保存血清を用いた15年間のC型肝炎関連抗体の検討
保存血清を用いた15年間のC型肝炎関連抗体の検討
批准号:
06770294
负责人:
前原 正法
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1994
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1994 至 --
中文摘要
本研究は,1993年宮崎県K町住民健康診断受診者のうち,15年前の血清が保存されていた住民を対象として,C型肝炎抗体(以下HCV抗体)検査を行い,今後のC型肝炎抗体陽性率の推移を予測することを目的として行った.15年間の新規発症率は11名/924名/15年(0.079%/年),C型肝炎抗体陰転化率は14名/56名/15年(1.67%/年)だった.1979〜1980年の年齢階層を1993年を形成する年齢階層と重ねてみると,現在の抗体陽性者集団を形成しているのは,15年前の既感染者であり,新規の罹患者はほとんど認められなかった.本研究はEnzyme Immuneassay(以下EIA)法を用いて約15年前のHCV抗体検査を行ったが,ビーズ固相を用いたEIA法によるHCV抗体検査では偽陽性が顕著に出現した.これは,-20度での凍結保存や,凍結融解の繰り返しが行われたこと等により,血清蛋白が変性を引き起こし,非特異的反応を起こしたためと考えられる.変性蛋白はおそらくグロブリン系で,これがビーズ表面のHCVリコンビナント抗原と結合し,偽陽性が出現するのではないかと考えられる.その一方で,Passive hemagglutination法は偽陽性率が極めて少なく信頼性のおける結果が得られた.現在,血液を介した感染予防対策がなされており,一方,既存の知見でも年少者のHCV抗体陽性率は,ほぼ0に近い値である事から,今後C型肝炎罹患率は減少し,ほぼ現在の感染者集団で推移すると考えられる.本研究においても,HCV抗体陽性率は減少してゆく事が実証された.しかし,現在の年少者も加齢とともに感染機会が増加する可能性があるし,今後,若年層のHCV抗体が顕性化してくる事も考えられ,陽性率が少ないとされる現在の40歳以下の集団がHCV抗体陽性率低値のまま推移するかを見守る必要があろう.
英文摘要
本研究は,1993年宮崎県K町住民健康診断受診者のうち,15年前の血清が保存されていた住民を対象として,C型肝炎抗体(以下HCV抗体)検査を行い,今後のC型肝炎抗体陽性率の推移を予測することを目的として行った.15年間の新規発症率は11名/924名/15年(0.079%/年),C型肝炎抗体陰転化率は14名/56名/15年(1.67%/年)だった.1979〜1980年の年齢階層を1993年を形成する年齢階層と重ねてみると,現在の抗体陽性者集団を形成しているのは,15年前の既感染者であり,新規の罹患者はほとんど認められなかった.本研究はEnzyme Immuneassay(以下EIA)法を用いて約15年前のHCV抗体検査を行ったが,ビーズ固相を用いたEIA法によるHCV抗体検査では偽陽性が顕著に出現した.これは,-20度での凍結保存や,凍結融解の繰り返しが行われたこと等により,血清蛋白が変性を引き起こし,非特異的反応を起こしたためと考えられる.変性蛋白はおそらくグロブリン系で,これがビーズ表面のHCVリコンビナント抗原と結合し,偽陽性が出現するのではないかと考えられる.その一方で,Passive hemagglutination法は偽陽性率が極めて少なく信頼性のおける結果が得られた.現在,血液を介した感染予防対策がなされており,一方,既存の知見でも年少者のHCV抗体陽性率は,ほぼ0に近い値である事から,今後C型肝炎罹患率は減少し,ほぼ現在の感染者集団で推移すると考えられる.本研究においても,HCV抗体陽性率は減少してゆく事が実証された.しかし,現在の年少者も加齢とともに感染機会が増加する可能性があるし,今後,若年層のHCV抗体が顕性化してくる事も考えられ,陽性率が少ないとされる現在の40歳以下の集団がHCV抗体陽性率低値のまま推移するかを見守る必要があろう.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
非アレルギー喘息の発症に関する個体の素因及び関連要因の検討
-
批准号:07770286
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.51万
-
财政年份:1995
-
负责人:前原 正法
-
依托单位:
海外基金