水道中汚染物質であるMXの発がん性に関する細胞メカニズムの研究
水道中汚染物質であるMXの発がん性に関する細胞メカニズムの研究
批准号:
08F08797
负责人:
本間 正充
金额:
$0.77万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 2009
中文摘要
水道水中には塩素処理によって生じるMXという化合物が微量に発生する。MXには遺伝毒性があることが報告されていることから、水道水中のMXの発がんリスクが懸念されている。生活関連化学物質は遺伝毒性の有無によってその発がん性評価が大きく異なる。すなわち、遺伝毒性が無ければ、発がん性には閾値があると判断され微量物質の発がん性は無視できる。一方、遺伝毒性があれば、微量であっっても発がん性が懸念される。この場合、MOA(mode of action)に基づくリスク評価が重要である。本研究では、ヒト培養細胞を用いてMXの遺伝毒性および細胞毒性を総合的に検討し、MOAに基づくMXの毒性発現メカニズムを明らかにすることを目的とする。この実験結果と、水道市中に含まれる他の遺伝毒性物質による遺伝毒性の程度と、暴露量から水道中の含まれるMXの遺伝毒性・発がんリスクを評価することを本研究の最終目標とする。昨年度、MXがヒトTK6細胞に対して遺伝子突然変異誘発性を示したことから、この突然変異の性質を検討した。TK6細胞を50uMのMXで処理後、TK変異体をクローニングした。DNAを抽出し、TK遺伝子に関するLOH解析を行った。LOH解析の結果、MXが誘発する変異体の多くは非LOHタイプ、すなわち点突然変異を誘発することが明らかとなった。このことはMXがDNAのアダクト形成により突然変異をもたらす、変異原物質であることを示唆するものである。一報、この突然変異誘発性は肝S9Mix存在下で消失することから、生体内では速やかに解毒されるものと予想された。これらのことを考慮すると、MXは遺伝毒性物質ではあるが、暴露量を低減化することにより発がんリスクは管理できるものと考えられる。
英文摘要
水道水中には塩素処理によって生じるMXという化合物が微量に発生する。MXには遺伝毒性があることが報告されていることから、水道水中のMXの発がんリスクが懸念されている。生活関連化学物質は遺伝毒性の有無によってその発がん性評価が大きく異なる。すなわち、遺伝毒性が無ければ、発がん性には閾値があると判断され微量物質の発がん性は無視できる。一方、遺伝毒性があれば、微量であっっても発がん性が懸念される。この場合、MOA(mode of action)に基づくリスク評価が重要である。本研究では、ヒト培養細胞を用いてMXの遺伝毒性および細胞毒性を総合的に検討し、MOAに基づくMXの毒性発現メカニズムを明らかにすることを目的とする。この実験結果と、水道市中に含まれる他の遺伝毒性物質による遺伝毒性の程度と、暴露量から水道中の含まれるMXの遺伝毒性・発がんリスクを評価することを本研究の最終目標とする。昨年度、MXがヒトTK6細胞に対して遺伝子突然変異誘発性を示したことから、この突然変異の性質を検討した。TK6細胞を50uMのMXで処理後、TK変異体をクローニングした。DNAを抽出し、TK遺伝子に関するLOH解析を行った。LOH解析の結果、MXが誘発する変異体の多くは非LOHタイプ、すなわち点突然変異を誘発することが明らかとなった。このことはMXがDNAのアダクト形成により突然変異をもたらす、変異原物質であることを示唆するものである。一報、この突然変異誘発性は肝S9Mix存在下で消失することから、生体内では速やかに解毒されるものと予想された。これらのことを考慮すると、MXは遺伝毒性物質ではあるが、暴露量を低減化することにより発がんリスクは管理できるものと考えられる。
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遺伝毒性物質に閾値はあるのか?,143-148(2009)
基因毒性物质是否有阈值?, 143-148(2009)
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
ファルマシア 45
影响因子:
--
作者:
[Yatagai, F., Sugasawa, K., Enomoto, S., Honma, M, 本間正充]
通讯作者:
本間正充
The mouse lymphoma assay detects recombination, deletion, and aneuploidy.
小鼠淋巴瘤检测可检测重组、缺失和非整倍性。
DOI:
10.1093/toxsci/kfp037
发表时间:
2009
期刊:
Toxicological sciences : an official journal of the Society of Toxicology
影响因子:
--
作者:
[Jianyong Wang, J. Sawyer, Ling Chen, Tao Chen, M. Honma, N. Mei, M. Moore]
通讯作者:
M. Moore
DNA2本鎖切断修復と遺伝的不安定性
DNA双链断裂修复和遗传不稳定性
DOI:
--
发表时间:
2008
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Honma, M., 本間正充]
通讯作者:
本間正充
DOI:
10.1016/j.jmb.2008.01.033
发表时间:
2008-04-04
期刊:
JOURNAL OF MOLECULAR BIOLOGY
影响因子:
5.6
作者:
[Yasui, Manabu, Suenaga, Emi, Honma, Masamitsu]
通讯作者:
Honma, Masamitsu
An approach to estimation from DSB Repair Efficiency.
DSB 修复效率的估计方法。
DOI:
--
发表时间:
2009
期刊:
Journal of Radiation Research 50
影响因子:
--
作者:
[Yatagai, F., Sugasawa, K., Enomoto, S., Honma, M]
通讯作者:
M
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