小胞体ストレス応答に着目したケロイド・肥厚性瘢痕形成機構の解明
小胞体ストレス応答に着目したケロイド・肥厚性瘢痕形成機構の解明
批准号:
17K17015
负责人:
木矢 孝一郎
金额:
$2.5万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017-04-01 至 2019-03-31
中文摘要
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英文摘要
近年、小胞体ストレスが細胞の分化に重要な働きをしていることが多数報告されるようになってきた。そこでわれわれは、皮膚線維芽細胞に小胞体ストレスを加えた場合の動態を観察し、ケロイド・肥厚性瘢痕形成過程におけるその分子生物学的メカニズムを解明することを目的に研究を行った。まずは、小胞体ストレスの1つであるtunicamycin(糖鎖修飾阻害剤)を皮膚線維芽細胞に投与することにした。小胞体ストレスの程度によっては細胞死が誘導されてしまうため、生理的小胞体ストレスを培養細胞レベルで再現する目的で、細胞死が誘導されず小胞体ストレス応答が誘導される条件について様々な投与濃度や時間で検討した。その結果、1μg/ml tunicamycin 連続的5分間負荷が最も生理的小胞体ストレス条件を模倣していると考えられた。上記の条件で皮膚線維芽細胞にtunicamycinを投与すると、免疫染色法においてもウェスタンブロット法においても、小胞体ストレス応答の1つであるGRP78が促進していることが確認された。次に、小胞体ストレスがケロイド・肥厚性瘢痕形成のメカニズムにどのような影響があるかについて検討を行った。過剰瘢痕形成の過程においては、線維芽細胞の筋線維芽細胞への分化が促進されていることが重要な役割を果たしていると考えられている。そこで、筋線維芽細胞のマーカーであるα-SMAの変化について検討したところ、tunicamycin反復負荷細胞ではコントロールのDMSO反復負荷細胞に比べてα-SMAの発現が上昇していることが明らかとなった。このことは、小胞体ストレス反復刺激が線維芽細胞の筋線維芽細胞への分化を促進していることを示唆している。
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