主権者教育で育む「政治的リテラシー」のパフォーマンス評価・鑑識眼的評価の調査研究

主权教育培育“政治素养”绩效评价与鉴赏力研究

• 批准号: 17H00106
• 负责人: 岡田 泰孝
• 金额: $ 0.34万
• 依托单位: Ochanomizu University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
• 财政年份: 2017
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2017 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-17H00106/
• 关键词: 「政治的リテラシー」; パフォーマンス評価; 鑑識眼的評価

1 研究の目的英国のシティズンシップ教育(1999～)や総務省常時啓発事業報告書(2011)は「政治的リテラシー」教育の重要性を民主主義社会の主権者を育てる背景から説くが, 小学校児童にとっての「政治的リテラシー」の定義や実践方略や評価方法は検討が不十分という課題を抱えている。本研究では, 日本の初等教育段階で育成する「政治的リテラシー」を涵養する実践のあり方や評価方法の提案を目的にする。2 研究の方法小学校5年生に対して川内原発再稼働論争問題の授業を行い, パフォーマンス課題として意見文を書かせ, それをルーブリックによって評価を行う。ただし, ルーブリックの記述語では, 評価しきれない子どもの学びについては, 教師が鑑識眼を働かせて多様な解釈ができるようにする。以上のように, パフォーマンス評価と鑑識眼的評価を組み合わせることで, 子どものより多様な学びを評価する方法を採る。3 成果と課題成果の1点目は, 授業中の討論は実際に応答がある「他者」からの反論やそれへの反駁を行って「関係構築的な思考力」を育成し, 意見文を書くことは, 自己の中の「他者」との応答を通して「関係構築的な思考力」を育成することと意義づけたことである。成果の2番目は, ルーブリックだけでは評価しきれない子どもの学びを, 鑑識眼的評価で読み解いたことである。この評価研究を通して, 教員の鑑識眼が磨かれることが, 実践者として実感できた。それは, はじめて筆者が「それぞれの子どもの意見文を『肯定的な側面と否定的な側』を見つけ, それを言語化し記述」してみた時と比べて, 記述の量・質共に向上していることから明らかになった。課題については, パフォーマンス評価のルーブリックだけでは見切れない部分に光を当て, 鑑識眼的評価でそれぞれの子どものプラス面や課題を見つけようとした。しかし, それら2つの評価方法はともに, 教員が子どもを評価しており, このことをさらに問い直す必要がある。「政治的リテラシー」の涵養は, 自律的な政治的主体の形成を目指すのだから, 他者との対話の中で自らの判断を自己評価できることも必要である。評価方法の枠組みを問い直すこと自体が, 本研究の構想的な課題だと考える。

1. Purpose of the study: Education in the United Kingdom (1999~) and Ministry of Public Affairs (2011): Background on the importance of education for the development of democratic society leaders, definition and implementation strategy of "political education" for children in primary schools, evaluation methods, discussion of different topics, and discussion on the development of education. This study aims to develop a methodology for evaluating the development of "politics" at the elementary education level in Japan. 2. Methods of study: 5-year-old elementary school students are asked to discuss the issue of re-education in Kawauchi. In addition, the teacher's eyes are open to multiple explanations, and the teacher's eyes are open to multiple explanations. The above methods are used to evaluate and evaluate the eyes. 3. The first point of the project achievement is that the discussion in the lecture is to cultivate the "thinking power of relationship construction", and the discussion in the book is to cultivate the "thinking power of relationship construction". The results of the two aspects of the article are: The evaluation of research is open, the teacher's identification eyes are sharpened, and the practitioner's feelings are realized. The author wrote: "The author of this article is a writer who writes in the form of" positive bottom and negative side,"and he writes in the form of words." The topic of the evaluation is to see the part of the light, the evaluation of the forensic eye is to see the part of the evaluation. 2. The method of evaluation is not appropriate, and teachers should not comment on it. The self-discipline of political subject formation refers to the self-discipline of political subject formation, and the self-judgment of others in the dialogue refers to the self-evaluation of others. The problem of the conjecture of this study is the investigation of the method of evaluation.

项目成果

『政治的リテラシー』を涵養する学習の構想-様々な立場から考えることで当事者性を育成できるのか-

培养“政治素养”的学习理念——多角度思考能否培养主人翁意识？

• 发表时间: 2017
• 作者: 岡田泰孝

1 価値判断力・意思決定力を育成する社会科授業研究会における発表 (1) 2017年8月26日(土) 新教科「てつがく」が育む資質・能力と評価(於 筑波大学附属小学校) (2) 2017年10月14日(土) 哲学的対話と「政治的リテラシー」涵養の関連について考えるシンポジウム(於 お茶の水女子大学附属小学校) 2 教育哲学会ラウンドテーブルにおける発表 2017年10月15日(日) 「子どもの哲学」は教育的思考をいかに刷新するか, 新教科『てつがく』が追究する資質・能力と評価のあり方」岡田泰孝・久下谷明(

1 在社会学课程学习小组中进行演讲，培养价值判断和决策能力 (1) 2017 年 8 月 26 日星期六 新科目“铁学”培养的素质、能力和评价（筑波大学小学））（ 2) 2017 年 10 月 14 日星期六 哲学对话与“政治素养”培养的关系研讨会（御茶水大学小学） 2 教育哲学学会圆桌会议上的演讲 2017 年 10 月 15 日（日语）“儿童的政治素养如何”哲学”创新教育思维？新学科“铁学”所追求的素质、能力和评价”作者：冈田泰隆、栉谷彰（