神経軸索伸展阻害分子を標的としたワクチンによる中枢神経再生の試み
神経軸索伸展阻害分子を標的としたワクチンによる中枢神経再生の試み
批准号:
15650059
负责人:
戸田 正博
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2004
中文摘要
成熟中枢神経系において、自己複製能及び多分化能を有する神経幹細胞の存在が明らかにされたことから、内在性の神経幹細胞の分化誘導による中枢神経再生の可能性が示唆されている。そこで、本研究では、損傷後の中枢神経再生の困難な原因の一つが免疫系から隔絶された環境特異性にあるという仮説のもと、軸索阻害分子を標的としたワクチンを作製し、新しい免疫学的アプローチによる神経再生を試みた。まず、マウス脊髄損傷モデルを作製し、下肢の運動機能評価法を確立した。そこで、軸索伸展の阻害分子Nogo-A receptorに結合するNogo66エピトープ組換え蛋白と、Nogo-A抗体誘導可能な抗原ペプチドを用いたワクチンによるNogo-A特異的な免疫誘導の検討を行った。その結果、マウスモデルにおいて、Nogo-AワクチンによるNogo特異的な抗体は誘導されなかった。そこで、T細胞および抗体誘導において最も重要な抗原提示細胞である樹状細胞を中枢神経系の損傷部位へ移植する、新たな免疫治療アプローチによる神経再生の可能性を検討した。マウス脊髄損傷モデルを作製し、樹状細胞を損傷部位へ移植したところ、有意な運動機能の回復が観察された。そのメカニズムの一つとして、樹状細胞が軸索再生効果の高い神経栄養因子NT-3を分泌して、損傷神経軸索を再生することにより、運動機能が改善されることが示唆された。また、樹状細胞移植により、脊髄損傷部周囲では、内在性の神経幹細胞が増殖して、神経細胞の新生が観察された。以上、本研究では、免疫制御に重要な抗原提示細胞である樹状細胞を脊髄損傷部位に移植することにより、再生困難な中枢神経系においても、神経軸索の再生や新たな神経細胞の分化誘導が起きうることを明らかにした。
英文摘要
成熟中枢神経系において、自己複製能及び多分化能を有する神経幹細胞の存在が明らかにされたことから、内在性の神経幹細胞の分化誘導による中枢神経再生の可能性が示唆されている。そこで、本研究では、損傷後の中枢神経再生の困難な原因の一つが免疫系から隔絶された環境特異性にあるという仮説のもと、軸索阻害分子を標的としたワクチンを作製し、新しい免疫学的アプローチによる神経再生を試みた。まず、マウス脊髄損傷モデルを作製し、下肢の運動機能評価法を確立した。そこで、軸索伸展の阻害分子Nogo-A receptorに結合するNogo66エピトープ組換え蛋白と、Nogo-A抗体誘導可能な抗原ペプチドを用いたワクチンによるNogo-A特異的な免疫誘導の検討を行った。その結果、マウスモデルにおいて、Nogo-AワクチンによるNogo特異的な抗体は誘導されなかった。そこで、T細胞および抗体誘導において最も重要な抗原提示細胞である樹状細胞を中枢神経系の損傷部位へ移植する、新たな免疫治療アプローチによる神経再生の可能性を検討した。マウス脊髄損傷モデルを作製し、樹状細胞を損傷部位へ移植したところ、有意な運動機能の回復が観察された。そのメカニズムの一つとして、樹状細胞が軸索再生効果の高い神経栄養因子NT-3を分泌して、損傷神経軸索を再生することにより、運動機能が改善されることが示唆された。また、樹状細胞移植により、脊髄損傷部周囲では、内在性の神経幹細胞が増殖して、神経細胞の新生が観察された。以上、本研究では、免疫制御に重要な抗原提示細胞である樹状細胞を脊髄損傷部位に移植することにより、再生困難な中枢神経系においても、神経軸索の再生や新たな神経細胞の分化誘導が起きうることを明らかにした。
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DOI:
10.1002/jnr.20086
发表时间:
2004-05-15
期刊:
JOURNAL OF NEUROSCIENCE RESEARCH
影响因子:
4.2
作者:
[Mikami, Y, Okano, H, Toda, M]
通讯作者:
Toda, M
DOI:
10.1007/bf02482175
发表时间:
2004-07
期刊:
Brain Tumor Pathology
影响因子:
3.3
作者:
[R. Ueda;Kazunari Yoshida;Y. Kawakami;T. Kawase;M. Toda]
通讯作者:
R. Ueda;Kazunari Yoshida;Y. Kawakami;T. Kawase;M. Toda
DOI:
10.1007/bf02482186
发表时间:
2004-01-01
期刊:
Brain tumor pathology
影响因子:
3.3
作者:
[Ueda, Ryo, Yoshida, Kazunari, Toda, Masahiro]
通讯作者:
Toda, Masahiro
DOI:
10.1038/sj.onc.1208058
发表时间:
2004-10-14
期刊:
ONCOGENE
影响因子:
8
作者:
[Ohashi, Y, Ueda, M, Toda, M]
通讯作者:
Toda, M
Identification of human tumor antigens and its implication for diagnosis and treatment of cancer
人类肿瘤抗原的鉴定及其对癌症诊断和治疗的意义
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Cancer Sci 95・10
影响因子:
--
作者:
[Kawakami Y, Fujita T, Matsuzaki Y, Sakurai T, Tsukamoto M, Toda M, Sumimoto H]
通讯作者:
Sumimoto H
共 23 条
悪性脳腫瘍に対する新規ゲノム編集技術を用いた個別化遺伝子細胞治療の開発
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批准号:24K02558
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.9万
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财政年份:2024
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
iPS cells producing retroviral replicating vector for malignant glioma
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批准号:21H03046
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.15万
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财政年份:2021
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
網羅的エピジェネティクス解析による脳腫瘍幹細胞特異的な遺伝子発現調節機構の解明
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批准号:20659225
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2008
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
患者血清を用いたSEREX法による脳腫瘍特異抗原遺伝子の単離の試み
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批准号:11770773
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.6万
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财政年份:1999
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
脳腫瘍に対する遺伝子変異ヘルペスウイルスを用いたin situワクチン療法の開発
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批准号:09771058
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1997
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
ヒトドレブリンEの神経再生機能解析およびヒトドレブリンAのCDNAクローニング
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批准号:06771096
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
ヒトドレブリンE遺伝子導入細胞による神経再生機能解析
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批准号:05771040
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1993
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负责人:戸田 正博
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依托单位:
ヒト神経再生関連蛋白ドレブリンのcDNAクローニングと染色体マッピング
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批准号:04771001
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1992
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负责人:戸田 正博
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依托单位: