ポルフィリン担持樹脂による金属イオンの速度差分離分析法に関する研究

卟啉负载树脂差速分离分析金属离子的研究

基本信息

批准号：
62540444
负责人：
田端正明
金额：
$ 1.02万
依托单位：
Saga University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份：
1987
资助国家：
日本
起止时间：
1987 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

ポルフィリンの錯形成反応は非環状配位子に比べて10^8倍遅いけれども, イオン半径の大きい水銀, カドミウム, 鉛によって約10^4倍促進されることを見出した. この結果に基いて, ポルフィリン担持樹脂による金属イオンの速度差分離を行うために(1)金属イオンとポルフィリンとの錯形成反応速度の測定, (2)バッチ法によるポルフィリン担持樹脂への金属イオンの分配係数の測定, (3)カラム法による金属イオンの速度差分析を行なった. 更に(4)アミノ酸の分離分析法について研究した.(1)水溶性ポルフィリン(5,10,15,20-テトラキス(4-スルホナトフェニル)ポルフィン(H_2TPPS_4)と亜鉛, カドミウム, 水銀との錯形成反応の速度はそれぞれ1.59,4.86×10^2,>10^3(単位=mol^<-1>dm^3s^<-1>)であった.(2)ポルフィリン(H_2TPPS_4)を陰イオン交換樹脂(アンバーライトIRA-401)に吸着させてポルフィリン担持樹脂を作り, バッチ法により水銀との分配係数を種々のpHにおいて求めた. その結果pH4〜6の間で分配係数(Kd)は最大となりKd=63cm^3g^<-1>であった.(3)ポルフィリン担持樹脂をカラム(長さ20cm×直径1cm)につめてpH5に調製した試料溶液20cm^3を流した. 更にpH5の緩衝液で溶離した. 5cm^3すつ分画しジチゾン法により亜鉛, カドミウム, 水銀の濃度を測定した. 上記の結果から予想されるように亜鉛>カドミウム>水銀の順で溶離してきた. 亜鉛は全く吸着されないので亜鉛, カドミウム, 水銀の速度差分離分析に成功した.(4)種々のアミノ酸を含む溶液を上記のカラムに流すとVal>phe>Tyr>Trpの順に溶離することを見出した. これは均一溶液中におけるH_2TPPS_4とアミノ酸との分子錯体の生成定数と関係づけられた.

尽管卟啉的络合反应比无环配体慢10^8倍，但发现汞，镉和带有较大离子半径的铅的加速大约10^4倍。基于这些结果，为了使用卟啉支持的树脂执行金属离子的速率，（1）测量金属离子和卟啉之间的络合速率，（2）测量金属离子将金属离子在卟啉降低的方法中通过批处理方法和（3）使用速率分析方法的分析卟此外，研究氨基酸的速率差异分析。 (1) Water-soluble porphyrin (5,10,15,20-tetrakis(4-sulfonatophenyl)porphine (H_2TPPS_4) and zinc, cadmium, The rate of complexation reaction with mercury was 1.59, 4.86×10^2,>10^3 (unit=mol^<-1>dm^3s^<-1>). (2) Porphyrin （H_2TPPS_4）在阴离子交换树脂上吸附（琥珀色IRA-401）以形成卟啉的树脂，并在各种pHS上通过批处理方法确定汞的分区系数，结果是ph 4和ph 4和kd^33 c。倒入一列（长度为20厘米x直径1厘米），然后将20厘米^3倒入样品溶液中，然后用pH 5的缓冲液洗脱。分数为5厘米^3，并通过cadmium的浓度来测量所有量的cAdmium the Merciun of Zinc> CADMIUM。锌，镉和汞的分析已成功进行。（4）发现，当将包含各种氨基酸的溶液倒入上方的色谱柱中时，val> ph> ph> py> trp的浓度被洗脱。这与均匀溶液中H_2TPPS_4和氨基酸的分子复合物的恒定形成有关。