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ロラン・バルトのエクリチュール概念の解明――読むことと書くことの相関関係を中心に

ロラン・バルトのエクリチュール概念の解明――読むことと書くことの相関関係を中心に
罗兰·巴特的“书写”概念阐释——以阅读与写作的关联为中心
批准号:
20J20117
负责人:
石井 咲
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-24 至 2023-03-31

项目摘要

项目成果

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2022年度は、ロラン・バルトの1960年代後半から1980年までに発表されたテクストをもとに、エクリチュール概念の総合的な研究を行った。研究当初は、1970年代前半の言説を対象に限定していたが、研究を進めていくなかで、この概念が書き手の「主体/主観性」とともに変容していくことが認められた。そのため、2022年度は射程を広げ、とりわけ以下の2つの点に着目し研究を遂行した。(1)分裂する作者と人称代名詞の使用法にかんする研究:バルトが目指した〈散逸する断片としての作者〉が、いかにテクストに存在し得るのか検討するために、2つのテクスト(『ロラン・バルトによるロラン・バルト』、1975年;『恋愛のディスクール・断章、1977年)を対象に、そこにおける人称代名詞の使用法の分析を行った。その結果、バルトは、フロイト、ラカンの精神分析に示唆を受け、他者としての自己、あるいは自己における複数の他者というコンセプトを人称の機能に付与していたことが明らかになった。(2)愛や死、喪という個人的経験に結びついた情動を言語化するバルトの手法の研究:(1)で得られた成果を踏まえつつ、遺作『明るい部屋』(1980)を対象に、そこで用いられる人称代名詞にいかなる変化が見られるのか分析した。その結果、当該テクストで使用された一人称は、物語世界におけるバルトと、のちにそれを記すバルトという二重性(二つの主体と二つの時間軸)によって構成されていることが明らかになった。現実の作者とは似て異なる「エクリチュールの自己」を作り出すことで、バルトは自己自身を一種演劇化していたと言えよう。よって、バルトにとってのエクリチュール概念とは、テクストという舞台に自らを上げること、およびその上演としてのテクストを意味すると結論づけるに至った。この成果は3つの論文に結実し、現在はこれらをもとに、博士論文を執筆中である。
期刊论文(7)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
『テクストの快楽』における「倒錯的」戦略--テクスト理論をめぐって
《文本之乐》中的“反常”策略——论文本理论
DOI: --
发表时间: 2021
期刊: テクスト研究
影响因子: --
作者: [Nishioka Kiho, Tanaka Mizuki, Fujimoto Hayato, Amaya Toru, Ogoshi Sensuke, Tobisu Mamoru, Nakanishi Shuji, 石井咲]
通讯作者: 石井咲
冥府降り(カタバシス)としての『明るい部屋』--写真と死の関係をめぐって
《明亮的房间》作为卡塔巴基——论摄影与死亡的关系
DOI: --
发表时间: 2023
期刊: 言語文化
影响因子: --
作者: [Kohei Sakanashi, Naoto Wada, Kentaro Murase, Kenichi Oto, Gil-Ho Kim, Kenji Watanabe, Takashi Taniguchi, Jonathan P. Bird, David K. Ferry, Nobuyuki Aoki, 石井咲]
通讯作者: 石井咲
ロラン・バルトによる中動態の拡大解釈から考えるエクリチュール概念
书写的概念来自对罗兰·巴特介动力学的扩展解释
DOI: --
发表时间: 2022
期刊: テクスト研究
影响因子: --
作者: [石井咲]
通讯作者: 石井咲
「中性」の兆し ―エクリチュール概念における中動態的側面の再考―
“中立”的迹象 - 重新考虑书写概念的介动力方面 -
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [Fukami Kazuhiro, Sakurai Akihiro, Tsujimoto Takamitsu, Yamagami Masaki, Kitada Atsushi, Morimoto Kota, Nishioka Kiho, Nakanishi Shuji, Yoshikane Yusuke, Nagao Toshimitsu, Katayama Jun-ichi, Murase Kuniaki, 石井咲]
通讯作者: 石井咲
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