大学入試(数学)による大学理系学生の学力および選抜効果の研究

高考（数学）理科生学术能力及选拔效应研究

基本信息

批准号：
17650239
负责人：
浪川幸彦
金额：
$ 2.18万
依托单位：
Nagoya University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份：
2005
资助国家：
日本
起止时间：
2005 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

本年度は,昨年度に引き続き記述形式数学試験の分析を行うための基礎研究およびマークシート形式数学試験との比較を行う手法の開発を行い,その成果に基づいて昨年度実施したモニター試験の結果の分析を行った。この結果,問題作成・モニター調査実施方法などでその前の年度より改善が見られ,質の高いデータが得られたこと,ほぼ例外なく記述形式の得点がマークシート形式のそれを上回ることはないこと,両者で差が付くのは解答方針を立てる部分,複数ステップにわたる計算が必要となる部分で大きいことが分かった。記述形式の方が解答の方法に自由度が大きいので,得点が取りやすい可能性はあるが,その影響は見られなかった。したがって原則的に記述形式の方が広範な学力を見ていることが実証された。しかしステップ数が大きくなると殆どが途中までしか行かないという床効果が現れ,弁別力はかえって低下する場合のあることも観察された。また記述形式とマークシート形式との得点の散布図を取ると,対角線を境にマークシート形式高得点側のみに分布するといういわゆる「森田の観察」は,マークシート形式の得点の優位さとマークシート形式得点の天井効果との相乗作用であることも分かった。なお大学入試成績との相関についてはいずれの場合も特に高い相関は認められなかった。一方大学入試の改善のため,高等学校との意思疎通を図る集まりとして,名古屋大学数学教育セミナーを開催し,大学院生をも含む形で交流の場を持った。

今年，在去年之后，我们开发了一项基础研究，以分析书面数学考试和一种将其与标记表数学考试进行比较的方法，并基于去年进行的监视器考试的结果。结果，发现从上一年中看到了提出问题和进行监视调查的方法，并且获得了高质量的数据，并且在描述格式的分数中几乎没有例外，并没有超过标记表格式中的分数，并且两者之间的差异涉及涉及涉及回答政策和各个部分的各个部分的零件之间的差异。书面格式在回答方法方面具有更大的自由度，因此得分可能更容易，但没有观察到效果。因此，已经证明，原则上，书面格式着眼于更广泛的学术能力。但是，还观察到，当步骤数增加时，大多数步骤的床效应只会仅一半，并且歧视功率可能会大大减少。此外，当我们采用描述格式和标记表格式之间的分数散点图时，还发现莫里塔（Morita）的观察结果仅在标记表格式的高分方面分布，是标记格式分数优势的协同效果，以及标记表格式的上限效果。此外，在任何一种情况下，都没有发现与大学入学考试结果相关的特定相关性。同时，为了改善大学入学考试，纳戈亚大学数学教育研讨会是与高中进行交流的小组举行的，并举行了互动场所，包括研究生。