B型肝炎ウィルスX遺伝子トランスジェニックマウスによる肝発癌モデルの作製と解析
B型肝炎ウィルスX遺伝子トランスジェニックマウスによる肝発癌モデルの作製と解析
批准号:
03152026
负责人:
飯野 四郎
金额:
$2.24万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Cancer Research
财政年份:
1991
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1991 至 --
中文摘要
ウイルスのトランス活性化遺伝子であるB型肝炎ウイルスX遺伝子を、その固有の制御領域のもとに導入してトランスジェニックマウスを作製した。宿主遺伝子中への組み込み場所の異なる、独立した3系統のマウスが得られた。X遺伝子の発現をRNAレベルで検索すると、肝、腎、精巣で高い発現が見られ、さらに、他の全ての臓器で低レベルの発現が認められた。肝においては、免疫沈降法にて予想されたサイズ17KDのX蛋白が検出された。組織学的には、約2カ月齢から肝の中心静脈周囲に空胞化を持つ肝細胞群が出現してきた。これらの空胞はPAS染色陽性で、glycogenと考えられた。組織上、肝細胞壊死あるいは炎症反応は全く認められず、また血清GPT値は12ヶ月齢まで正常であり、肝組織の壊死は起こっていないと考えられた。オスマウスで約13ヶ月齢、メスで17ヶ月齢をピ-クとして肝腫瘍が発生した。我々の使用したCDー1マウスでの肝腫瘍発生率は数パ-セントであるが、このトランスジェニックマウスでは、85%のマウスで肝腫瘍の発生が認められた。また、発生した肝腫瘍は、アデノ-マ、肝細胞癌の組織像を呈していた。また肝癌中には高度のX遺伝子mRNAが検出され、その発生頻度と並んでX遺伝子がこのトランスジェニックマウスでの肝発癌の原因であることを示していた。これらのデ-タは、生体内においてX遺伝子が癌遺伝子類似の遺伝子として働くこと、およびHBV自身が肝発癌に直接的に関与していることを初めて示すものである。このマウスにおける細胞癌遺伝子のトランス活性化を検討中であるが、現在のところHーras、mycなどには発現の増加は認められていない。生体内においてHBVーX遺伝子が癌遺伝子類似の遺伝子として働き、肝癌を誘発することがトランスジェニックマウスの系を使用して示された。比較的遅い時期に肝癌が発生したことは、ヒトにおける肝発癌と同様である。今後は、X遺伝子によっていかにして肝癌が誘発されてくるかを分子レベルで明らかにしてゆくつもりである。
英文摘要
ウイルスのトランス活性化遺伝子であるB型肝炎ウイルスX遺伝子を、その固有の制御領域のもとに導入してトランスジェニックマウスを作製した。宿主遺伝子中への組み込み場所の異なる、独立した3系統のマウスが得られた。X遺伝子の発現をRNAレベルで検索すると、肝、腎、精巣で高い発現が見られ、さらに、他の全ての臓器で低レベルの発現が認められた。肝においては、免疫沈降法にて予想されたサイズ17KDのX蛋白が検出された。組織学的には、約2カ月齢から肝の中心静脈周囲に空胞化を持つ肝細胞群が出現してきた。これらの空胞はPAS染色陽性で、glycogenと考えられた。組織上、肝細胞壊死あるいは炎症反応は全く認められず、また血清GPT値は12ヶ月齢まで正常であり、肝組織の壊死は起こっていないと考えられた。オスマウスで約13ヶ月齢、メスで17ヶ月齢をピ-クとして肝腫瘍が発生した。我々の使用したCDー1マウスでの肝腫瘍発生率は数パ-セントであるが、このトランスジェニックマウスでは、85%のマウスで肝腫瘍の発生が認められた。また、発生した肝腫瘍は、アデノ-マ、肝細胞癌の組織像を呈していた。また肝癌中には高度のX遺伝子mRNAが検出され、その発生頻度と並んでX遺伝子がこのトランスジェニックマウスでの肝発癌の原因であることを示していた。これらのデ-タは、生体内においてX遺伝子が癌遺伝子類似の遺伝子として働くこと、およびHBV自身が肝発癌に直接的に関与していることを初めて示すものである。このマウスにおける細胞癌遺伝子のトランス活性化を検討中であるが、現在のところHーras、mycなどには発現の増加は認められていない。生体内においてHBVーX遺伝子が癌遺伝子類似の遺伝子として働き、肝癌を誘発することがトランスジェニックマウスの系を使用して示された。比較的遅い時期に肝癌が発生したことは、ヒトにおける肝発癌と同様である。今後は、X遺伝子によっていかにして肝癌が誘発されてくるかを分子レベルで明らかにしてゆくつもりである。
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S.Iino: "Interferon therapy for non-A,non-B chronic hepatitis." Gastroenterologia Japonica. 26. 224-229 (1991)
S.Iino:“干扰素治疗非甲非乙型慢性肝炎。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
小池 和彦: "B型肝炎ウィルスX遺伝子トランスジェニックマウスにおける肝腫瘍の発生" 肝臓. 32. 1065-1068 (1991)
Kazuhiko Koike:“乙型肝炎病毒 X 基因转基因小鼠的肝脏肿瘤发生率” 肝脏。 32. 1065-1068 (1991)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
C.Kim: "HBx gene of hepatitis B rirus induces liver cancer in transgenic mice." Nature. 351. 317-320 (1991)
C.Kim:“乙型肝炎病毒的 HBx 基因在转基因小鼠中诱发肝癌。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
安田 清美: "Cー100抗体陽性献血者におけるGOR抗体およびKCLー163抗体の陽性率" 肝臓. 32. 1176-1177 (1991)
Kiyomi Yasuda:“C-100 抗体阳性献血者中的 GOR 抗体和 KCL-163 抗体阳性率”肝脏。 32. 1176-1177 (1991)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
TTウイルス感染率、genotypeの地理的分布および感染と肝疾患との関連性
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批准号:11691222
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$4.48万
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财政年份:1999
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负责人:飯野 四郎
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依托单位:
C型肝炎ウイルスによる肝発癌機構のトランスジュニックマウスを用いた解明
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批准号:04670416
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.9万
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财政年份:1992
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负责人:飯野 四郎
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依托单位:
B型肝炎ウイルスキャリアにおける肝炎発症機序
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批准号:63570315
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1988
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负责人:飯野 四郎
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依托单位:
ヒト小腸および胎盤アルカリ・フォスファターゼの酵素学的・免疫化学的比較研究
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批准号:X00210----877070
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.16万
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财政年份:1973
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负责人:飯野 四郎
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依托单位:
海外基金