非ヒストンタンパク質のアセチル化修飾が引き金となって誘導される細胞生存制御機構
非ヒストンタンパク質のアセチル化修飾が引き金となって誘導される細胞生存制御機構
批准号:
20K12177
负责人:
安田 武嗣
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
ヒトRAD52タンパク質は、DNA二重鎖切断(DSB)修復において、相同組換え(HR)修復に一重鎖DNAアニーリング修復に関わるが、RAD52が関わるHRとSSA修復の制御機構については不明であった。RAD52はp300/CBPによってアセチル化されるが、このアセチル化修復はHR修復には必要であるが、SSA修復には不必要であることを明らかにした。結晶構造解析から解明されているRAD52のDNA結合に必要なリジンやアルギニンのアミノ酸をアラニンに置換した変異遺伝子をゲノム編集によって導入した細胞を用いた実験により、HR修復とSSA修復の両方に必要な部位と、SSA修復にだけ必要な部位を明らかにした。これらの結果から、アセチルか修飾とDNA結合部位の両方が、RAD52によるHRとSSA修復の制御に関わると考えられた。一方、RAD52はSIRT3などによって脱アセチル化され、これはHR修復に必要である。この反応に量子トンネル効果が関わることを明らかにした。量子トンネル効果とは、電子などの小さな粒子(量子)が、古典力学的には乗り越えられない反応に必要な障壁を、まるで障壁に開いたトンネルを潜り抜けるように通過するという現象である。重水素(D)は水素(H)よりも量子トンネル効果の確率が低いため、水素が反応に関わる酵素化学反応ではHをDに置き換えると反応速度が低くなるという速度論的同位体効果が現れる。試験管内の反応において、反応溶液の水をH2OとD2Oで比較すると、D2OではH2Oよりも脱アセチル化の反応速度が約1/2に減少した。一方、細胞を用いた実験では、細胞培養液の水をH2OからD2Oにすると、HR修復がほぼ完全に阻害されるという強い同位体効果が現れた。HR修復は通常の細胞増殖にも必要であるが、D2Oに晒した細胞ではアポトーシスやネクローシスによる細胞死が誘導された。
英文摘要
ヒトRAD52タンパク質は、DNA二重鎖切断(DSB)修復において、相同組換え(HR)修復に一重鎖DNAアニーリング修復に関わるが、RAD52が関わるHRとSSA修復の制御機構については不明であった。RAD52はp300/CBPによってアセチル化されるが、このアセチル化修復はHR修復には必要であるが、SSA修復には不必要であることを明らかにした。結晶構造解析から解明されているRAD52のDNA結合に必要なリジンやアルギニンのアミノ酸をアラニンに置換した変異遺伝子をゲノム編集によって導入した細胞を用いた実験により、HR修復とSSA修復の両方に必要な部位と、SSA修復にだけ必要な部位を明らかにした。これらの結果から、アセチルか修飾とDNA結合部位の両方が、RAD52によるHRとSSA修復の制御に関わると考えられた。一方、RAD52はSIRT3などによって脱アセチル化され、これはHR修復に必要である。この反応に量子トンネル効果が関わることを明らかにした。量子トンネル効果とは、電子などの小さな粒子(量子)が、古典力学的には乗り越えられない反応に必要な障壁を、まるで障壁に開いたトンネルを潜り抜けるように通過するという現象である。重水素(D)は水素(H)よりも量子トンネル効果の確率が低いため、水素が反応に関わる酵素化学反応ではHをDに置き換えると反応速度が低くなるという速度論的同位体効果が現れる。試験管内の反応において、反応溶液の水をH2OとD2Oで比較すると、D2OではH2Oよりも脱アセチル化の反応速度が約1/2に減少した。一方、細胞を用いた実験では、細胞培養液の水をH2OからD2Oにすると、HR修復がほぼ完全に阻害されるという強い同位体効果が現れた。HR修復は通常の細胞増殖にも必要であるが、D2Oに晒した細胞ではアポトーシスやネクローシスによる細胞死が誘導された。
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Anticoagulant effects on the evaluation of CD23 expression in cells by monoclonal antibodies
单克隆抗体评价细胞内CD23表达的抗凝作用
DOI:
10.1080/10428194.2022.2038379
发表时间:
2022
期刊:
Leukemia & Lymphoma
影响因子:
2.6
作者:
[Tajima Katsushi, Tanaka Kiwa, Takeda Hikaru, Moriya Mika, Ueki Tetsuya, Ogata Shinya, Maeda Kunihiko, Yasuda Takeshi]
通讯作者:
Yasuda Takeshi
日本遺伝学会第94回大会において量子生命現象に関する研究でBP賞を受賞しました
在第94届日本遗传学会年会上因量子生命现象的研究获得BP奖。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
細胞の生存は量子効果に支配されている
细胞存活受量子效应控制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[安田武嗣, 中島菜花子, 荻朋男, 谷中智子, 後藤孝也, 田嶋克史]
通讯作者:
田嶋克史
Human SIRT2 and SIRT3 deacetylases function in DNA homologous recombinational repair
人类 SIRT2 和 SIRT3 脱乙酰酶在 DNA 同源重组修复中发挥作用
DOI:
10.1111/gtc.12842
发表时间:
2021
期刊:
Genes to Cells
影响因子:
2.1
作者:
[Yasuda Takeshi, Takizawa Kazuya, Ui Ayako, Hama Michio, Kagawa Wataru, Sugasawa Kaoru, Tajima Katsushi]
通讯作者:
Tajima Katsushi
DNA二重鎖切断修復におけるヒトRAD52タンパク質のDNA結合部位の機能的区別
人 RAD52 蛋白 DNA 结合位点在 DNA 双链断裂修复中的功能分化
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[中島菜花子, 香川亘, 谷中智子, 後藤孝也, 中沢由華, 荻朋男, 田嶋克史, 安田武嗣]
通讯作者:
安田武嗣
共 7 条
DNA修復過程におけるクロマチン構造の影響とその構造変化制御機構の解明
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批准号:02J20162
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.11万
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财政年份:2003
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负责人:安田 武嗣
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依托单位:
ヌクレオチド除去修復過程におけるクロマチン構造変化制御機構の解明
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批准号:14780434
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.6万
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财政年份:2002
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负责人:安田 武嗣
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依托单位:
海外基金