耳其伊斯坦布尔的旅行。此时，按计划进行了图书馆，在阿塔图尔克图书馆和伊斯兰研究中心图书馆收集有关奥斯曼和土耳其语的历史文件，也有可能在世界族长图书馆进行研究。在这里，我们能够收集以希腊语出版的历史文件，传统上很少在奥斯曼历史研究中使用。这是一个非常重要的历史文档，在未来开放新的研究领域，甚至可以说是这次旅行的最大结果。第二次是从2月底到3月初，研究重点是希腊历史文件，这些文件在哈佛大学，剑桥，马萨诸塞州，美国，尤其是魏德纳图书馆。通过使用今年在海外两次旅行中收集的历史文件，我们认为可以使用奥斯曼帝国历史学家很少使用的希腊历史文件对奥斯曼帝国的历史进行新的研究。此外，8月，我去了Kwansei Gakuin大学，并参加了第三个研究小组“关于族裔知识分子的形成研究和由俄罗斯帝国控制的地区的大学网络发展”。今年，我们还发表了一本书评论。这是对日本代表现代土耳其历史学家作品的英文介绍，我相信它具有相当大的含义，因为它广泛地显示了日本土耳其历史研究及其结果的结果和积累。