典型発達児および発達性読み書き障害児における漢字書取の正確性と流暢性に関する研究
典型発達児および発達性読み書き障害児における漢字書取の正確性と流暢性に関する研究
批准号:
15J00394
负责人:
横井 美緒
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2019-03-31
中文摘要
本研究の目的は、漢字1文字単語の書取成績(正答率、反応潜時、書字所要時間)に対する(1)文字属性、(2)言語認知能力、(3)微細運動能力の影響を検討することであった。研究最終年度である2018年度は、昨年度実施した実験を継続してデータ数を増やし、最終的には典型発達児(TD)47名、発達性読み書き障害のある児童(CWD)33名のデータを収集した。解析の結果、以下の3点が明らかになった。(1)漢字書取成績に対する文字属性の影響を群別に検討した結果、TD群は常用度が書取正答率と反応潜時に有意に影響していた一方で、CWD群では常用度に加えて文字の画数が有意に影響することが明らかになった。(2)書取成績に対する認知言語能力の影響を検討した結果、TD児およびCWD児群の双方において、音韻操作能力が書取正答率に有意に影響していた。また、両群間の比較では、CWD群はTD群に比し音韻操作課題および視覚認知課題において有意な低下をみとめた。(3)微細運動能力に関しては、TD群およびCWD群の両群で書取正答率および反応潜時に有意な影響はみられなかった。しかし、書字所要時間と利き手の巧緻性課題成績の間には有意な中等度の相関が認められた。上記の結果より、CWD群の漢字書字習得の困難さの背景には、音韻操作能力だけでなく視覚認知能力も大きく影響している可能性が示唆された。また、微細運動課題成績はTD群とCWD群の間で有意な差はなく、CWD児によくみられるとされる字形の乱れの原因は、文字表象獲得の困難さなど、他の要因が影響していることが考えられた。これらの結果は、論文としてまとめ投稿予定である。
英文摘要
本研究の目的は、漢字1文字単語の書取成績(正答率、反応潜時、書字所要時間)に対する(1)文字属性、(2)言語認知能力、(3)微細運動能力の影響を検討することであった。研究最終年度である2018年度は、昨年度実施した実験を継続してデータ数を増やし、最終的には典型発達児(TD)47名、発達性読み書き障害のある児童(CWD)33名のデータを収集した。解析の結果、以下の3点が明らかになった。(1)漢字書取成績に対する文字属性の影響を群別に検討した結果、TD群は常用度が書取正答率と反応潜時に有意に影響していた一方で、CWD群では常用度に加えて文字の画数が有意に影響することが明らかになった。(2)書取成績に対する認知言語能力の影響を検討した結果、TD児およびCWD児群の双方において、音韻操作能力が書取正答率に有意に影響していた。また、両群間の比較では、CWD群はTD群に比し音韻操作課題および視覚認知課題において有意な低下をみとめた。(3)微細運動能力に関しては、TD群およびCWD群の両群で書取正答率および反応潜時に有意な影響はみられなかった。しかし、書字所要時間と利き手の巧緻性課題成績の間には有意な中等度の相関が認められた。上記の結果より、CWD群の漢字書字習得の困難さの背景には、音韻操作能力だけでなく視覚認知能力も大きく影響している可能性が示唆された。また、微細運動課題成績はTD群とCWD群の間で有意な差はなく、CWD児によくみられるとされる字形の乱れの原因は、文字表象獲得の困難さなど、他の要因が影響していることが考えられた。これらの結果は、論文としてまとめ投稿予定である。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
発達性書字障害の認知神経基盤と障害メカニズムの解明
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批准号:22KJ3151
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$2.58万
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财政年份:2023
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负责人:横井 美緒
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依托单位:
海外基金