障害者に対する偏見低減方法の検討‐平等の社会的利益に注目して‐
障害者に対する偏見低減方法の検討‐平等の社会的利益に注目して‐
批准号:
13J03855
负责人:
栗田 季佳
金额:
$0.7万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013 至 --
中文摘要
障害者に対する偏見は未だ社会に存在するが, 共生社会を掲げる我が国では, 障害者の教育, 福祉, 労働等の差別に対して, 平等を目指した介入が行われている(内閣府, 2011)。しかしながら, 実際には, これらの平等的介入がうまくいかないこともあり(例えば, Henessy, 2011 ; 河内, 2006 ; 京極, 2009), 人々が平等に動機づけられるような, 効果的な介入方法について考える必要がある。本研究は, 平等主義的動機の背景に存在すると考えられる, 平等の利益に着目し, どのような平等利益の認識が平等主義的動機を高めるのかを明らかにすることを試みた。本年度は, 平等の利益について探索的に調べることを目的とした。具体的には, 大学生・大学院生を対象に, 平等の実現によってどのような利益が得られるか, (1)自己, (2)マイノリティ, (3)社会全体の3つの対象に分けて自由記述を求める調査を行った。さらに, 自由記述の後, 回答者の平等主義的動機の強さを測り, それぞれの平等利益の認識によって, 平等主義的動機が高まるかを調べた。平等の利益に関する自由記述を3名によるKJ法で分類した結果, どの対象に対しても, 総じて感情のような心理的側面(ソフト)への言及と生活や経済のような物理的側面(ハード)に関する言及が得られた。また, それぞれの対象における平等利益を認識することによって, 平等主義的動機に影響が見られるか否かを調べた結果, マイノリティにもたらす平等利益について言及した回答者が最も平等主義的動機が高いことがわかった。このことは, マジョリティの人々にマイノリティの視点に立つことを促すと, マイノリティへの偏見が低減するという結果(e.g., Batson et al., 1997 ; Galinsky & Moskowitz, 2000)と一致する。注目すべきは, 自己にもたらす平等利益を認識させたとしても, 平等主義的動機が向上しないという点である。平等政策はマジョリティにとって利点がないため支持されないという報告もあるが(Lowery et al., 2006), 逆にマジョリティの利点だけを提示したとしても支持されない可能性が本結果から示唆される。
英文摘要
障害者に対する偏見は未だ社会に存在するが, 共生社会を掲げる我が国では, 障害者の教育, 福祉, 労働等の差別に対して, 平等を目指した介入が行われている(内閣府, 2011)。しかしながら, 実際には, これらの平等的介入がうまくいかないこともあり(例えば, Henessy, 2011 ; 河内, 2006 ; 京極, 2009), 人々が平等に動機づけられるような, 効果的な介入方法について考える必要がある。本研究は, 平等主義的動機の背景に存在すると考えられる, 平等の利益に着目し, どのような平等利益の認識が平等主義的動機を高めるのかを明らかにすることを試みた。本年度は, 平等の利益について探索的に調べることを目的とした。具体的には, 大学生・大学院生を対象に, 平等の実現によってどのような利益が得られるか, (1)自己, (2)マイノリティ, (3)社会全体の3つの対象に分けて自由記述を求める調査を行った。さらに, 自由記述の後, 回答者の平等主義的動機の強さを測り, それぞれの平等利益の認識によって, 平等主義的動機が高まるかを調べた。平等の利益に関する自由記述を3名によるKJ法で分類した結果, どの対象に対しても, 総じて感情のような心理的側面(ソフト)への言及と生活や経済のような物理的側面(ハード)に関する言及が得られた。また, それぞれの対象における平等利益を認識することによって, 平等主義的動機に影響が見られるか否かを調べた結果, マイノリティにもたらす平等利益について言及した回答者が最も平等主義的動機が高いことがわかった。このことは, マジョリティの人々にマイノリティの視点に立つことを促すと, マイノリティへの偏見が低減するという結果(e.g., Batson et al., 1997 ; Galinsky & Moskowitz, 2000)と一致する。注目すべきは, 自己にもたらす平等利益を認識させたとしても, 平等主義的動機が向上しないという点である。平等政策はマジョリティにとって利点がないため支持されないという報告もあるが(Lowery et al., 2006), 逆にマジョリティの利点だけを提示したとしても支持されない可能性が本結果から示唆される。
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学習を促進する建築デザインの研究 主観評価と認知課題成績の関係
促进学习的建筑设计研究:主观评价与认知任务绩效的关系
DOI:
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发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永田俊次郎, 小門憲太, 佐田和己, 石川敦雄・杉本匡史・栗田季佳・西田恵・坂口武司・鍋谷めぐみ・楠見孝]
通讯作者:
石川敦雄・杉本匡史・栗田季佳・西田恵・坂口武司・鍋谷めぐみ・楠見孝
障害者に対する潜在的態度の研究動向と展望.
对残疾人的潜在态度的研究趋势和展望。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
教育心理学研究
影响因子:
--
作者:
[Yoshimoto, S., Hisato, I., Kashino, M., Takeuchi, T., Kenji Takada, 栗田季佳・楠見 孝]
通讯作者:
栗田季佳・楠見 孝
APA心理学大辞典(Vandenbos, G. R. (2007). APA Dictionary of Psychology, American Psychological Association)
APA 心理学词典(Vandenbos, G. R. (2007)。APA 心理学词典,美国心理学会)
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yoshimoto, S., Takeuchi, T., 繁桝算男・四本裕子(監訳)栗田季佳(分担訳)]
通讯作者:
繁桝算男・四本裕子(監訳)栗田季佳(分担訳)
Implicit Association Testを用いた学習動機の測定―専攻および天井の高さとの関連―
使用内隐联想测试衡量学习动机 - 与专业和上限高度的关系 -
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kazuki Obashi, Shigeo Okabe, 栗田季佳・楠見孝・杉本匡史・石川敦雄・坂口武司・鍋谷めぐみ・西田恵・高橋祐樹]
通讯作者:
栗田季佳・楠見孝・杉本匡史・石川敦雄・坂口武司・鍋谷めぐみ・西田恵・高橋祐樹
障害者に対する態度の構造と偏見低減方法.
对残疾人的态度结构和减少偏见的方法。
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Liu Q, Jung J, Somiya M, Iijima M, Yoshimoto N, Niimi T, Maturana AD, Shin SH, Jeong SY, Choi EK, Kuroda S, 栗田季佳]
通讯作者:
栗田季佳
重症心身障害児者施設における訪問アドボカシーの実践と差別と向き合うプロセスの解明
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批准号:23K02888
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2023
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负责人:栗田 季佳
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依托单位:
障害のある子どもに対する保護者等の付き添いの実態と差別
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批准号:18K13296
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2018
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负责人:栗田 季佳
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依托单位:
障害者に対する潜在的態度による偏見の低減に向けた教育的介入
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批准号:10J04596
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.34万
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财政年份:2010
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负责人:栗田 季佳
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依托单位:
海外基金