ES細胞由来神経幹細胞の分化時期での熱応答評価と分化細胞への温熱刺激効果の解明
ES細胞由来神経幹細胞の分化時期での熱応答評価と分化細胞への温熱刺激効果の解明
批准号:
21K17518
负责人:
大森 啓之
金额:
$3.0万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究では,マウスES細胞から作製した神経幹細胞から神経細胞,グリア細胞に分化する過程で時期を変えて温熱刺激を加え,熱応答の変化とその後の分化細胞の生存,分化・成熟への効果について検討することを目的としている.神経系細胞の分化過程における温熱刺激の影響の違いを評価・解析するため、培養条件を神経幹細胞が神経細胞,グリア細胞へ分化する条件とし,培養開始時と神経細胞,グリア細胞へ分化・成熟する時期に温熱刺激時期を変えて20分間・1回の温熱刺激を加えた。各時期の20分間・1回の温熱刺激後24時間培養して、温熱刺激24時間後の細胞生存、細胞死活性、神経系細胞マーカー遺伝子の発現変化について評価・解析を行った。昨年度の温熱刺激3時間後の評価と同様に温熱刺激24時間後でも分化過程の神経系細胞の熱応答が培養期間は長くなると変化し,対照群に対する細胞死活性割合が減少し、細胞生存率が増加した。この結果から、温熱刺激24時間後でも分化条件で培養中の神経幹細胞の温熱刺激に対する熱応答変化が培養を継続しても維持されていることが示唆された.また、神経系細胞マーカー遺伝子の遺伝子発現解析では、高温刺激条件で培養初期およびさらに数日経過した細胞共に、温熱刺激24時間後の細胞で神経系細胞の未分化細胞のマーカーよりも分化マーカーが変化する傾向がみられた。このことから、分化過程の神経系細胞では、分化過程を通して特定の神経系細胞分化マーカーに温熱刺激が影響を及ぼすことが示唆された。
英文摘要
本研究では,マウスES細胞から作製した神経幹細胞から神経細胞,グリア細胞に分化する過程で時期を変えて温熱刺激を加え,熱応答の変化とその後の分化細胞の生存,分化・成熟への効果について検討することを目的としている.神経系細胞の分化過程における温熱刺激の影響の違いを評価・解析するため、培養条件を神経幹細胞が神経細胞,グリア細胞へ分化する条件とし,培養開始時と神経細胞,グリア細胞へ分化・成熟する時期に温熱刺激時期を変えて20分間・1回の温熱刺激を加えた。各時期の20分間・1回の温熱刺激後24時間培養して、温熱刺激24時間後の細胞生存、細胞死活性、神経系細胞マーカー遺伝子の発現変化について評価・解析を行った。昨年度の温熱刺激3時間後の評価と同様に温熱刺激24時間後でも分化過程の神経系細胞の熱応答が培養期間は長くなると変化し,対照群に対する細胞死活性割合が減少し、細胞生存率が増加した。この結果から、温熱刺激24時間後でも分化条件で培養中の神経幹細胞の温熱刺激に対する熱応答変化が培養を継続しても維持されていることが示唆された.また、神経系細胞マーカー遺伝子の遺伝子発現解析では、高温刺激条件で培養初期およびさらに数日経過した細胞共に、温熱刺激24時間後の細胞で神経系細胞の未分化細胞のマーカーよりも分化マーカーが変化する傾向がみられた。このことから、分化過程の神経系細胞では、分化過程を通して特定の神経系細胞分化マーカーに温熱刺激が影響を及ぼすことが示唆された。
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