嗅覚受容体の脱感作機構の解明―ヒトにおける匂いの交差順応の解析
嗅覚受容体の脱感作機構の解明―ヒトにおける匂いの交差順応の解析
批准号:
22KJ0501
负责人:
悪原 成見
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
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英文摘要
本研究はこれまで検証するのが困難であった匂いの交差順応を,受容体レベル,知覚レベルの両方から検証し,そのメカニズムの解明を試みた.本年度も昨年度と同様,感染症の流行状況を鑑み受容体レベルの解析を中心として行った.また,研究室内(in house)ではあるが一部官能試験も行った.昨年度報告した匂い物質Aのヒト嗅覚受容体OR Xを介した交差順応に続き,匂い物質BのOR Yを介した交差順応を解析した.BもまたAと同様に,OR Yのみを主に活性化する選択性の高い匂い物質である.Bの類似化合物もまたOR Yを活性化するが,Bとは異なる構造をもつ匂い物質CもOR Yを活性化する.これらの匂い物質について,in vitro assay並びに官能試験を行った.Bで順応させるとOR Yは脱感作を示したが,その類似化合物ではほとんど脱感作を起こさなかった.一方官能試験において,類似化合物でもBと同様の順応度合を示した.これらの結果と化合物の特性から,ヒトの嗅粘膜において酵素により類似化合物が代謝されBとなり,実際にはBのself-adaptationが起きていると考えられた.またCについては,Bよりも高濃度での順応を必要とするが,OR Yの脱感作を引き起こし,Bと交差順応することがin vitroと官能試験で共に確かめられた.BとCは若干異なる匂いの質をもち,OR Y以外の応答受容体は異なる.来年度は,BとCの関係に着目し,交差順応の非対称性や,匂いの質の変化にまで検証を広げる予定である.また,昨年度立ち上げた,実際のヒトのレパートリーを反映したヒトORのスクリーニング系について,様々な匂い物質の応答結果を着々と蓄積している.単一物質だけでなく複合臭や匂いのマスキング作用の評価にも使用し,現在2件の特許関連物質を検証中である.また,様々な企業からの問い合わせもあり,産学連携に寄与している.
期刊论文(1)
专著(0)
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会议论文
「食品のコクとは何か」おいしさを引き出すコクの科学 第3章 食品のコクの感覚刺激を感じる仕組み 2.香りを感じるメカニズム
“什么是食物的丰富度?”带出美味的丰富度科学第3章:感知食物丰富度的感官刺激的机制2.
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Mami Dojo-Nakamizo, Kenichi Ishii, and Kazuo Emoto, 悪原成見,東原和成]
通讯作者:
悪原成見,東原和成
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