正常口腔粘膜におけるランゲルハンス細胞の分布
正常口腔粘膜におけるランゲルハンス細胞の分布
批准号:
06771900
负责人:
天笠 稔
金额:
$0.45万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1994
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1994 至 --
中文摘要
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英文摘要
ランゲルハンス細胞は,抗原提示細胞として働き,上皮内の免疫監視の役目をはたしている。一方,口腔粘膜には各種の疾患が生じ,そのあるものには明らかな好発部位が存在する。以上から今回私たちは正常な口腔粘膜におけるランゲルハンス細胞の分布を観察し,若干の知見を得たので報告する。材料と方法:材料は当科を受診した患者で,肉眼的に特に異常を認めない口腔粘膜とした。その内訳は,下顎智歯頬側歯肉13例,頬粘膜13例,舌背部粘膜10例,口唇粘膜6例,口底粘膜3例,硬口蓋粘膜2例の計47例である。方法はホルマリン固定後,パラフィンに包埋し,厚さ3μmの切片を作製し,H-E染色,フォンタナ・マッソン染色,S-100蛋白,抗HLA-DR抗体による免疫組織染色標本を作製し検鏡した。ランゲルハンス細胞はS-100蛋白,抗HLA-DR抗体,および形態的特徴により同定した。細胞の分布は光顕により上皮内1mm^2当たりに分布する抗体陽性細胞数を計測した。結果:抗体陽性細胞数は,硬口蓋粘膜(平均値±標準偏差,2.5±0.3/mm^2,n=2),歯肉(5.6±3.5mm^2,n=13),口底粘膜(8.3±0.4mm^2,n=3),舌背部粘膜18.8±16.8mm^2,n=10),頬粘膜(14.0±8.8mm^2,n=13),口唇粘膜(23.3±11.9mm^2,n=6)であった。以上より,ランゲルハンス細胞は角化性粘膜である硬口蓋粘膜,歯肉では少なく,非角化性粘膜の口唇粘膜では多く分布していた。試料に偏りがあるので,今後さらに症例数を増やし,また今回集めた試料を使い電子顕微鏡によるバ-ベック顆粒を観察することで今回行なった染色法の有用性を確認したい。また皮膚組織,口腔扁平苔癬,白板症の粘膜を同様の方法で,これらに分布するランゲルハンス細胞を調べ比較検討し,ランゲルハンス細胞と粘膜疾患との関係について研究をすすめたい。
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