伝統発酵に由来する乳酸菌と酵母の細胞接着とその生物学的意義
伝統発酵に由来する乳酸菌と酵母の細胞接着とその生物学的意義
批准号:
13J00712
负责人:
平山 悟
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
伝統発酵食品の福山酢由来の乳酸菌Lactobacillus plantarum ML11-11は、出芽酵母と共存すると細胞間接着により顕著な複合バイオフィルム(BF)形成や共凝集性を示す。これらの現象にはML11-11細胞表層レクチン様タンパク質と酵母細胞表層マンナンが関与することをこれまでに明らかにしてきた。本研究では、酵母接着性乳酸菌ML11-11のタンパク質因子の同定を目的とし、ML11-11の野生株と酵母への接着能を失った変異株を比較解析した。細胞表層電位を測定したところ、変異株では負電荷が顕著に増大していた。変異株では細胞表層タンパク質量が少なく、負電荷を持つテイコ酸が露出することが原因と推察された。一方表層タンパク質の抽出に関しては、昨年度はLiCl抽出を行ったが、LiCl処理細胞の共凝集性を精査した結果、酵母との接着活性が保持されていたことから、本処理は目的タンパク質の抽出に適さないことが判明した。そこで新たにSDSによる抽出を試みた。抽出画分のSDS-PAGEにて野生株と変異株で差異の見られた複数のバンドを質量分析した結果、多種類の細胞内タンパク質が同定された。以上より、ML11-11においては、細胞内タンパク質が何らかの機構で細胞表層にtranslocateされ、酵母との接着に関与していることが示唆された。また、清酒酵母協会7号及びその泡無し変異株701号を用いて、ML11-11との相互作用を検討した結果、7号はML11-11との共凝集性や複合BF形成性が701号に比べ有意に低いことが判明した。この原因は7号の細胞表層AWA1タンパク質がマンナンとML11-11レクチン様タンパク質の接着を阻害するためと考えられた。これらの酵母接着性乳酸菌の表層タンパク質に関する知見は、乳酸菌と酵母の細胞接着機構の解明や、複合BFの産業利用の観点から重要な成果と評価できる。
英文摘要
伝統発酵食品の福山酢由来の乳酸菌Lactobacillus plantarum ML11-11は、出芽酵母と共存すると細胞間接着により顕著な複合バイオフィルム(BF)形成や共凝集性を示す。これらの現象にはML11-11細胞表層レクチン様タンパク質と酵母細胞表層マンナンが関与することをこれまでに明らかにしてきた。本研究では、酵母接着性乳酸菌ML11-11のタンパク質因子の同定を目的とし、ML11-11の野生株と酵母への接着能を失った変異株を比較解析した。細胞表層電位を測定したところ、変異株では負電荷が顕著に増大していた。変異株では細胞表層タンパク質量が少なく、負電荷を持つテイコ酸が露出することが原因と推察された。一方表層タンパク質の抽出に関しては、昨年度はLiCl抽出を行ったが、LiCl処理細胞の共凝集性を精査した結果、酵母との接着活性が保持されていたことから、本処理は目的タンパク質の抽出に適さないことが判明した。そこで新たにSDSによる抽出を試みた。抽出画分のSDS-PAGEにて野生株と変異株で差異の見られた複数のバンドを質量分析した結果、多種類の細胞内タンパク質が同定された。以上より、ML11-11においては、細胞内タンパク質が何らかの機構で細胞表層にtranslocateされ、酵母との接着に関与していることが示唆された。また、清酒酵母協会7号及びその泡無し変異株701号を用いて、ML11-11との相互作用を検討した結果、7号はML11-11との共凝集性や複合BF形成性が701号に比べ有意に低いことが判明した。この原因は7号の細胞表層AWA1タンパク質がマンナンとML11-11レクチン様タンパク質の接着を阻害するためと考えられた。これらの酵母接着性乳酸菌の表層タンパク質に関する知見は、乳酸菌と酵母の細胞接着機構の解明や、複合BFの産業利用の観点から重要な成果と評価できる。
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微生物の共存・共生と伝統的発酵
微生物与传统发酵的共存/共生
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
日本醸造協会誌
影响因子:
--
作者:
[古川壮一, 平山悟, 森永康]
通讯作者:
森永康
酵母との複合バイオフィルム形成能を有する乳酸菌のゲノムシーケンス及びポストゲノム解析
能够与酵母形成复杂生物膜的乳酸菌的基因组序列和基因组后分析
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[平山悟, 古川壮一, 森永康]
通讯作者:
森永康
DOI:
10.1016/j.jbiosc.2014.10.007
发表时间:
2015-05-01
期刊:
JOURNAL OF BIOSCIENCE AND BIOENGINEERING
影响因子:
2.8
作者:
[Hirayama, Satoru, Shimizu, Masashi, Morinaga, Yasushi]
通讯作者:
Morinaga, Yasushi
酵母接着性乳酸菌Lactobacillus plantarum ML11-11の細胞表層因子の解析
酵母粘附性乳酸菌植物乳杆菌ML11-11细胞表面因子分析
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[平山悟, 古川壮一, 荻原淳, 安井雅人, 森永康]
通讯作者:
森永康
Leuconostoc属乳酸菌と出芽酵母の複合バイオフィルム形成と共凝集
明串珠菌乳酸菌和酿酒酵母的复杂生物膜形成和共聚集
DOI:
--
发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[山岸明日香, 平山悟, 古川壮一, 森永康]
通讯作者:
森永康
共 8 条
iTRAQ-MS/MS解析を基盤とする新規肺炎球菌ワクチンの開発研究
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批准号:22K09923
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2022
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负责人:平山 悟
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依托单位:
国内基金
海外基金
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基于体内外消化模型的酵母蛋白营养价值评价及对大鼠肌肉蛋白质周转的影响研究
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批准号:JCZRLH202600911
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
机器学习驱动黄酮4'-O-甲基转移酶底物偏好性重塑强化酿酒酵母合成香叶木素
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批准号:2026JJ60152
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:刘娟
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依托单位:
酵母浸粉营养组分对大肠杆菌高密度培养的影响及作用机制研究
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批准号:JCZRLH202600793
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
富含酵母细胞壁的新型微生物制剂对茄科作物枯萎病的生防机制研究
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批准号:JCZRLH202601165
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
新型酵母蛋白复合物开发及其替代鱼粉的效果评价
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批准号:JCZRLH202601225
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项目类别:省市级项目
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资助金额:--
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
酵母蛋白精准酶解制备功能性多肽的研究
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批准号:JCZRLH202601312
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
白酒酿造副产物黄水利用:产角鲨烯酵母的构建及抗炎作用研究
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批准号:JCZRLH202600050
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
酵母脂质组成成分研究
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批准号:JCZRLH202601176
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位:
油茶粕协同发酵中酿酒酵母与植物乳杆菌的互作机制及代谢协同效应研究
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批准号:2026JJ80324
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:鄢凌
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依托单位:
基于酵母甾醇降低鸡蛋胆固醇含量的机理研究
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批准号:JCZRLH202600873
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项目类别:省市级项目
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批准年份:2026
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负责人:
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依托单位: