肺血管内皮細胞の低酸素応答による線維化促進の機序解明と治療への応用
肺血管内皮細胞の低酸素応答による線維化促進の機序解明と治療への応用
批准号:
20K08539
负责人:
乾 直輝
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
難治性、進行性の致死的疾患である肺線維症では肺間質を主体とした線維化を生じ、結果としてガス交換が障害され低酸素血症が生じる。原因不明の特発性肺線維症(IPF)をはじめ、膠原病、薬剤、吸入異物や抗原など様々な原因によって肺の線維化が生じ、その対応は喫緊の課題となっている。最近、IPFや強皮症肺、さらにそれ以外の線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)に抗線維化薬の有用性が示されつつあるが、いまだに予後不良の疾患であり、新たな視点からの病態解明や新規の治療標的の発見が望まれている。肺線維化の詳細なメカニズムは未だ解明されておらず、現在のところ,何らかの刺激によって上皮障害が惹起され,傷害された組織に、過剰な修復反応が生じ、線維芽細胞が活性化して異常な組織修復として、さらに線維化が進展すると考えられている。病因論的には、主として肺胞上皮細胞や線維芽細胞が関与すると考えられており、肺線維症についての研究の多くは、線維芽細胞や上皮細胞を対象に行われている。線維化肺の発生母地となる間質にはきわめて豊富な毛細血管が分布し、それを裏打ちする血管内皮細胞が存在していることから、申請者らは肺血管内皮細胞に着目し、先行研究において肺血管内皮細胞が線維化メディエーターの産生や内皮間葉転換などを介して肺の線維化において重要な役割を果たしていることを示した。本研究では、ブレオマイシン肺線維症マウスから単離した肺血管内皮細胞を用いて、低酸素環境が、肺血管内皮細胞を介して肺の線維化を進展に関与するかを検証する。現在までの検討で、線維化肺から単離した肺血管内皮細胞を低酸素に暴露することにより、低酸素誘導因子(HIF)の発現が増強することが判明した。血管内皮細胞が酸素刺激に反応することを示す結果であり、上記の仮説を検証すべく研究を継続中である。
英文摘要
難治性、進行性の致死的疾患である肺線維症では肺間質を主体とした線維化を生じ、結果としてガス交換が障害され低酸素血症が生じる。原因不明の特発性肺線維症(IPF)をはじめ、膠原病、薬剤、吸入異物や抗原など様々な原因によって肺の線維化が生じ、その対応は喫緊の課題となっている。最近、IPFや強皮症肺、さらにそれ以外の線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)に抗線維化薬の有用性が示されつつあるが、いまだに予後不良の疾患であり、新たな視点からの病態解明や新規の治療標的の発見が望まれている。肺線維化の詳細なメカニズムは未だ解明されておらず、現在のところ,何らかの刺激によって上皮障害が惹起され,傷害された組織に、過剰な修復反応が生じ、線維芽細胞が活性化して異常な組織修復として、さらに線維化が進展すると考えられている。病因論的には、主として肺胞上皮細胞や線維芽細胞が関与すると考えられており、肺線維症についての研究の多くは、線維芽細胞や上皮細胞を対象に行われている。線維化肺の発生母地となる間質にはきわめて豊富な毛細血管が分布し、それを裏打ちする血管内皮細胞が存在していることから、申請者らは肺血管内皮細胞に着目し、先行研究において肺血管内皮細胞が線維化メディエーターの産生や内皮間葉転換などを介して肺の線維化において重要な役割を果たしていることを示した。本研究では、ブレオマイシン肺線維症マウスから単離した肺血管内皮細胞を用いて、低酸素環境が、肺血管内皮細胞を介して肺の線維化を進展に関与するかを検証する。現在までの検討で、線維化肺から単離した肺血管内皮細胞を低酸素に暴露することにより、低酸素誘導因子(HIF)の発現が増強することが判明した。血管内皮細胞が酸素刺激に反応することを示す結果であり、上記の仮説を検証すべく研究を継続中である。
期刊论文(6)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
DOI:
10.1183/13993003.00637-2022
发表时间:
2022-12-01
期刊:
EUROPEAN RESPIRATORY JOURNAL
影响因子:
24.3
作者:
[Fukada, Atsuki, Suzuki, Yuzo, Suda, Takafumi]
通讯作者:
Suda, Takafumi
DOI:
10.1165/rcmb.2022-0109oc
发表时间:
2023-02-01
期刊:
AMERICAN JOURNAL OF RESPIRATORY CELL AND MOLECULAR BIOLOGY
影响因子:
6.4
作者:
[Aono, Yuya, Suzuki, Yuzo, Suda, Takafumi]
通讯作者:
Suda, Takafumi
線維化解除をターゲットとした肺線維化病態の解明と創薬への展開
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批准号:23K07598
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2023
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负责人:乾 直輝
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依托单位:
海外基金