運動による抗うつ効果:内因性セロトニン3受容体アゴニストの関与について
運動による抗うつ効果:内因性セロトニン3受容体アゴニストの関与について
批准号:
20K11387
负责人:
中村 雪子
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
運動による抗うつ効果とSSRI (selective serotonin reuptake inhibitor) による抗うつ効果は全く違うメカニズムである。SSRIによって細胞外のセロトニンが増加するが、運動によっても同様にセロトニンが増加する。SSRIでは5-HT1A, 運動では5-HT3Aという全く別の受容体を介するのにも関わらず、それらを刺激するものはどちらもセロトニンということになっている。5-HT1A受容体も5-HT3A受容体もどちらも神経新生の行われる海馬歯状回に発現があり、局在が近接している中で、広範囲に増えるセロトニンが一方では5-HT1Aに、もう一方では5-HT3受容体と特異的に活性化させるのは非常に難しい。5-HT1A受容体のEC50は、nMレベル、5-HT3受容体ではμMレベルである。つまり5-HT3受容体を活性化させるためには、2オーダー以上のより多くのセロトニンが必要である。運動によってSSRIよりも大量のセロトニン増加が認められるなら5-HT3受容体を特異的に活性化させるということも考えられるが、SSRIに比べ、運動によるセロトニンの増加量の方が圧倒的に少ない。つまり、同じセロトニンがどのように5-HT1A受容体、5-HT3A受容体の活性化を区別しているかについては全く不明である。この点に着目し、5-HT3受容体を特異的に活性化させる内因性物質が存在するのではないかという点に着目した。注目する内因性物質を解析する中で、単独では5-HT3受容体を活性化させることができないような低濃度のセロトニンでも、注目する内因性物質を同時投与することで5-HT3受容体を活性化させることが明らかとなったが、実際にクリーンな施設で飼育されているマウスにおいてはその内因性物質を検出することができなかった。
英文摘要
運動による抗うつ効果とSSRI (selective serotonin reuptake inhibitor) による抗うつ効果は全く違うメカニズムである。SSRIによって細胞外のセロトニンが増加するが、運動によっても同様にセロトニンが増加する。SSRIでは5-HT1A, 運動では5-HT3Aという全く別の受容体を介するのにも関わらず、それらを刺激するものはどちらもセロトニンということになっている。5-HT1A受容体も5-HT3A受容体もどちらも神経新生の行われる海馬歯状回に発現があり、局在が近接している中で、広範囲に増えるセロトニンが一方では5-HT1Aに、もう一方では5-HT3受容体と特異的に活性化させるのは非常に難しい。5-HT1A受容体のEC50は、nMレベル、5-HT3受容体ではμMレベルである。つまり5-HT3受容体を活性化させるためには、2オーダー以上のより多くのセロトニンが必要である。運動によってSSRIよりも大量のセロトニン増加が認められるなら5-HT3受容体を特異的に活性化させるということも考えられるが、SSRIに比べ、運動によるセロトニンの増加量の方が圧倒的に少ない。つまり、同じセロトニンがどのように5-HT1A受容体、5-HT3A受容体の活性化を区別しているかについては全く不明である。この点に着目し、5-HT3受容体を特異的に活性化させる内因性物質が存在するのではないかという点に着目した。注目する内因性物質を解析する中で、単独では5-HT3受容体を活性化させることができないような低濃度のセロトニンでも、注目する内因性物質を同時投与することで5-HT3受容体を活性化させることが明らかとなったが、実際にクリーンな施設で飼育されているマウスにおいてはその内因性物質を検出することができなかった。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
SR 57227A, a serotonin type-3 receptor agonist, as a candidate analgesic agent targeting nociplastic pain
SR 57227A,一种 3 型血清素受体激动剂,作为针对伤害性疼痛的候选镇痛剂
DOI:
10.1016/j.bbrc.2022.07.027
发表时间:
2022
期刊:
Biochemical and Biophysical Research Communications
影响因子:
3.1
作者:
[Nakamura Yukiko, Sumi Takuya, Mitani Osamu, Okamoto Takashi, Kubo Erika, Masui Kuniharu, Kondo Makoto, Koyama Yoshihisa, Usui Noriyoshi, Shimada Shoichi]
通讯作者:
Shimada Shoichi
特集 産婦人科漢方医学-基礎と臨床のエビデンス- 基礎研究における漢方のエビデンス 3.脳に対する抑肝散の効果
专题 妇产科汉方药 - 基础和临床证据 - 汉方药基础研究的证据 3. 抑肝散对大脑的作用
DOI:
10.18888/sp.0000002485
发表时间:
2023
期刊:
産婦人科の実際
影响因子:
--
作者:
[中村 雪子, 島田 昌一]
通讯作者:
島田 昌一
認知症リスク評価方法及び認知症リスク評価システム
痴呆症风险评估方法及痴呆症风险评估系统
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
条件づけに由来する痛みに注目した慢性疼痛制御機構
-
批准号:23K08350
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2023
-
负责人:中村 雪子
-
依托单位:
インドにおける酪農産業の発展と家畜飼育・搾乳労働に関するジェンダー分析
-
批准号:22KJ1396
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$2.33万
-
财政年份:2023
-
负责人:中村 雪子
-
依托单位:
インドにおけるミルクの商品化と家畜飼育をめぐる政治経済のジェンダー分析
-
批准号:23K17135
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$2.91万
-
财政年份:2023
-
负责人:中村 雪子
-
依托单位:
開発とジェンダーの言説編成と実態に関する研究―インドの女性酪農協同組合を事例に
-
批准号:09J07084
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.9万
-
财政年份:2009
-
负责人:中村 雪子
-
依托单位:
海外基金