ラット卵子における細胞分裂停止因子(CSF)の解明と体細胞核移植への応用
ラット卵子における細胞分裂停止因子(CSF)の解明と体細胞核移植への応用
批准号:
05J04322
负责人:
伊藤 潤哉
金额:
$1.41万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2007
中文摘要
ラット卵子におけるCSFの正体を明らかにするため.他の動物種においてCSFを不活性化させる機能を持つCalmodulin-dependent protein kinase II(CaMKII)のラット卵子における役割を追究した.その結果,ラット卵子の自発的活性化時にはCaMKIIの活性化が起き,またこの活性化はcyclin Bの分解を介したCDK1の低下を引き起こすことが明らかとされた.さらにラットの系統間においてCSF活性の違いがあるか否かについて検討したらところ,Wistar系ラットにおいては培養時間の経過に伴い,Mos,リン酸化MEK,リン酸化MAPKの低下が認められた.またcyclin Bの低下によるCDKI活性の低下も認められた.このとき多くの卵子が自発的に活性化した.一方,Sprague-Dawley(SD)系ラットにおいてはそれらの低下は僅かしか認められず,培養後も多くの卵子がMII期で減数分裂を停止していた.またラットにおける自発的活性化は,BAPTA-AM処理によって抑制することができたことから,ラットの系統によってCSF不活性化機構は異なり,その機構はCa^<2+>依存性であると考えられた.受精時における卵子内Ca^<2+>イオンの上昇には,小胞体上に存在するIP_3レセプタータイプ1(IP_33R-1)を介することが知られている.そこでマウス卵子をモデルとして,卵子の減数分裂中にIP_3R-1がどのように制御されているか検討した.その結果,減数分裂の進行に伴いIP_3R-1のリン酸化が起きること,またMEK抑制剤U0126の処理により,そのリン酸化は抑制された.またこれらの卵子を顕微授精あるいは人為的刺激により活性化させたところ,Ca^<2+>オスシレーションが著しく抑制された.以上のことから卵子減数分裂中において,MAPKがIP3R-1をリン酸化することにより制御していることが初めて明らかにされた.
英文摘要
ラット卵子におけるCSFの正体を明らかにするため.他の動物種においてCSFを不活性化させる機能を持つCalmodulin-dependent protein kinase II(CaMKII)のラット卵子における役割を追究した.その結果,ラット卵子の自発的活性化時にはCaMKIIの活性化が起き,またこの活性化はcyclin Bの分解を介したCDK1の低下を引き起こすことが明らかとされた.さらにラットの系統間においてCSF活性の違いがあるか否かについて検討したらところ,Wistar系ラットにおいては培養時間の経過に伴い,Mos,リン酸化MEK,リン酸化MAPKの低下が認められた.またcyclin Bの低下によるCDKI活性の低下も認められた.このとき多くの卵子が自発的に活性化した.一方,Sprague-Dawley(SD)系ラットにおいてはそれらの低下は僅かしか認められず,培養後も多くの卵子がMII期で減数分裂を停止していた.またラットにおける自発的活性化は,BAPTA-AM処理によって抑制することができたことから,ラットの系統によってCSF不活性化機構は異なり,その機構はCa^<2+>依存性であると考えられた.受精時における卵子内Ca^<2+>イオンの上昇には,小胞体上に存在するIP_3レセプタータイプ1(IP_33R-1)を介することが知られている.そこでマウス卵子をモデルとして,卵子の減数分裂中にIP_3R-1がどのように制御されているか検討した.その結果,減数分裂の進行に伴いIP_3R-1のリン酸化が起きること,またMEK抑制剤U0126の処理により,そのリン酸化は抑制された.またこれらの卵子を顕微授精あるいは人為的刺激により活性化させたところ,Ca^<2+>オスシレーションが著しく抑制された.以上のことから卵子減数分裂中において,MAPKがIP3R-1をリン酸化することにより制御していることが初めて明らかにされた.
期刊论文(7)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
Synergistic function of MAPK pathway and p34^<cdc2> kinase at meiotic arrest of rat matured oocytes
MAPK 通路和 p34^<cdc2> 激酶在大鼠成熟卵母细胞减数分裂停滞中的协同作用
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Biology of Reproduction Sup 1
影响因子:
--
作者:
[糟谷直宏, 矢木雅敏, 伊藤公孝, 伊藤早苗, Ito J.et al., Ito J.et al., Lee B.et al., Ito J et al., Ito J et al., Ito J et al.]
通讯作者:
Ito J et al.
The regulation of calcium/calmodulin-dependent protein kinase II during oocyte activation in the rat
DOI:
10.1262/jrd.17047
发表时间:
2006-06-01
期刊:
JOURNAL OF REPRODUCTION AND DEVELOPMENT
影响因子:
1.8
作者:
[Ito, Junya, Kaneko, Ryosuke, Hirabayashi, Masumi]
通讯作者:
Hirabayashi, Masumi
The regulation of calcium/calmodulin-dependent protein kinase II during oocyte activation in rat
大鼠卵母细胞活化过程中钙/钙调蛋白依赖性蛋白激酶II的调节
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Journal of Reproduction and Development In press
影响因子:
--
作者:
[糟谷直宏, 矢木雅敏, 伊藤公孝, 伊藤早苗, Ito J.et al., Ito J.et al., Lee B.et al., Ito J et al.]
通讯作者:
Ito J et al.
DOI:
10.1016/j.theriogenology.2006.08.012
发表时间:
2007-02-01
期刊:
THERIOGENOLOGY
影响因子:
2.8
作者:
[Ito, Junya, Shimada, Masayuki, Hirabayashi, Masumi]
通讯作者:
Hirabayashi, Masumi
Contribution of high p34^<cdc2> kinase activity to premature chromosome condensation of infected somatic cell nuclei in rat oocytes
高 p34^<cdc2> 激酶活性对大鼠卵母细胞中受感染体细胞核染色体过早浓缩的贡献
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
Reproduction 129
影响因子:
--
作者:
[糟谷直宏, 矢木雅敏, 伊藤公孝, 伊藤早苗, Ito J.et al., Ito J.et al., Lee B.et al., Ito J et al., Ito J et al.]
通讯作者:
Ito J et al.
共 7 条
哺乳類卵の受精・胚発生を制御する亜鉛シグナルの機能解明
-
批准号:23K21283
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$2.66万
-
财政年份:2024
-
负责人:伊藤 潤哉
-
依托单位:
転写因子Foxo1による好塩基球の機能成熟機構の解明
-
批准号:23KJ0837
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.92万
-
财政年份:2023
-
负责人:伊藤 潤哉
-
依托单位:
哺乳類卵の受精・胚発生を制御する亜鉛シグナルの機能解明
-
批准号:21H02384
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$11.07万
-
财政年份:2021
-
负责人:伊藤 潤哉
-
依托单位:
ブタ成熟卵子の初期胚発生過程におけるS期誘導因子に関する分子生物学的研究
-
批准号:03J08254
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$1.54万
-
财政年份:2004
-
负责人:伊藤 潤哉
-
依托单位:
海外基金