猫コロナウイルス自然感染例を用いた猫伝染性腹膜炎発症のメカニズムに関する研究
猫コロナウイルス自然感染例を用いた猫伝染性腹膜炎発症のメカニズムに関する研究
批准号:
21K05955
负责人:
越野 裕子
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
猫伝染性腹膜炎 (FIP) は、猫コロナウイルス (FCoV) の感染によって引き起こされる、猫において最も重要な致死性感染性疾患の一つである 。しかしFCoVに感染した猫の多くはFIPを発症せず、無症候あるいは軽度消化器症状を呈するキャリアーとなる。キャリアー猫から分離されたFCoVであるFECVと、致死性のFIPを発症した猫から分離されるFCoVであるFIPVの決定的な違いは未だに明らかではない。 本申請では両者の違いについて検証を行うため、まずは自然感染症例からのウイルス分離を試み、そのウイルス性状をin vitroで明らかにするとともに、宿主の臨床情報との関連を検討するものとする。1. 猫コロナウイルス感染症例からの検体収集:東京大学附属動物医療センターに来院した症例より、病変部針吸引生検サンプルや胸腹水などを用いたウイルスRNAの検出、病原性と関連すると考えられているSタンパク質遺伝子の変異検出を行った。検査結果、病変部サンプルとともに血液サンプル、および臨床情報の収集を継続して いる。2. 猫の腸組織および組織球由来細胞株に対する猫コロナウイルス感染実験:猫腸コロナウイルスは腸組織で、猫伝染性腹膜炎ウイルスはマクロファージで増殖すると考えられている。猫でこれらの細胞に由来する細胞株はほとんどないが、最近樹立された腸由来および組織球由来の細胞株を用い、fcwf-4細胞株に順化したFCoVウイルス株である79-1146の感染を試みている。猫組織球由来細胞株に関しては感染が成立することをリアルタイムRTーPCRで確認し、現在、免疫細胞化学による検出を試みている。
英文摘要
猫伝染性腹膜炎 (FIP) は、猫コロナウイルス (FCoV) の感染によって引き起こされる、猫において最も重要な致死性感染性疾患の一つである 。しかしFCoVに感染した猫の多くはFIPを発症せず、無症候あるいは軽度消化器症状を呈するキャリアーとなる。キャリアー猫から分離されたFCoVであるFECVと、致死性のFIPを発症した猫から分離されるFCoVであるFIPVの決定的な違いは未だに明らかではない。 本申請では両者の違いについて検証を行うため、まずは自然感染症例からのウイルス分離を試み、そのウイルス性状をin vitroで明らかにするとともに、宿主の臨床情報との関連を検討するものとする。1. 猫コロナウイルス感染症例からの検体収集:東京大学附属動物医療センターに来院した症例より、病変部針吸引生検サンプルや胸腹水などを用いたウイルスRNAの検出、病原性と関連すると考えられているSタンパク質遺伝子の変異検出を行った。検査結果、病変部サンプルとともに血液サンプル、および臨床情報の収集を継続して いる。2. 猫の腸組織および組織球由来細胞株に対する猫コロナウイルス感染実験:猫腸コロナウイルスは腸組織で、猫伝染性腹膜炎ウイルスはマクロファージで増殖すると考えられている。猫でこれらの細胞に由来する細胞株はほとんどないが、最近樹立された腸由来および組織球由来の細胞株を用い、fcwf-4細胞株に順化したFCoVウイルス株である79-1146の感染を試みている。猫組織球由来細胞株に関しては感染が成立することをリアルタイムRTーPCRで確認し、現在、免疫細胞化学による検出を試みている。
期刊论文(24)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Immunophenotyping of intraepithelial lymphocytes in canine chronic enteropathy and intestinal T-cell lymphoma using endoscopic samples.
使用内窥镜样本对犬慢性肠病和肠道 T 细胞淋巴瘤的上皮内淋巴细胞进行免疫表型分析。
DOI:
10.1177/03009858211057220
发表时间:
2022
期刊:
Vet Pathol.
影响因子:
--
作者:
[Kojima K, Chambers JK, Nakashima K, Goto-Koshino Y, Uchida K.]
通讯作者:
Uchida K.
犬および猫におけるSARS-CoV-2の感染状況に関する検討
考虑狗和猫中的 SARS-CoV-2 感染状况
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nakagawa T, Kojima M, Ohno K, Chambers JK, Uchida K, Ohmi A, Goto‐Koshino Y, Tomiyasu H, Tsujimoto H, 伊藤源太]
通讯作者:
伊藤源太
Intraepithelial cytotoxic lymphocytes are associated with a poor prognosis in feline intestinal T-cell lymphoma
上皮内细胞毒性淋巴细胞与猫肠道 T 细胞淋巴瘤的不良预后相关
DOI:
10.1177/03009858221120010
发表时间:
2022
期刊:
Veterinary Pathology
影响因子:
2.4
作者:
[Ii Tatshuhito, Chambers James K., Nakashima Ko, Goto-Koshino Yuko, Mizuno Takuya, Uchida Kazuyuki]
通讯作者:
Uchida Kazuyuki
海外基金