モジュールタンパク質の時空間的インタープレイによるエンハンサー活性化機構の解明
モジュールタンパク質の時空間的インタープレイによるエンハンサー活性化機構の解明
批准号:
22K18411
负责人:
酒井 寿郎
金额:
$16.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-06-30 至 2026-03-31
中文摘要
生活習慣病の予防と病態解明は大きな課題であり、その発症において脂肪細胞の機能破綻によるメカニズムが注目されている。脂肪組織では、過栄養環境では脂肪を蓄える白色脂肪細胞が、寒冷環境では脂肪を燃焼するベージュ脂肪細胞が誘導され、代謝制御に寄与する。細胞種特異的な遺伝子発現は、遺伝子座から離れたエンハンサーの状態によって制御される。エンハンサーの状態はヒストン修飾によって前準備、準備そして活性化状態に分けられる。本研究では、環境を感知し、エンハンサー状態をスイッチさせる分子を同定し、その機能的タンパク質複合体(モジュール)を介した時空間的な細胞運命決定機構を明らかにすることを目的とする。エンハンサーに特徴的なヒストン修飾であるH3K4me1, H3K27acのChIP-seq解析を行い、ゲノムワイドなクロマチン相互作用データ(HiC)を参照し、脂肪細胞に特異的なエンハンサーを同定した。3T3-L1前駆脂肪細胞のデータベースから見出したヒストンメチル化酵素活性(SET)ドメインを有するSETD5に着目し、脂肪細胞分化に及ぼす影響を解析した。ドメイン欠失体の解析から、SETD5はSETドメインを介さずに、エンハンサーの状態を制御し、脂肪細胞分化を抑制することを見出した。SETD5のプロテオミクス解析から、エンハンサー状態を制御する新規モジュール(転写コリプレッサー複合体)を同定した。この転写コリプレッサー複合体は、脂肪細胞特異的遺伝子(PpargとCebpa)のエンハンサーのヒストンアセチル化を抑制することを見出した。転写コリプレッサー複合体形成とエンハンサー状態は、SETD5に存在する特徴的なドメインによって制御されることを明らかにした。
英文摘要
生活習慣病の予防と病態解明は大きな課題であり、その発症において脂肪細胞の機能破綻によるメカニズムが注目されている。脂肪組織では、過栄養環境では脂肪を蓄える白色脂肪細胞が、寒冷環境では脂肪を燃焼するベージュ脂肪細胞が誘導され、代謝制御に寄与する。細胞種特異的な遺伝子発現は、遺伝子座から離れたエンハンサーの状態によって制御される。エンハンサーの状態はヒストン修飾によって前準備、準備そして活性化状態に分けられる。本研究では、環境を感知し、エンハンサー状態をスイッチさせる分子を同定し、その機能的タンパク質複合体(モジュール)を介した時空間的な細胞運命決定機構を明らかにすることを目的とする。エンハンサーに特徴的なヒストン修飾であるH3K4me1, H3K27acのChIP-seq解析を行い、ゲノムワイドなクロマチン相互作用データ(HiC)を参照し、脂肪細胞に特異的なエンハンサーを同定した。3T3-L1前駆脂肪細胞のデータベースから見出したヒストンメチル化酵素活性(SET)ドメインを有するSETD5に着目し、脂肪細胞分化に及ぼす影響を解析した。ドメイン欠失体の解析から、SETD5はSETドメインを介さずに、エンハンサーの状態を制御し、脂肪細胞分化を抑制することを見出した。SETD5のプロテオミクス解析から、エンハンサー状態を制御する新規モジュール(転写コリプレッサー複合体)を同定した。この転写コリプレッサー複合体は、脂肪細胞特異的遺伝子(PpargとCebpa)のエンハンサーのヒストンアセチル化を抑制することを見出した。転写コリプレッサー複合体形成とエンハンサー状態は、SETD5に存在する特徴的なドメインによって制御されることを明らかにした。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
MYPT1-PP1β脱リン酸化酵素複合体によるベージュ化制御機構の解明
阐明 MYPT1-PP1β 去磷酸化酶复合物的 beigization 控制机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[高橋宙大, 楊歌, 米代武司, 伊藤亮, 松村欣宏, 酒井寿郎]
通讯作者:
酒井寿郎
環境ストレス感知機構とエピゲノム機構を介した肥満改善機構
环境应激感知机制和表观基因组机制介导的肥胖改善机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Takamatsu Koki, Tanaka Junichi, Katada Ryogo, Azuma Kotaro, Takakura Ikuko, Aota Keiko, Kamatani Takaaki, Shirota Tatsuo, Inoue Satoshi, Mishima Kenji, 武部貴則, 酒井寿郎]
通讯作者:
酒井寿郎
シグナル感知とヒストン脱メチル化による熱産生・エネルギー消費制御機構
通过信号传感和组蛋白去甲基化控制产热和能量消耗的机制
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[奥住文美, 波田野琢, 服部信孝, 他, 酒井寿郎]
通讯作者:
酒井寿郎
SETD5-NCoR-HDAC3 複合体の時空間ダイナミクスは脂肪細胞分化のエンハンサー活性化を制御する
SETD5-NCoR-HDAC3复合物的时空动力学控制脂肪细胞分化的增强子激活
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[松村欣宏, 伊藤亮, 矢島あゆむ, 山口 玲, 田中十志也, 川村猛, 馬郡健太, 内田あおい, 米代武司, 張吉, 楊超然, 高橋宙大, 稲垣毅, 油谷浩幸, 野出孝一, 酒井寿郎]
通讯作者:
酒井寿郎
脂肪細胞分化におけるグルコース感知センサーであるヒストン脱メチル化酵素KDM3Aの解析
脂肪细胞分化中的葡萄糖传感传感器组蛋白去甲基化酶 KDM3A 的分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[張吉, 松村欣宏, Ariyanto Eko Fuji, 楊超然, 高橋宙大, 伊藤亮, 米代武司, 曽我朋義, 幡野敦, 松本雅紀, 酒井寿郎]
通讯作者:
酒井寿郎
共 19 条
エピゲノム-RNA修飾軸による肥満と生活習慣病の解明
-
批准号:24H00065
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (S)
-
资助金额:$130.71万
-
财政年份:2024
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
シグナル感知エピゲノム酵素による世代を超えた環境適応機構の解明
-
批准号:21H04826
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
-
资助金额:$27.21万
-
财政年份:2021
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
エピゲノム変化に伴う摂食中枢制御と肥満生活習慣病に関する研究
-
批准号:16F16725
-
项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
-
资助金额:$0.7万
-
财政年份:2016
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
生活習慣病発症における環境と栄養を感知するエピゲノム制御機構の解明
-
批准号:16H02658
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
-
资助金额:$29.87万
-
财政年份:2016
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
肥満発症と脂肪細胞分化におけるエピジェネティックスの解明
-
批准号:22249037
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
-
资助金额:$8.57万
-
财政年份:2010
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
リガンドスクリーニングのためのケミカルプロテオミクス手法の開発
-
批准号:19651089
-
项目类别:Grant-in-Aid for Exploratory Research
-
资助金额:$2.18万
-
财政年份:2007
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
アセチルCoA合成酵素遺伝子欠損マウスの肥満抵抗性の分子基盤の解析
-
批准号:18052005
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$3.65万
-
财政年份:2006
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
Wntシグナルと成長期マウスでの脂肪細胞老化との関連
-
批准号:16046208
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$3.71万
-
财政年份:2004
-
负责人:酒井 寿郎
-
依托单位:
海外基金