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17-18世紀内陸アジア東部の国際秩序

17、18世纪东亚内陆地区的国际秩序

基本信息

批准号：
19J00721
负责人：
前野利衣
金额：
$ 5.99万
依托单位：
Waseda University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2019
资助国家：
日本
起止时间：
2019-04-25 至 2023-03-31
项目状态：
已结题

项目摘要

17-18世紀の内陸アジア東部では、東方にマンジュ人皇帝を戴く清、チベットにダライラマ5世による統一政権、北方にはハルハやオイラトといったモンゴル系遊牧民がそれぞれ独立して割拠していた。本研究は、この時代の国際秩序を、これまで支配・影響を受ける対象であったモンゴルの視点から問い直そうとするものである。令和4年度は、これまで取り組んできた17世紀後半のハルハにおけるハーン位の継承原則についての論文を完成させて投稿するための作業を中心的に行なった。さらに、非ボルジギン氏族のモンゴル系遊牧民であるオイラトの視点を取り入れるため、17-18世紀にオイラト内で一時期盟主の立場にあったジューンガルに関する先行研究を調査した。その上で、ジューンガル首長層の母系出自を『清内閣蒙古堂档』に収録される朝貢記録を用いて再検討したり、オイラトの高僧ザヤ=パンディタの伝記『月の光』（トド文字版）を調査したりすることを通して、この時代のオイラト社会や首長層の動向を把握した。その他には、『元朝の歴史：モンゴル帝国期の東ユーラシア』（勉誠出版、2021年）に対する書評（『中国研究月報』898号に掲載、2022年11月）、『中央ユーラシア文化事典』（丸善出版社、2023年）の項目（「北元」・「ジューンガル」）を執筆した。また、専門分野の学会・研究会のみならず、考古学・人類学・図書館情報学といった異分野の研究会にも参加することで、研究の裾野を広げられるよう努めた。

17-18 In the 19th century, the inland areas were divided into the eastern and eastern regions, and the eastern regions were divided into the eastern and eastern regions. This study focuses on the international order of the times, its domination and influence. In the fourth year of Ling and Qing Dynasty, the group was selected from the second half of the 17th century, and the principle of inheritance was completed. In the 17th and 18th centuries, the position of the leader of a country was investigated in advance. To investigate the trends of the social leadership layer, we need to reexamine the tribute records recorded in the "Qing Cabinet Mongolia Hall File" and reexamine the records of the "Moon Light"(Text Version). He wrote a book review on "History of the Yuan Dynasty: The Period of the Empire"(Mien Cheng Publishing House, 2021)(published in "China Research Monthly" No. 898, November 2022) and a project on "Cultural Events of the Central Government"(Maruzen Publishing House, 2023)("Beiyuan"·""). The Institute of Archaeology, Anthropology, Library Informatics, and the Institute of Research