生物学における情報概念の科学哲学的分析―目的意味論を中心に―
生物学における情報概念の科学哲学的分析―目的意味論を中心に―
批准号:
10J07234
负责人:
石田 知子
金额:
$0.51万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 2011
中文摘要
我々がやりとりしている情報と非人間的な生物情報の間の最も重要な違いは、生物情報の意味が明確な意図を持った主体によって与えられていないことである。それに対し通常の情報の場合は、意味や意義の源は我々人間である。例えば、遺伝情報は4種類の塩基の配列により伝達されると考えられているが、塩基配列に意味を与えているのが意図を持った主体であるとは考えにくい。目的意味論に訴えることで生物情報の意味内容は自然選択によって決定されていると解釈し、上の問題を解決することは原理的には可能である。だがこのとき、情報概念の使用は生物学の研究を遂行する際に本当に役に立っているのかという疑問が生じる。例えば、分子生物学者は遺伝情報を運ぶとされるDNAの因果的なふるまいを明らかにすることに専ら従事しているが、現象の因果系列は情報概念を使わずとも追うことができる。このとき、情報は説明項ではない。情報が説明項たりえないとき、本当に情報概念は生物学に必要なのだろうか。この問題は当初意識されていなかったが、非常に根深いものであると考えた。よって、22年度には生物学における因果的・機械論的説明について研究した。その過程で、科学における因果的説明の役割を考える際には、実験の役割について考察しなければならないと考えるに至った。そのため23年度は、科学における実験の役割を重視する対象実在論(entity reahsm)を主に研究した。今日、対象実在論の意義は十分に評価されているとは言いがたく、実験の役割は軽視されがちである。日本科学哲学会年次大会では、電子などの微視的対象の実在性の根拠は、ある側面においては机など日常的な対象の実在性の根拠と同じものであるということを、対象実在論や発達心理学に依拠しながら論じた。
英文摘要
我々がやりとりしている情報と非人間的な生物情報の間の最も重要な違いは、生物情報の意味が明確な意図を持った主体によって与えられていないことである。それに対し通常の情報の場合は、意味や意義の源は我々人間である。例えば、遺伝情報は4種類の塩基の配列により伝達されると考えられているが、塩基配列に意味を与えているのが意図を持った主体であるとは考えにくい。目的意味論に訴えることで生物情報の意味内容は自然選択によって決定されていると解釈し、上の問題を解決することは原理的には可能である。だがこのとき、情報概念の使用は生物学の研究を遂行する際に本当に役に立っているのかという疑問が生じる。例えば、分子生物学者は遺伝情報を運ぶとされるDNAの因果的なふるまいを明らかにすることに専ら従事しているが、現象の因果系列は情報概念を使わずとも追うことができる。このとき、情報は説明項ではない。情報が説明項たりえないとき、本当に情報概念は生物学に必要なのだろうか。この問題は当初意識されていなかったが、非常に根深いものであると考えた。よって、22年度には生物学における因果的・機械論的説明について研究した。その過程で、科学における因果的説明の役割を考える際には、実験の役割について考察しなければならないと考えるに至った。そのため23年度は、科学における実験の役割を重視する対象実在論(entity reahsm)を主に研究した。今日、対象実在論の意義は十分に評価されているとは言いがたく、実験の役割は軽視されがちである。日本科学哲学会年次大会では、電子などの微視的対象の実在性の根拠は、ある側面においては机など日常的な対象の実在性の根拠と同じものであるということを、対象実在論や発達心理学に依拠しながら論じた。
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自然主義的認識論における「最もあり得る原因への推論」の役割について
论自然主义认识论中“推论最可能原因”的作用
DOI:
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发表时间:
2011
期刊:
影响因子:
--
作者:
[木村理一郎, 小倉賢, 石田知子]
通讯作者:
石田知子
発生生物学における因果的/機械論的説明について
关于发育生物学中的因果/机制解释
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kunihiko Hamagami, et.al., 石田知子]
通讯作者:
石田知子
発生学における位置情報について
关于胚胎学中的位置信息
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[木村理一郎, 小倉賢, 石田知子, 石田知子]
通讯作者:
石田知子
生物学における新しい『全体論』
生物学中的新“整体论”
DOI:
--
发表时间:
2010
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kunihiko Hamagami, et.al., 石田知子]
通讯作者:
石田知子
モード2科学としての社会実験の科学哲学的分析:科学における不知と向き合うために
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批准号:22K19966
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项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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资助金额:$0.5万
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财政年份:2022
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负责人:石田 知子
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依托单位:
海外基金