ストレスゲートウェイ反射により「病は気から」の分子機構を解き明かす
ストレスゲートウェイ反射により「病は気から」の分子機構を解き明かす
批准号:
20H00502
负责人:
村上 正晃
金额:
$29.12万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
R4年度は関節リウマチモデルを利用して遠隔部位に左右対称な炎症病変を生じさせる遠隔炎症ゲートウェイ反射機構を見出し、また全身性エリトマトーデス(SLE)モデルを用いて精神神経ループス(NPSLE)と呼ばれる重症の病態の分子機構の一端を解明することができた。まず、 遠隔炎症ゲートウェイ反射では、関節リウマチモデルマウスの片側足関節の炎症で生じるATPが、感覚神経、続いて脊髄のプロエンケファリン陽性介在神経を順に活性化し、その後反対側の足関節に分布する感覚神経を活性化することにより、逆行性のATP放出を介して血管内皮細胞や線維芽細胞など非免疫細胞でIL-6アンプを惹起することで遠隔炎症が誘導される機構が明らかとなった。すなわち、遠隔炎症ゲートウェイ反射において、ATPが神経伝達物質かつ炎症増悪因子として作用することがわかった。また、慢性ストレス導入は、正常マウスにおいて不安を増強するが、SLEモデルでは不安を減少させ、NPSLE様の脱抑制様行動を誘導することを見出した。詳細な解析の結果、ストレス依存的に内側前頭前皮質で異常に活性化したミクログリアからIL-12/23p40が産生され、神経細胞も活性化されることがわかった。これらの変化は、IL-12/23p40中和抗体の投与で抑制された。さらに、健常者や軽症のSLE患者と比べて、NPSLE患者では、モデルマウスと同様に髄液中のIL-12/23p40濃度が高値であり、前頭前皮質の体積がより小さかったことから、ヒトにおいても同様の発症機構が関与している可能性が示唆された。
英文摘要
R4年度は関節リウマチモデルを利用して遠隔部位に左右対称な炎症病変を生じさせる遠隔炎症ゲートウェイ反射機構を見出し、また全身性エリトマトーデス(SLE)モデルを用いて精神神経ループス(NPSLE)と呼ばれる重症の病態の分子機構の一端を解明することができた。まず、 遠隔炎症ゲートウェイ反射では、関節リウマチモデルマウスの片側足関節の炎症で生じるATPが、感覚神経、続いて脊髄のプロエンケファリン陽性介在神経を順に活性化し、その後反対側の足関節に分布する感覚神経を活性化することにより、逆行性のATP放出を介して血管内皮細胞や線維芽細胞など非免疫細胞でIL-6アンプを惹起することで遠隔炎症が誘導される機構が明らかとなった。すなわち、遠隔炎症ゲートウェイ反射において、ATPが神経伝達物質かつ炎症増悪因子として作用することがわかった。また、慢性ストレス導入は、正常マウスにおいて不安を増強するが、SLEモデルでは不安を減少させ、NPSLE様の脱抑制様行動を誘導することを見出した。詳細な解析の結果、ストレス依存的に内側前頭前皮質で異常に活性化したミクログリアからIL-12/23p40が産生され、神経細胞も活性化されることがわかった。これらの変化は、IL-12/23p40中和抗体の投与で抑制された。さらに、健常者や軽症のSLE患者と比べて、NPSLE患者では、モデルマウスと同様に髄液中のIL-12/23p40濃度が高値であり、前頭前皮質の体積がより小さかったことから、ヒトにおいても同様の発症機構が関与している可能性が示唆された。
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Analysis of disease-associated SNPs and inflammatory mechanisms in Dupuytren’s contracture
掌腱膜挛缩症结构中疾病相关 SNP 和炎症机制的分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Hiroaki Kida, Yuichiro Matsui, Ikuko Takahashi, Masaaki Murakami, Norimasa Iwasaki]
通讯作者:
Norimasa Iwasaki
DOI:
10.3389/fimmu.2021.675909
发表时间:
2021
期刊:
Frontiers in immunology
影响因子:
7.3
作者:
[Murakami K, Kamimura D, Hasebe R, Uchida M, Abe N, Yamamoto R, Jiang JJ, Hidaka Y, Nakanishi Y, Fujita S, Toda Y, Toda N, Tanaka H, Akira S, Tanaka Y, Murakami M]
通讯作者:
Murakami M
“免疫系の暴走 サイトカインストーム” 「IL-6アンプとCOVID-19におけるサイトカインストーム誘導機構」
“失控的免疫系统细胞因子风暴”“COVID-19中的IL-6放大器和细胞因子风暴诱导机制”
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
実験医学
影响因子:
--
作者:
[内田萌菜, 田中くみ子, 北條慎太郎, 田中勇希, 長谷部理絵, 村上正晃]
通讯作者:
村上正晃
犬の炎症性腸疾患誘導因子としてのSNP解析
SNP 分析作为诱发犬炎症性肠病的因素
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永田矩之, テオ ヤンビン, 佐々木東, 大田寛, 坂本直哉, 松野吉宏, 滝口満喜, 村上正晃]
通讯作者:
村上正晃
基盤病態としての慢性炎症 IL-6アンプおよびゲートウェイ反射による関節リウマチ発症メカニズム
慢性炎症是一种潜在的病理学 IL-6 放大器和网关反射引起类风湿性关节炎发展的机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
医学のあゆみ
影响因子:
--
作者:
[田中 勇希, 長谷部 理絵, 村上 正晃]
通讯作者:
村上 正晃
共 120 条
心理免疫学の創成:精神・心理に関連するゲートウェイ反射の同定と解析
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批准号:18H04024
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$28.62万
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财政年份:2018
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负责人:村上 正晃
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依托单位:
炎症の増幅回路の交感神経による活性化機構の解析と病態形成への関与
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批准号:14F04789
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2014
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负责人:村上 正晃
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依托单位:
肝臓からのサイトカインの発現とT細胞反応性の制御
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批准号:20060015
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$6.14万
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财政年份:2008
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负责人:村上 正晃
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依托单位:
IL-2依存性樹状細胞によるメモリーCD8+T細胞の維持機構
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批准号:15019058
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2003
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负责人:村上 正晃
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依托单位:
過剰のメモリーT細胞を持ち膵島炎を発症する突然変異マウスからの責任遺伝子単離
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批准号:14013001
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$2.69万
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财政年份:2002
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负责人:村上 正晃
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依托单位:
新しいCTLA4結合分子、ACBMのcDNA単離とその機能解析
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批准号:09271201
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.47万
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财政年份:1997
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负责人:村上 正晃
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依托单位:
海外基金