CaMキナーゼIIの活性制御に関与する新規プロテインホスファターゼに関する研究
CaMキナーゼIIの活性制御に関与する新規プロテインホスファターゼに関する研究
批准号:
09780538
负责人:
石田 敦彦
金额:
$1.28万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
カルモデュリン依存性プロティンキナーゼII(CaMKII)は代表的な多機能性セリン・スレオニンプロテインキナーゼの一つであり、中枢神経機能の制御に深く関わっている可能性が示唆されている。本酵素においてはThr^<286>の自己燐酸化によってその活性が制御されていることはよく知られているが、この部位の脱燐酸化についてはまだあまり研究が進んでいない。今回我々は合成ペプチドを用いたプロテインホスファターゼの簡便なアッセイ法を新たに開発し、これを用いてCaMKIIのThr^<286>を脱燐酸化してCaMKII活性を制御していると考えられる新規プロテインホスファターゼ(PPase)をラット脳幹より単離することに成功した。さらにその酵素学的諸性質についても詳しい解析を行った。CaMKIIのアミノ酸残基281-289に相当する合成ペプチドを磁気粒子に固定化し、これをCaMKII活性フラグメントで燐酸化してPPaseの基質とした。ラット脳抽出液中のPPase活性を調べたところ、ポリ-L-リシン(PLL)存在下にカリクリンA非感受性でMn^<2+>依存性のPPase活性が検出されたので、これをラット脳幹より精製した。精製されたPPase(CaMKIIホスファターゼ;CaMKIIPase)はSDS-PAGE上、54kDaを示すモノマー酵素であり、100nMカリクリンAまたは10μMオカダ酸によって全く阻害されなかった。活性にはMn^<2+>を必要とし、PLLやプロタミン等のポリカチオンによって顕著に活性化された。PLL存在下で自己燐酸化CaMKIIはCaMKIIPaseによって速やかに脱燐酸化されたが、代表的なPPase基質としてよく用いられるヒストンやホスホリラーゼaなどの燐酸化蛋白質は本酵素の基質にはならなかった。更に自己燐酸化CaMKIIをPLL存在下にCaMKIIPaseとともにインキュベートするとCa^<2+>/カルモデュリン非依存性活性の顕著な低下が観察された。以上の結果から、CaMKIIPaseがCaMKIIに対して特異性の高いPPaseとして、細胞内のCaMKII活性の制御に関わっていることが示唆された。
英文摘要
カルモデュリン依存性プロティンキナーゼII(CaMKII)は代表的な多機能性セリン・スレオニンプロテインキナーゼの一つであり、中枢神経機能の制御に深く関わっている可能性が示唆されている。本酵素においてはThr^<286>の自己燐酸化によってその活性が制御されていることはよく知られているが、この部位の脱燐酸化についてはまだあまり研究が進んでいない。今回我々は合成ペプチドを用いたプロテインホスファターゼの簡便なアッセイ法を新たに開発し、これを用いてCaMKIIのThr^<286>を脱燐酸化してCaMKII活性を制御していると考えられる新規プロテインホスファターゼ(PPase)をラット脳幹より単離することに成功した。さらにその酵素学的諸性質についても詳しい解析を行った。CaMKIIのアミノ酸残基281-289に相当する合成ペプチドを磁気粒子に固定化し、これをCaMKII活性フラグメントで燐酸化してPPaseの基質とした。ラット脳抽出液中のPPase活性を調べたところ、ポリ-L-リシン(PLL)存在下にカリクリンA非感受性でMn^<2+>依存性のPPase活性が検出されたので、これをラット脳幹より精製した。精製されたPPase(CaMKIIホスファターゼ;CaMKIIPase)はSDS-PAGE上、54kDaを示すモノマー酵素であり、100nMカリクリンAまたは10μMオカダ酸によって全く阻害されなかった。活性にはMn^<2+>を必要とし、PLLやプロタミン等のポリカチオンによって顕著に活性化された。PLL存在下で自己燐酸化CaMKIIはCaMKIIPaseによって速やかに脱燐酸化されたが、代表的なPPase基質としてよく用いられるヒストンやホスホリラーゼaなどの燐酸化蛋白質は本酵素の基質にはならなかった。更に自己燐酸化CaMKIIをPLL存在下にCaMKIIPaseとともにインキュベートするとCa^<2+>/カルモデュリン非依存性活性の顕著な低下が観察された。以上の結果から、CaMKIIPaseがCaMKIIに対して特異性の高いPPaseとして、細胞内のCaMKII活性の制御に関わっていることが示唆された。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
A.Ishida et al.: "Assay of Protein Phosphatase Activities with Phosphopeptide-Magnetic Particle Conjugates" Anal.Biochem.254. 152-155 (1997)
A.Ishida 等人:“用磷酸肽-磁性粒子缀合物测定蛋白磷酸酶活性”Anal.Biochem.254。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
A.Ishida et al.: "A Novel Protein Phosphatase That Dephosphorylates and Regulates Ca^<2+>/Calmodulin-dependent Protein Kinase II" J.Biol.Chem.273. 1904-1910 (1998)
A.Ishida等人:“一种去磷酸化和调节Ca 2+ /钙调蛋白依赖性蛋白激酶II的新型蛋白磷酸酶”J.Biol.Chem.273。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
A.Ishida et al.(分担執筆): "Kinases and Phosphatases in Lymphocyte and Neuronal Signaling" Springer Verlag, 368 (1997)
A. Ishida 等人(撰稿人):“淋巴细胞和神经元信号传导中的激酶和磷酸酶”Springer Verlag,368 (1997)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
低毒性がん転移抑制剤開発のための学際研究:アフィニティータグ法による阻害剤の創製
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批准号:21K05310
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2021
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负责人:石田 敦彦
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依托单位:
CaMキナーゼホスファターゼの活性制御機構と生理機能の解明に関する研究
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批准号:12780462
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2000
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负责人:石田 敦彦
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依托单位:
CaMキナーゼIIに特異的な阻害ペプチドの開発と応用
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批准号:08780573
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:石田 敦彦
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依托单位:
CaMキナーゼIIの自己阻害ドメインによる酵素の安定性制御機構の研究
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批准号:07780526
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1995
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负责人:石田 敦彦
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依托单位:
カルモデュリン依存性プロテインキナーゼIIのカルモデュリンによる不活性化機構の研究
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批准号:06780475
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:石田 敦彦
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依托单位:
海外基金