中東和平を阻害する聖地問題とその解決策：エルサレムにおける宗教共存の前望的研究

阻碍中东和平的圣地问题及其解决方案：耶路撒冷宗教共存的前瞻性研究

基本信息

批准号：
16J05003
负责人：
山本健介
金额：
$ 1.47万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2016
资助国家：
日本
起止时间：
2016-04-22 至 2018-03-31
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16J05003/
关键词：
エルサレム問題聖地パレスチナ人

项目摘要

今年度は、博士論文の執筆に多くの時間を費やし、それをより精緻化するための学会報告や現地での追加調査などを行った。まず、日本中東学会では、博士論文の2節分をまとめ報告を行った。ヨルダン王政によるエルサレム問題への関わりを軸に、和平交渉なども含む公的政治のレベルを重点的に取り上げた。報告では、ヨルダン以外の中東諸国を専門とした政治研究者からも建設的なコメントを得ることができ、今後の研究の拡がりを考える上でも有意義な報告となった。続く二つの報告では、博士論文の概要を約めた構想発表をベースとして研究発表を行った。両報告では、エルサレムとヘブロンの二聖都を取り上げ、それらの政治状況の異なりを認識しつつも、その共通性をより重点的に論究した。これまでの研究では、そうした類似性が指摘されるに留まっており、本格的な複数事例研究としては分析がなされてこなかった。いずれの報告においても、二つの事例を同時に取り上げ、共通の枠組みのなかで議論する意欲が評価された。その一方で、歴史的な政治活動の発展径路や、エルサレムという存在の重みといった課題もやはり指摘された。これらの報告は、両者の事例間の関係を改めて考え直す契機となり、博士論文の構想報告として実り多きものとなった。また、平成30年2月、3月には、約1ヶ月の間、エルサレムを中心に博士論文の予備調査を実施した。昨年度までの渡航では、文献資料の収集やその解析を優先的に行ってきたが、今回の渡航では、宗教指導者などを中心に、エルサレムの聖地における信仰実践やその社会生活との結びつきなどに関して聞き取り調査を行った。本渡航による調査で得た情報は博士論文の修正に大いに役立ち、次回以降の調査にも繋がる人的ネットワークの拡張にも成功したと思われる。

今年，我花了很多时间写我的博士学位论文，并进行了会议报告和其他当地调查，以进一步完善它。首先，日本中东学会总结了两组博士学位论文。重点是约旦君主制参与耶路撒冷问题，并着重于公共政治水平，包括和平谈判。该报告还提供了专门从事约旦以外中东国家的政治研究人员的建设性评论，这是考虑到未来研究扩展的有意义的报告。在以下两份报告中，研究演讲基于一个概念演示，该概念介绍了博士学位论文的概述。这两个报道都涉及耶路撒冷和希伯伦的两个圣城，在认识到政治情况的差异时，他们集中在他们的共性上。先前的研究仅指出了这种相似性，并且没有作为全尺度多案例研究进行分析。这两种报告的愿意同时解决两个案件并在共同框架中进行讨论，这两项报告都得到了高度评价。另一方面，还指出了诸如历史政治活动发展之路和耶路撒冷存在的重量之类的问题。这些报告是重新考虑这两个案件之间关系的机会，并且作为博士论文的概念报道，富有成果。此外，在2018年2月和2018年3月，对博士学位论文的初步调查主要在耶路撒冷进行了大约一个月。直到去年，我们优先考虑收集和分析文学材料，但是在这次旅行中，我们对宗教领袖和其他人进行了有关耶路撒冷神圣遗址的信仰实践及其与社会生活的联系。从这次旅行进行的调查中获得的信息有助于修改博士学位论文，而且看来它也成功地扩大了可以导致进一步调查的人类网络。