生体親和性と電気伝導性を併せ持つ生体再建材料の開発
生体親和性と電気伝導性を併せ持つ生体再建材料の開発
批准号:
10J03026
负责人:
松岡 真琴
金额:
$0.9万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
本研究の目的は、シリコーンの表面にカーボンナノチューブ(CNT)をコートした材料を作成し、その電気伝導性を利用し細胞の接着・増殖・分化をコントロールできる新しい生体再建材料の開発を行うことである。昨年度までの研究でCNTのシリコーン表面への安定したコーティング方法を開発し導電性や物性の評価および細胞親和性の評価を行った。本年度は、生体安全性の評価としてラットを用いたin vitroでの検討を行った。ラット背部皮下にCNTコートしたシリコーンを埋入し、1、2、6週後での組織観察を行った。通常のパラフィン包埋では切片作成時にシリコーンが脱落してしまうため、組織中へのシリコーンの埋入状態の観察はゼラチン包埋した切片を用いた。ゼラチン包埋した試料では、シリコーンがラット皮下組織と隙間なく接触していることが観察された。H-E染色した試料では、埋入1週後ではシリコーン周囲に肉芽組織と炎症性細胞の浸潤が観察されたが、6週後では周囲の炎症性細胞は減少し、繊維性組織と新生血管が観察された。1週および6週のいずれの時期でもCNTコートしたシリコーン周囲組織で強い炎症症状などは観察されなかった。電気伝導性を利用した細胞誘導に関しては、直径30μm程度の細い足場へ多数の細胞を誘導することに成功した。また、PLLおよびFibronectinの修飾が誘導後の細胞の接着・増殖に有効であることが明らかになった。さらに、集積・配列させた細胞をいかにしてその位置で固定するかが問題として浮上したが、低温融解アガロースゲルを用いることでこれを解決することができた。これらの結果より、CNTコートしたシリコーンが少なくとも短期的には生体内でも安定していることが明らかになり、またCNTの導電性を利用した細胞の誘導とアガロースを用いた固定化がシリコーン上の細胞の組織化に有効である可能性が示唆された。
英文摘要
本研究の目的は、シリコーンの表面にカーボンナノチューブ(CNT)をコートした材料を作成し、その電気伝導性を利用し細胞の接着・増殖・分化をコントロールできる新しい生体再建材料の開発を行うことである。昨年度までの研究でCNTのシリコーン表面への安定したコーティング方法を開発し導電性や物性の評価および細胞親和性の評価を行った。本年度は、生体安全性の評価としてラットを用いたin vitroでの検討を行った。ラット背部皮下にCNTコートしたシリコーンを埋入し、1、2、6週後での組織観察を行った。通常のパラフィン包埋では切片作成時にシリコーンが脱落してしまうため、組織中へのシリコーンの埋入状態の観察はゼラチン包埋した切片を用いた。ゼラチン包埋した試料では、シリコーンがラット皮下組織と隙間なく接触していることが観察された。H-E染色した試料では、埋入1週後ではシリコーン周囲に肉芽組織と炎症性細胞の浸潤が観察されたが、6週後では周囲の炎症性細胞は減少し、繊維性組織と新生血管が観察された。1週および6週のいずれの時期でもCNTコートしたシリコーン周囲組織で強い炎症症状などは観察されなかった。電気伝導性を利用した細胞誘導に関しては、直径30μm程度の細い足場へ多数の細胞を誘導することに成功した。また、PLLおよびFibronectinの修飾が誘導後の細胞の接着・増殖に有効であることが明らかになった。さらに、集積・配列させた細胞をいかにしてその位置で固定するかが問題として浮上したが、低温融解アガロースゲルを用いることでこれを解決することができた。これらの結果より、CNTコートしたシリコーンが少なくとも短期的には生体内でも安定していることが明らかになり、またCNTの導電性を利用した細胞の誘導とアガロースを用いた固定化がシリコーン上の細胞の組織化に有効である可能性が示唆された。
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Cell aggregation to a carbon nanotube scaffold with dielectrophoresis
通过介电泳将细胞聚集到碳纳米管支架上
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[浅山瑛美, 千葉裕太郎, 佐々木真紀, 佐藤佳亮, 西森克彦, 竹歳賢一, 松村洋子・吉澤和徳, 松岡真琴, 佐藤佳亮, Naoko Okamoto, 松村洋子・関谷薫, 松岡真琴, 黒田恭史, 松岡真琴]
通讯作者:
松岡真琴
Carbon nanotube-coated silicone as a flexible biomedical material
碳纳米管涂层有机硅作为柔性生物医学材料
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Keisuke Sato, Yutaro Chiba, Yuko Tateishi, Hiroaki Mizukami, Katsuhiko Nishimori, 松岡真琴]
通讯作者:
松岡真琴
誘電泳動を利用したカーボンナノチューブ培養担体への細胞誘導
利用介电泳将细胞引导至碳纳米管培养载体
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Keisuke Sato, et al, 松岡真琴]
通讯作者:
松岡真琴
カーボンナノチューブの細胞培養への影響評価と軟組織再建材料への応用
碳纳米管对细胞培养的影响评价及其在软组织重建材料中的应用
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松村洋子, 吉澤和則, 松岡真琴]
通讯作者:
松岡真琴
誘電泳動を利用したカーボンナノチューブ培養担体への細胞集積
使用介电泳在碳纳米管培养载体上进行细胞聚集
DOI:
--
发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[浅山瑛美, 千葉裕太郎, 佐々木真紀, 佐藤佳亮, 西森克彦, 竹歳賢一, 松村洋子・吉澤和徳, 松岡真琴]
通讯作者:
松岡真琴
共 9 条
導電性ナノマテリアルを応用した生体再建材料の開発
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批准号:26861697
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2014
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负责人:松岡 真琴
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依托单位:
海外基金