文化的景観の保全に資する動態的持続性の解明と計画論への応用
文化的景観の保全に資する動態的持続性の解明と計画論への応用
批准号:
21K14319
负责人:
阿久井 康平
金额:
$2.91万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
当該年度(2022年度)は、分析対象地として選定した大阪府指定棚田地域の豊能町「高山の棚田」「牧の棚田」を主な対象に、田畑の営農や耕作放棄地の利活用を踏まえた営みの動態性の実態把握、景観構造の視覚的特徴を解明し、文化的景観の保全に資する知見を得ることを目的とした。田畑の営農や耕作放棄地の利活用による営みの動態性の実態について、「高山の棚田」では、スゴ・コカベにおける象徴的な棚田でNPO団体による耕作放棄地を利活用したぶどう栽培やボランティア団体による畑作など、地域外の担い手の介入が景観保全を支えていることが示された。また、耕作放棄地の利活用を通じた活動は、多様な主体間のコミュニケーション機会を創出する役割を担っていることも示唆できた。「牧の棚田」では、ため池の改修というきっかけが地元協議会の立ち上げにつながり、民間団体の参入や行政との連携による運営体制の構築を図り、耕作放棄地を利活用した景観保全のみならず、食育を通じた環境教育や山々の竹林整備をはじめ、農空間の保全に資する波及効果に影響を与えていることも示唆できた。また、「高山の棚田」において、地域内住民と地域外住民の被験者を対象に、全31地点の土地利用状況と地形断面からなる景観構造の構成要素から読み解く視覚的景観の特徴との関係を分析した。土地利用状況として「田」「畑」「ぶどう畑」「耕作放棄地」の違いを踏まえ、「方向」「田の向き」「山並み」「耕作地占有率」「段の数」のアイテムを用いて、数量化3類とクラスター分析を適用し、考察を行った。分析の結果、地域内住民では「田の向き」「段の数」、地域外住民では「耕作地占有率」「山並み」が景観評価の主要な要素となっていることが明らかとなった。例えば、圃場整備にあたっては、農業生産や農地利用の利便性の追求と景観保全のトレードオフの関係を見据えた農空間の保全の追求が重要であることを示した。
英文摘要
当該年度(2022年度)は、分析対象地として選定した大阪府指定棚田地域の豊能町「高山の棚田」「牧の棚田」を主な対象に、田畑の営農や耕作放棄地の利活用を踏まえた営みの動態性の実態把握、景観構造の視覚的特徴を解明し、文化的景観の保全に資する知見を得ることを目的とした。田畑の営農や耕作放棄地の利活用による営みの動態性の実態について、「高山の棚田」では、スゴ・コカベにおける象徴的な棚田でNPO団体による耕作放棄地を利活用したぶどう栽培やボランティア団体による畑作など、地域外の担い手の介入が景観保全を支えていることが示された。また、耕作放棄地の利活用を通じた活動は、多様な主体間のコミュニケーション機会を創出する役割を担っていることも示唆できた。「牧の棚田」では、ため池の改修というきっかけが地元協議会の立ち上げにつながり、民間団体の参入や行政との連携による運営体制の構築を図り、耕作放棄地を利活用した景観保全のみならず、食育を通じた環境教育や山々の竹林整備をはじめ、農空間の保全に資する波及効果に影響を与えていることも示唆できた。また、「高山の棚田」において、地域内住民と地域外住民の被験者を対象に、全31地点の土地利用状況と地形断面からなる景観構造の構成要素から読み解く視覚的景観の特徴との関係を分析した。土地利用状況として「田」「畑」「ぶどう畑」「耕作放棄地」の違いを踏まえ、「方向」「田の向き」「山並み」「耕作地占有率」「段の数」のアイテムを用いて、数量化3類とクラスター分析を適用し、考察を行った。分析の結果、地域内住民では「田の向き」「段の数」、地域外住民では「耕作地占有率」「山並み」が景観評価の主要な要素となっていることが明らかとなった。例えば、圃場整備にあたっては、農業生産や農地利用の利便性の追求と景観保全のトレードオフの関係を見据えた農空間の保全の追求が重要であることを示した。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Visual characteristics of the tea plantation landscape in Wazuka town as a suburban rural area
郊区农村和束镇茶园景观视觉特征
DOI:
10.5632/jilaonline.14.41
发表时间:
2021
期刊:
Landscape Research Japan Online
影响因子:
--
作者:
[AKUI Kohei, OKABE (NISHIMURA) Ayana, SHIMOMURA Yasuhiko]
通讯作者:
SHIMOMURA Yasuhiko
水利システムから捉えた泉佐野市大木地区の文化的景観の構造と保全に関する研究
从用水系统看泉佐野市隐木地区文化景观的结构与保护研究
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岩岸佑, 阿久井康平, 下村泰彦]
通讯作者:
下村泰彦
水辺近郊の市街地における近代都市形成と包括的橋梁デザイン
-
批准号:15J01164
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.68万
-
财政年份:2015
-
负责人:阿久井 康平
-
依托单位:
海外基金