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統合失調症のカルシニューリン仮説に基づいた統合失調症発症メカニズムの解明

基于精神分裂症钙调神经磷酸酶假说阐明精神分裂症发病机制

基本信息

批准号：
18023022
负责人：
宮川剛
金额：
$ 5.63万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份：
2006
资助国家：
日本
起止时间：
2006 至 2007
项目状态：
已结题

项目摘要

脳に発現する各種遺伝子の遺伝子改変マウスを用いて行動テストバッテリーによる表現型解析により、カルシニューリン(CN)が関与する信号伝達経路の分子の遺伝子改変マウスで、精神疾患様の表現型を示す系統を複数得ることができた。その中の1つにalphaカルシウム/カルモジュリン依存性リン酸化酵素IIヘテロノックアウトマウス(alpha CaMKII HKOマウス)がある。alpha CaMKII HKOマウスに対して、網羅的行動テストバッテリーによる解析を行った結果、統合失調症や双極性感情障害等の精神疾患にみられる症状とよく似た行動異常を示した。これらの行動異常のメカニズムを調べるために、海馬を用いてジーンチップ解析を行った結果、このマウスの海馬では、2,000以上の遺伝子が週齢や経験に非依存的に顕著な発現量変化を示しており、その中でもとくに、発現量が低下している遺伝子の発現パターンをAllen Brain Atlasで調べたところ、海馬歯状回に特異的に発現する遺伝子が多く含まれていることが分かった。この知見をもとに、alpha CaMKII HKOマウスの海馬歯状回における神経新生を調べてみたところ、このマウスの海馬歯状回では神経新生は増加している一方で、神経細胞のステージは成熟神経細胞まで達していない「未成熟な歯状回」という驚くべき現象が起きていることが判明した。また電気生理学実験によって、alpha CaMKII HKOマウスの海馬歯状回の顆粒細胞は機能的にも全く質の異なるものに変化してしまっていることが明らかになった。さらに、この「未成熟な歯状回」という現象は精神疾患様の行動異常を別の遺伝子改変マウスのSchnurri-2 KOマウスでも見出されており、「未成熟な歯状回」はalpha CaMKII HKOマウスに特異的なものではなく精神疾患様の行動異常に伴う一般的な現象である可能性が示唆される。

The expression system of phenotype analysis, molecular genetic modification of signal transduction pathway and mental disorders related to the development of various genetic modifications, and their use in action. In the middle of the game, alpha CaMKII HKO II (alpha CaMKII HKO) is the most important factor in the game. Alpha CaMKII HKO is the result of a mental disorder such as schizophrenia and bipolar disorder. The results of hippocampus analysis, hippocampus Hippocampus specific neurons appear in many parts of the brain. This phenomenon was identified in the hippocampus, dentate gyrus, and hippocampus, dentate gyrus. In electrical physiology, alpha CaMKII HKO is used to control the function of granular cells in the hippocampus. In addition, the phenomenon of "immature dentate gyrus" and "middle gyrus" is different from that of behavioral abnormalities of mental disorders. The possibility of "immature dentate gyrus" and alpha CaMKII HKO is different from that of behavioral abnormalities of mental disorders.

项目成果

期刊论文数量（20）

专著数量（0）

科研奖励数量（0）

会议论文数量（0）

专利数量（0）

The dentate gyrus of alpha-CaMK II deficient mice is morphologically and histologically immature

α-CaMK II 缺陷小鼠的齿状回在形态和组织学上不成熟

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
影响因子：
0
作者：
Takao;K.;Maekawa;M.;Maeda;J.;Soma;M.;Higuchi;M.;Suhara;T.;Yuasa;S.;and Miyakawa;T.
通讯作者：
T.

Altered sensitivities to morphine and cocaine in scaffold protein tamalin knockout mice

支架蛋白 tamalin 敲除小鼠对吗啡和可卡因的敏感性改变

DOI：
发表时间：
2007
期刊：
Proc Natl Acad Sci USA 104(37)
影响因子：
0
作者：
Ogawa;M.;Miyakawa;T.;Nakamura;K.;Kitano;J.;Furushima;K.;Kiyonari;H.;Nakayama;R.;Nakao;K.;Moriyoshi;K.;Nakanishi;S.
通讯作者：
S.

遺伝子改変マウスの体系的な脳行動表現型解析と精神神経疾患研究

转基因小鼠的系统脑行为表型分析和神经精神疾病研究