SLE精神症状発症における坑モノアミン受容体・トランスポーター自己抗体の役割
SLE精神症状発症における坑モノアミン受容体・トランスポーター自己抗体の役割
批准号:
17659303
负责人:
前澤 玲華
金额:
$1.73万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
全身性エリテマトーデス(SLE)は多彩な自己抗体の産生を特徴とする全身性自己免疫疾患である。精神症状はSLEの重篤な合併症であるが、その発症機序は不明である。本研究はSLE患者の精神症状が総合失調症に類似することに着目し、「SLEの精神症状は総合失調症に重要なモノアミン系を変調させる自己抗体により発症する」との仮説を立て、SLE患者におけるドーパミンレセプター(DR)1に対する自己抗体の存在および機能を検討した。DR1に対する自己抗体の検出をDR1 transfectantを抗原として検出を試みたがCOS7に反応する血清がSLE患者,健常人の2-4割に認められ、特異抗体の検出はできなかった。そこで、DRの細胞外ドメインの合成ペプチドを抗原とするEIAを作成し、検討をおこなった。SLE患者ではDR1第1細胞外ループに対する抗体値は、0.36土0.57(OD450mean±2SD)と健常人0.15±0.36に比し高く、特に精神症状を示した患者は0.43+0.77と高かった。健常人のmean±2SDをカットオフとした場合、6/55(10.9%)で陽性であり、そのうちの5例(83%)が精神症状を示しており、その割合は陰性の17/49(34%)に比し有意に高かった。RA患者では全例陰性であった。なお、DR1第2細胞外ループに対する抗体は一部の患者に認められたが、精神症状との関係は認められなかった。次にSLE患者血清のドーパミン刺激に及ぼす影響を検討するためにCOS7にDR1とc-AMP responsive reporter遺伝子を導入し検討した。精神症状を伴う患者血清はドーパミン非添加状態でc-AMP産生を促した(FCS添加群に対するルシフェラーゼ活性比;精神症状(+):1.21±0.19,精神症状(一):1.15±0.20,健常人1.17±0.16)。さらに活性比が健常人のmean+2SDを超える3例は全例精神症状を示していた。なお、精神症状を伴う患者血清添加状態では、ドーパミン刺激に伴うc-AMP産生が伴わない患者血清添加に比して低下していた。以上より、SLEの精神症状はドーパミン系を変調させるDRに対する自己抗体がSLEの精神症状の発症に関与する可能性が明らかにされた。
英文摘要
全身性エリテマトーデス(SLE)は多彩な自己抗体の産生を特徴とする全身性自己免疫疾患である。精神症状はSLEの重篤な合併症であるが、その発症機序は不明である。本研究はSLE患者の精神症状が総合失調症に類似することに着目し、「SLEの精神症状は総合失調症に重要なモノアミン系を変調させる自己抗体により発症する」との仮説を立て、SLE患者におけるドーパミンレセプター(DR)1に対する自己抗体の存在および機能を検討した。DR1に対する自己抗体の検出をDR1 transfectantを抗原として検出を試みたがCOS7に反応する血清がSLE患者,健常人の2-4割に認められ、特異抗体の検出はできなかった。そこで、DRの細胞外ドメインの合成ペプチドを抗原とするEIAを作成し、検討をおこなった。SLE患者ではDR1第1細胞外ループに対する抗体値は、0.36土0.57(OD450mean±2SD)と健常人0.15±0.36に比し高く、特に精神症状を示した患者は0.43+0.77と高かった。健常人のmean±2SDをカットオフとした場合、6/55(10.9%)で陽性であり、そのうちの5例(83%)が精神症状を示しており、その割合は陰性の17/49(34%)に比し有意に高かった。RA患者では全例陰性であった。なお、DR1第2細胞外ループに対する抗体は一部の患者に認められたが、精神症状との関係は認められなかった。次にSLE患者血清のドーパミン刺激に及ぼす影響を検討するためにCOS7にDR1とc-AMP responsive reporter遺伝子を導入し検討した。精神症状を伴う患者血清はドーパミン非添加状態でc-AMP産生を促した(FCS添加群に対するルシフェラーゼ活性比;精神症状(+):1.21±0.19,精神症状(一):1.15±0.20,健常人1.17±0.16)。さらに活性比が健常人のmean+2SDを超える3例は全例精神症状を示していた。なお、精神症状を伴う患者血清添加状態では、ドーパミン刺激に伴うc-AMP産生が伴わない患者血清添加に比して低下していた。以上より、SLEの精神症状はドーパミン系を変調させるDRに対する自己抗体がSLEの精神症状の発症に関与する可能性が明らかにされた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
深層学習による膠原病肺の新規画像分類の確立
-
批准号:24K11624
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
-
资助金额:$2.91万
-
财政年份:2024
-
负责人:前澤 玲華
-
依托单位:
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
基于应激-炎症通路的TXNIP/ATF4在阿尔茨海默病认知障碍及神经精神症状中的作用机制与外周血标志物转化研究
-
批准号:2026JJ82528
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:宋俊杰
-
依托单位:
探索谷氨酸羧肽酶II通过cAMP-PKA信号通路抑制以精神症状为首发的抗NMDAR患者认知障碍的机制
-
批准号:2025JJ80615
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2025
-
负责人:彭富治
-
依托单位:
基于口腔微环境和人工智能算法构建阿尔茨海默病神经精神症状的预警模型
-
批准号:CSTB2023NSCQ-MSX0492
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:10.0万元
-
批准年份:2023
-
负责人:杨冰
-
依托单位:
心境障碍加速系统性衰老的机制研究--PPP2R2C抑制DNA损伤,改善精神症状和维护“脑-体液轴”动态平衡缓解系统性衰老。
-
批准号:81971312
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:55.0万元
-
批准年份:2019
-
负责人:叶静
-
依托单位:
杏仁核中的5-HT受体对阿尔兹海默病行为精神症状的分子调控机制
-
批准号:81701049
-
项目类别:青年科学基金项目
-
资助金额:20.0万元
-
批准年份:2017
-
负责人:朱晓娜
-
依托单位:
精神分裂症视听感觉整合缺陷的ERP机制及其与精神症状的相关性
-
批准号:31200844
-
项目类别:青年科学基金项目
-
资助金额:20.0万元
-
批准年份:2012
-
负责人:刘涛生
-
依托单位:
Papez回路在脑血管病后精神症状组群的作用及益肾调气法的干预机制研究
-
批准号:30973740
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:31.0万元
-
批准年份:2009
-
负责人:唐启盛
-
依托单位:
Fast-spiking 中间神经元NMDA受体在氯胺酮引起精神症状中的作用
-
批准号:30872424
-
项目类别:面上项目
-
资助金额:30.0万元
-
批准年份:2008
-
负责人:周志强
-
依托单位: